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グランスノー奥伊吹スキー場の口コミ・評判・感想

奥伊吹スキー場

■グランスノー奥伊吹(滋賀県米原市)

伊吹山から約20km北、岐阜県と滋賀県の県境付近にあるスキー場。関西地方では積雪の多いエリアに位置します。琵琶湖近辺のスキー場としては、豊富な積雪量と多彩なコースを持つゲレンデとして知られています。

吹田インターから約2時間ほどで着くことができます。京阪神エリアからのスノーボーダー/スキーヤーにとってはハチ高原エリアに次いで、利便性が高く規模も大きなスキー場といえるでしょう。

開設は1970年。高度経済成長期に建設された老舗スキー場です。かつては国設奥伊吹スキー場と呼ばれていました。運営は民間で、奥伊吹観光株式会社と奥伊吹森林レクレーション株式会社が担っています。2020年に「グランスノー奥伊吹」と名称変更しています。

グランスノー奥伊吹の口コミ・評判・感想まとめ

  • 関西エリアのスキー場としては規模が大きい。コース数も多く変化にも富んでいる。
  • 晴天時は山頂から琵琶湖と日本海が見える。
  • 雪質も良く滑りやすい。
  • 上部ゲレンデの雪質はなかなか。下部は2月中旬以降はガリガリかゆるめ。
  • 山頂のブナ林ゲレンデは雪質がいいが、やってないことが多い。
  • 初級、中級、上級コースのバランスがよい。
  • コースは物足りない。
  • コブコースが魅力。チャンピオンコースは、関西エリアでは最大のコブ斜面。
  • 谷間のコースが多く、コース幅が狭く混雑が激しい。
  • ゲレンデ上部は比較的空いてる。下部はとても混んでいた。
  • 週末は朝9時でもリフト券購入に行列。早めに行った方がいい。
  • パークのクオリティーはまずまず。
  • リフトが遅い。リフト間の乗り継ぎも悪く、次のリフトへ登り坂が多い。
  • 2019シーズンに第3クワッドが高速化。
  • 関西のゲレンデにしてはボーダーが比較的少ない。でも、座り込みは多い。
  • 食堂が少ないし、混んでいる。けれど美味しかった。
  • レストハウスのごまラーメンはリーズナブルで旨い。
  • 施設は古い。しかしトイレはきれい。
  • 大阪や京都から近い。ただし高速から遠い。
  • アクセスは細い雪道が続く。

グランスノー奥伊吹のゲレンデ概要

総面積:60ha
コース数:12
最大標高/最低標高:1250m/700m
標高差:550m
最長滑走距離:2500m
最大斜度:46度
リフト・ゴンドラ数:9本
レベル割合:初級30%、中級40%、上級30%

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グランスノー奥伊吹の口コミ・評判・感想

降雪に恵まれた琵琶湖エリアの人気ゲレンデ」。グランスノー奥伊吹スキー場を一言で表現するとこうなるでしょうか。伊吹山から連なる山系に位置し、最高標高は1250mと高め。そのため降雪量が近畿エリアにしては多くなっています。内陸に位置するため雪質もまずまず。ゲレンデ面積も近畿エリアとしては広く、コースも長め。信州や奥美濃のスキー場と比べると見劣りはするものの、京阪神近くでこれだけの条件に恵まれたスノボ/スキー場は珍しく、それがグランスノー奥伊吹の人気を高めています。スキー場運営会社の経営努力もあって、近年はエリア随一の人気スキー場となりました。

グランスノー奥伊吹の長所としては、まずアクセスの良さを挙げる人が多数。「大阪や京都からなら、とても近いし気軽に来られる」という口コミは数多く寄せられています。いっぽう、「兵庫からならハチ高原やハチ北のほうが近いし、規模も大きい」というコメントもあり、奥伊吹のメインユーザーは京阪間のスキーヤー/スノーボーダーのようです。

ゲレンデの規模の大きさも評価するコメント多し。「関西エリアの中ではコースが豊富。適度な中斜面のロングコースもある」と滑走感に対する満足度が高い様子。「コブの急斜面が楽しい」と上級者向けコースの評判も良いようです。

