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だいせんホワイトリゾートの口コミ・評判・感想

大山スキー場

■だいせんホワイトリゾート(鳥取県大山町)

鳥取県米子市の東南、大山町にある大規模スキー場。中国地方の名峰大山の山裾に位置します。豪円山、中の原、上の原、国際の4つのエリアで構成されていて、総面積は61ヘクタール。中国地方以西のスノボ/スキー場としては大規模です。標高も比較的高く、豊富な積雪量と多彩なコースで知られています。かつては「大山スキー場」という総称でしたが、現在は「だいせんホワイトリゾート」という名称になりました。

開設は1956年で、中の原にリフトが設置されたのが最初です。その後、1960年に上の原、豪円山が開かれました。大山国際スキー場は大山国体にあわせて開発され、1970年に完成、1972年に国体が開かれました。

運営は永らく各スキー場で分かれていましたが、2010年に大山国際スキー場を運営していた日本交通が、周囲のスキー場から経営権を取得しました。名称が「だいせんホワイトリゾート」になったのもこのときです。現在は、日本交通グループの二つの会社が運営を分担しています。株式会社だいせんリゾートが豪円山、中の原、上の原の各ゲレンデを運営し、鳥取砂丘大山観光株式会社が国際エリアを運営しています。

アクセスは米子自動車道米子インターから14kmです。

だいせんホワイトリゾートスキー場の口コミ・評判・感想まとめ

  • コースにバリエーションあり、初心者から上級者まで楽しめる。
  • ゲレンデは広くて開放感たっぷり。
  • 豪円山エリアは緩斜面で幅広。子連れファミリーには最適。
  • 豪円山は初心者ボーダーがゲレンデに座り込んでいる。ただし、コースは広いので邪魔とまではいえない。
  • 中の原エリアは幅が広く、斜面も適度で中級者向け。
  • 国際エリアは、国体が行なわれるために開かれたスキー場。チャンピオンコースは上級者向けの急斜面。
  • 国際エリアの頂上からは、日本海の眺めが最高。
  • リフト待ちは週末でも少ない。
  • ゲレンデ内の徒歩移動が多く疲れる。
  • 上の原ゲレンデから国際スキー場へのアクセスが悪い。100メートル以上歩かされる。
  • 国際エリアへは行きは良いが、帰りが大変。
  • 標高が高く、気温も低いので雪質が素晴らしい。パウダースノーが楽しめる。
  • レストランのメニューが豊富。地元食材でおいしい。
  • 食事はロッジ大山がおすすめ。
  • 国際ゲレンデはレストランがロッジ大山しかなく、週末の食事時はすごい混雑。
  • ロッジ大山の2階で売っているおにぎりが実は美味しい。
  • 高速から近く、アクセスしやすい。
  • 溝口インターからは、雪が降るとスタックすることがある。米子インターから行くべし。
  • 駐車場が満車になるのが早い。遠い駐車場からゲレンデまでは行くのが大変。
  • 駐車場からゲレンデにまで遠くて不便。
  • 駐車場が少ないので遅めに着くと、離れた槙原駐車場からシャトルバスで移動となる。
  • シャトルバスも200円かかる。
  • 近くに「豪円湯院」という温泉施設があり、帰りに利用できる。

だいせんホワイトリゾートスキー場のゲレンデ概要

総面積:61ha
コース数:9
最大標高/最低標高:1039m/743m
標高差:296m
最長滑走距離:1600m
最大斜度:30度
リフト・ゴンドラ数:16本
レベル割合:初級20%、中級70%、上級10%

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だいせんホワイトリゾートスキー場の口コミ・評判・感想

西日本最高水準の本格的スノボ/スキー場」。だいせんホワイトリゾートを一言で表現するとこうなるでしょうか。61ヘクタールの面積に16本のリフトを装備。大山山麓特有の雪質の高さも相まって、関西・中国・四国・九州から多くのスノーボーダー/スキーヤーを集めています。

