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グローブの基礎知識と選び方

スキーヤー

スキーでもスノボでも、雪山を楽しむ場合にグローブは必需品です。グローブはたんに寒いから着用するのではなく、手を怪我から予防するという役割もあります。

グローブの値段はさまざまです。1,000円以下で購入できる格安品から、1万円以上する高額品まであり、「何が違うの?」「どういう基準で選んだらいいの?」「サイズは?」と迷ってらっしゃる方も多いでしょう。ここでは、そんな方のために、スキー/スノボのグローブの選び方をお教えします。

なお、スキーとスノボでは、グローブの種類が違いますが、選び方自体は同じです。

グローブの構造

スキー、スノボのグローブを選ぶには、まずはその構造を知っておく必要があります。雪山用のグローブは、一番外側のシェル、フィルム、インナーの3つの構造に分けることができます。

シェル

一番外側のシェルは、を用いるのが基本です。革には保温力がありますし、強度もあり、安全性が高くなっています。シェルに布類や合皮を使っているグローブもありますが、安全性を考えるなら革がいいでしょう。スキー用のグローブは、握る部分に「アテ」がしてあります。

フィルム

フィルムはシェルとインナーの間に挟まれているもので、防風と防水の役割を担います。フィルムがないとシェルの縫い目の隙間から、冷たい風が入ってきます。防水性能はどのフィルムでも有していますが、さらにゴアテックスなどの透湿素材を使用すると、風や水は通さないのに水蒸気は通し、手が蒸れにくくなります。高いグローブは防水・透湿フィルムを使い、普通のグローブは防水フィルムを使い、安いグローブはフィルムそのものがなかったりします。

インナー(ライナー)

インナー(ライナー)は、グローブの内側の素材のことで、手の皮膚と直接触れあう部分です。インナーはポリエステルなどの化繊が主流で、起毛になっていたり、フリース状になっていることもあります。起毛やフリース部分に空気が貯められ断熱効果を持ちます。起毛部分がよりふわふわになると、付け心地は快適になりますが、指は曲げにくくなります。そのため、指先部分だけ曲げやすい素材を使っているものもあります。

レイヤータイプ

洗いやすいようにインナーが取り外せるものもあります。こうした取り外し可能なグローブを「レイヤータイプ」といいます。また、そもそもインナーのついていないグローブもあります。インナーのないグローブは、別途「インナーグローブ」を購入します。インナーが別になっていると、洗いやすいというメリットがあります。

グローブの価格の違いは?

上記をお読みいただければ、ある程度わかると思いますが、高いグローブは「防水透湿素材を使っていて、丈夫で、曲げやすい」という特徴があります。さらに、インナーに「抗菌機能」を備えたものや、「ヒートテクノロジー」といった吸湿発熱性素材を使用しているものもあります。吸湿発熱性素材は、ブレサーモやヒートテックがよく知られていますが、グローブ内の湿度により発熱し、インナー内部を暖かくするものです。

一方で、安いグローブはシェルが布製や合皮などで、フィルムはなく、インナーはポリエステルでごわごわしたりします。こういうグローブは寒いですし、蒸れます。

当然、付け心地は高いもののほうが良いです。ただ、難しいことに、3,000円〜7,000円くらいのボリュームゾーンの価格帯のグローブは、必ずしも値段と性能が比例していません。7,000円のグローブが3,000円のグローブより必ず性能がいいかと言えばそうでもないのです。

はっきりと価格差が出るのが、シェルが「皮」か否かと、フィルムに「防水・透湿素材」を使っているかどうか、という点です。インナー・ライナーでの「吸湿発熱性素材」をPRしている商品も多いですが、これについては、性能と価格差が比例するとは限らないので、あまり気にしなくてもいいでしょう。

どういう基準で選べばいいのか

高いグローブのほうが性能はいいに決まっていますが、1万円以上したりすることもあります。正直なところ、グローブに1万円も出せない、という人も多いでしょう。一般的には、数千円で売られているグローブを買う人が多いと思います。そういう場合、どういう基準で選んだらいいのでしょうか。

まず、安全を第一に考えるなら、アウターは本革がいいでしょう。ただ、本革のグローブだと安くても1万円近くになりますので、お値段を考えると、皮はやめて、強度のある機能素材を選ぶという手もあります。

インナーが取り外せるかも大きなポイントです。インナーが外せるレイヤータイプは、洗濯しやすいというメリットがあります。とはいえ、合成素材の安いグローブなら、アウターも含めて丸ごと選択することも可能ですので、その場合はレイヤー構造を買う必要はない、ともいえます。

寒さについては、本州のスキー場でゲレンデを滑るだけなら、それほど心配しなくてもいいでしょう。しかし、北海道のスキー場の場合、薄いグローブだと手が冷たくなって仕方がないので、ある程度高くても、保温機能の高いものを選ぶことをオススメします。

スキーグローブとスノボグローブの違いは?

スキーグローブとスノボグローブの違いは、ストックの握りやすさです。スキーはストックを持つことを前提としていますので、ストックを持ちやすく、また持つ部分が痛みにくくなるようにしっかりと手のひら部分が補強されています。

スノボではストックを持ちませんので、そうした補強材はありません。また、スノボグローブでは五本指になっていないものもあります。

ですので、スキーグローブでスノボをすることはできますが、スノボグローブでスキーをすることはできないこともあります。

グローブのおすすめブランド

スキー、スノボのグローブにはたくさんのブランドがあります。デサントロイシュミズノサロモンバートンあたりが人気メーカーです。

これらのメーカーなら、どれを買っても相応の品質はあるでしょう。

グローブの場合、ノーブランド品を買う人も多いのですが、それでも滑ることには差し支えがありません。ただ、品質表示をよく見て、性能と値段が見合っているかを確認しましょう。

グローブのサイズ

スキー、スノボのグローブのサイズは、メーカーによって多少異なります。

日本手袋工業組合基準では、手囲いでサイズを決めています。手囲いとは、生命線の始点(親指の第一関節とほぼ同じ位置)から、小指の付け根から手首までの下3分の2くらいの位置までをメジャーで測った場合の長さです。

日本手袋工業組合基準では、メンズの場合は、手囲いSSが20㎝以下、Sが21〜22㎝、Mが23〜24㎝、Lが25㎝以上です。レディースは、手囲いがMが19㎝〜20㎝、Lが21〜22㎝です。

ただ、日本手袋工業組合基準と関係のないサイズ決めをしている会社も多いので、実際に手にはめてみたほうがいいでしょう。

実際に購入するときは試着したほうがいいですが、あまり気にしないで買う人も多いです。店頭で試着して、楽天やアマゾンで購入すると、少し安く買えます。

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