ただ、「コースは今ひとつで物足りない」という意見もあります。ゲレンデ面積60haは中規模サイズで、「規模の割に多彩なコース構成を持つが、信州や奥美濃と比べると、やっぱり単調」という意見が総括になりそうです。

グランスノー奥伊吹の問題は混雑。「近畿エリアだから仕方ないが、とにかく混む」という感想を抱く人は多いようです。谷あいのコースが主で、全体的にコース幅が狭いことも難点。「特に下部コースは初心者から上級者まで同じコースを滑るので、接触しないかと気を使う」というレビューもありました。

一番人気は「天狗岩コース」で、晴れた日には琵琶湖も望める名物コースですが、「休日はほとんど障害物競走といえる混雑」という不満も聞こえてきます。

国設スキー場の伝統からか、施設に関しては古い、という口コミが多かったですが、近年は設備投資を積極化。施設のリニューアルが続いています。人工降雪機、自動改札システム、トンネル付き動く歩道など、次々と設備を改善しています。

2014年には複合施設「センターハウス」がオープン。これまでの奥伊吹の「昭和的」なイメージを一新しました。「エスカレーターが設置されていて、ゲレンデまでの移動がラクになった」という感想も。

リフトについても、2019年シーズンに第3クワッドリフトを架け替えて高速化。日本最速となる秒速5mの速さで、​これまでの乗車時間は6分から約2分半に短縮となりました。

奥伊吹スキー場
画像:奥伊吹スキー場プレスリリース(ページ上も)

食事に関しては、これまでレストハウスと第1ロッジしかなく、「週末はかなり混んで、椅子を見つけるのに一苦労」という苦情もありました。これもセンターハウスに450席のフードコートができたことで、だいぶ緩和された模様。

また、「第1ロッジは空いている。混んでいるときは狙い目」との口コミもあります。この第1ロッジは昭和的な雰囲気が残り「レトロ感がいい」というファンもいます。

ゲレ食は「全体的に美味しい」との感想が多く届いています。名物はレストハウスと第1ロッジの「ごまラーメン」。「滑走後に食べると無茶無茶旨い。クセになる」「濃い味が疲れた体にしみる」というコメントは数多し。奥伊吹に行ったら「ごまラーメン」で決まりのようです。

アクセスは北陸自動車道米原インターから30km、約30分。名神高速の関ヶ原インターからなら35km、40分ほどです。「京阪神から近い」とはいうものの、高速インターからは近くありません。

高速を降りてからのアクセス道路はそれほどの難路ではありませんが、「奥伊吹」というだけあって、かなり山奥にあります。「除雪はされているが、細い雪道が続く。特に降雪時は注意が必要」という情報も寄せられており、ノーマルタイヤはNGです。

鉄道アクセスは、東海道新幹線米原駅と、東海道本線近江長岡駅から週末に限りシャトルバスがあります。新幹線や新快速+バスで行けるので、大阪方面からは日帰りがラクになりました。ただ、利用できるバスの本数は少ないので、ご注意ください。

グランスノー奥伊吹のまとめ

グランスノー奥伊吹スキー場は、琵琶湖エリアではびわ湖バレイと並ぶ人気のゲレンデです。アクセス性ではびわ湖バレイに一歩譲りますが、ゲレンデの広さやコースのバリエーションでは奥伊吹に分があります。また雪の質量ともに優れているのもストロングポイントです。

キッズパークやコブ斜面も備えていて、ファミリーから上級者まで幅広く対応する懐の広さも奥伊吹の特徴。そのかわりというわけではないですが、滑るのがイヤになるほど混雑することもあります。また、最近は改善してきましたが、施設の古さを感じさせる部分もあります。

駐車場からベースまで動く歩道「アルカンデ」を設置したり、リフト券の午後券が11時半から使えたり、ゲレ食の価格がお手ごろだったり、利用者への配慮が行き届いた運営方針もうかがえます。一部のリフトの遅さと全体的な混雑を除けば、苦情の少ないスノボ/スキー場かもしれません。

総合すると、関西エリアからの日帰りスノボ/スキー場としては高い価値を持つゲレンデといえます。ただし、関西エリアだから評価されているゲレンデに過ぎない、といえなくもありません。

※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。

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