コースは9つで、国際エリア以外ではロングコースには乏しいです。しかし、昭和中期に開発されたスキー場だけあって、ゲレンデの幅は広く滑りやすいのが特徴。豪円山は緩斜面のファミリーゲレンデとして人気で「子供の練習に向いているし、上達したら、上の中の原エリアへランクアップできるのもいい」という感想が寄せられています。

全体的に中級者向け斜面が多く、上級者向けのコースは山の上部に、初級者向けのコースはベース付近に広がっています。その点で、「初心者から上級者まで、バランス良く楽しめる」と評判です。「1000メートルを超えるロングコースは国際エリアにしかないが、各エリアに多様性があっていい」という口コミもありました。

国際エリアのチャンピオンコースは国体で使われただけあって、滑りごたえあり。また、「国際エリア山頂から望める日本海の景色が美しくて忘れられない」という感動的なレビューもありました。

一方で、評判が悪いのがエリア間の接続。とくに、国際エリアと上の原の接続は悪く、「100メートルは歩かされ、ボーダーにはとくにつらい。特に国際から上の原への移動が地獄」という感想が。基本的には豪円山方面にクルマを停めて滑るので、「体力を消耗した帰りに、あの移動は地獄」という口コミもありました。

この問題は、そもそも国際エリアが、大山国際スキー場として上の原とは別企業によって開発されたという事情に端を発します。しかし、現在では運営が統一されましたので、解消は可能にも思えます。実際、国際エリア下部から上の原エリア上部にリフトを掛ければ解消できそうですが、大山国立公園内ということもあり、新規リフトの設置は難しいのかもしれません。「国際エリアは滑りごたえがあり、素晴らしいコースだと思うが、帰りの歩行のシンドサをなんとかしてほしい」とはスノーボーダーの切実な声です。

だいせんホワイトリゾートのスノーパークは国際エリアにあり、ワンメイク、ウェーブ、レール、ボックスなどが揃っています。「大山はパークは管理もしっかりしている。西日本エリアでこれだけパークが充実しているスノボ/スキー場はなかなかない。その点でとっても貴重」という感想が寄せられています。

休憩施設は各エリアにロッジやスキーセンターが設けられています。人気は国際エリアにある「ロッジ大山」です。1階にあるレストランでは、地元大山町産のコシヒカリを使用した料理も食べられます。ロッジ大山の名物は、地元の食材を使った親子丼や豚丼など。「メニュー豊富で食事はおいしい」という声も多く評判はいいのですが、「週末は混雑して大行列になる」という口コミも。「ピーク時に食事をするなら豪円山ロッジのほうが空いている」との情報も寄せられています。

スキー場までのアクセスはクルマが基本ですが、「駐車場からゲレンデまで遠い」のでご注意を。また、「ゲレンデに近い駐車場は週末はすぐ満車になる。遠い無料駐車場からはシャトルバスがあるが、バスにお金を取られる」ということで、駐車場に関して評判がいいとはいえません。

南から米子自動車道で来る場合、米子インターよりも溝口インターのほうが近いです。しかし、溝口インターから大山までの道には急斜面があり、スタックしやすいので、降雪時は要注意。「米子インターからのほうが安全」という感想も寄せられています。

公共交通の場合は、JR米子駅からバスがありますが、あまり便利とはいえません。大都市からのツアーバスを利用した方がいいでしょう。

だいせんホワイトリゾートスキー場のまとめ

だいせんホワイトリゾートスキー場(旧大山スキー場)は、コースのバリエーションやゲレンデの広さ、雪質、景色などで、評価の高いスキー場です。総合的なスノボ/スキー場のクオリティとしては西日本随一といっていいでしょう。

パークの手入れも良く、ボーダーにも評価が高いといえます。また、ゲレンデやリフトも全体的に空いていて、混雑によるストレスが小さいスノボ/スキー場といえるでしょう。

一方で、国際エリアと他エリアの接続の悪さは大きなウィークポイント。また、駐車場からリフトまでが遠いことや、駐車場のキャパシティが小さいことも残念な点です。

総合すると、多少の欠点はあるものの、西日本で貴重な本格的スキー場が、だいせんホワイトリゾートスキー場、という結論になるでしょう。

※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。

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