猪苗代スキー場の口コミ・評判・感想
■猪苗代(福島県耶麻郡猪苗代町)
猪苗代湖に面した眺望のいいスキー場。猪苗代・磐梯エリアを代表する老舗スキー場としても知られています。
開設は1948年。現在の中央エリアが県営猪苗代スキー場としてスタートしました。1959年に昭和観光開発株式会社によりリフト2基が整備され、1961年に国設猪苗代スキー場に指定されます。その後、1971年に町営リフト(町営エリア)も営業開始し、1993年にはミネロエリアもオープンしました。
運営は、中央エリアを昭和観光開発が、町営エリアを猪苗代町振興公社が、ミネロエリアを新菱冷熱工業株式会社が担ってきました。2006年に昭和観光開発と猪苗代町振興公社がジェイ・マウンテンズ・グループに譲渡され、新たに設立された福島スノーアライアンス株式会社の運営になりました。
さらに2010年に株式会社マックアースに譲渡され、株式会社マックアースリゾート福島の運営と変わります。残されたミネロエリアを運営する新菱冷熱工業も、2011年にマックアースリゾート福島にゲレンデを譲渡。これにより2012年シーズンより、3つに分かれていた猪苗代スキー場の経営がマックアースに統合されました。
統合後、ミネロ独自のサービスなどはなくなりましたが、リフト券は完全に統一されています。
さらに、2020年10月にマックアースがマックアースリゾートの株を株式会社IS ホールディングスに譲渡。これにより、猪苗代スキー場はISホールディングスの傘下となりました。
アクセスは磐越道猪苗代磐梯高原インターから8km、約15分。JR磐越西線猪苗代駅からバス20分です。猪苗代・磐越エリアのなかでは、交通至便なスキー場といえます。
猪苗代スキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- 猪苗代湖を眼下に見て滑るのは気持ちいい。非常に爽快感がある。
- コース幅がとても広く、見渡しも良い。人の多さをさほど感じない。
- 上に行くほど雪質が良くなり、パウダースノーが楽しめる。
- 中央エリアは緩斜面が広く、初心者、ファミリ−には最高。
- 斜面構成は素晴らしい。幅広の中斜面が多く、快適にクルージングやターンもできる。
- 中央エリアよりも、西エリアのほうが比較的空いている。
- ミネロエリアはウエストコ−スのクル−ジングが最高。コ−ス幅も広く距離もある。
- 不規則なコブ斜面も豊富で上級者にはたまらない。
- 「赤埴コース大回転コース」のコブ斜面は、行ってみる価値がある。
- 中央、ミネロともにに高速リフトがあるので、効率良く滑れる。
- リフトもコースも空いている。心配になるくらい。リフト係は親切。
- チケットセンター内にあるレストランは混雑する。昼時は席取りが大変。
- レストランのカレーがおいしい。
- ベ−カリ−レストラン「らら」のパンがおいしい。
- お昼は「牛乳屋食堂」のラーメンで決まり! たまらない美味しさ。
- 「牛乳屋食堂」はめちゃ混み。長蛇の列ができているときは進まないので注意。
- 駐車場は西駐車場に停めるのがベスト。ミネロに行くには遠いが、リフト券売場は近い。
- 西駐車場は敷地内にトイレもあり、チケットセンターにも近くて便利。
- リボンクラブに入るとお得。
- ヴィライナワシロは、料理が美味しかった。
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猪苗代スキー場のゲレンデ概要
総面積:103ha
コース数:18
最大標高/最低標高:1255m/700m
標高差:555m
最長滑走距離:3550m
最大斜度:34度
リフト・ゴンドラ数:7本
レベル割合:初級50%、中級35%、上級15%
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猪苗代スキー場の口コミ・評判・感想
「眺望の素晴らしい老舗スキー場」。猪苗代スキー場を一言で表現するとこうなるでしょうか。国設猪苗代スキー場時代からの伝統を持つ中央ゲレンデは広大。そこに猪苗代湖が常に目に入るのですから、眺望は抜群です。こうした開放感は老舗ならではで、最近のスキー場ではなかなか味わえません。「猪苗代湖を眼下に見ながら滑るのはここならで、この爽快感がたまらない」と絶賛のレビューが多く寄せられています。
山林の開発規制が厳しくなる前に建設されたスキー場のため、コース幅はとても広く、「親子でも安心して滑れる」「スノーボーダーとの衝突を気にしないでいい」などの感想が。「広い」というのは安全面でのポイントも高く、これも老舗のメリットといえるでしょう。「コンディションや斜度、うねりなどを含めた、総合的な斜面の質はかなり高いスキー場」という高い評価をするファンもいます。
中央エリアは「猪苗代湖に向かって滑るのが醍醐味」などという景観に関する感想が多いのですが、ミネロエリアは上級者向けのコブ斜面が豊富。とくに「赤埴大回転コース」は、上部に不規則なコブが一面に続く名物コース。地元の上級スキーヤーが集まります。「下から見上げると一面のコブに圧倒される。絶対に攻略すると燃えるコース」とは上級者の感想です。全体にスキーヤーはミネロエリアに多く、スノーボーダーは中央エリアに多いようです。
山頂まで一気に上がれるゴンドラはありませんが、リフト配置は効率的。「中央、ミネロともにに高速リフトがあるので、効率良く滑れる」と評価するレビューも少なくありません。ただ、古いリフトが残されているなど、設備には昭和感も残ります。これらは徐々に更新されていて、そのため古いリフトが運休になったりしていることもあります。
レストハウスはスキー場の各所にあり、ゲレ食も豊富。大人気なのは、レストハウス「山翠」(さんすい)にある「牛乳屋食堂」のラーメン。ただし、人気過ぎて行列になっていることも少なくありません。「牛乳屋食堂の行列はなかなか進まない」という口コミもあり、早めに並んで食べるか、そうでなければラーメンは別の機会にしたほうがいいかもしれません。
宿泊はゲレンデサイドの「ヴィライナワシロ」が利便性が高いです。「最終日のチェックアウト後にも風呂に入れる」など、サービスを評価する声は多いです。ただ、「合宿所のような雰囲気」という感想もあり、いわゆるリゾートホテルとは違います。猪苗代エリアは観光地ですので、スキー場近くから少し離れると、ホテル・旅館は数多くあります。ゲレンデサイドにこだわらなければ、町中で泊まるのもいいでしょう。
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アクセスは磐越道猪苗代磐梯高原インターから8km、15分。インターからの距離は近く、クルマで訪問するのに利便性は高いスキー場です。JRの場合は磐越西線猪苗代駅から無料送迎バスがあり、約20分です。
猪苗代スキー場のまとめ
猪苗代スキー場は、猪苗代・磐梯エリアを代表する老舗スキー場です。眺望の良さで知られますが、斜面構成のバランスも良く、設備も適度に整っていて、このゲレンデを悪く言う人はほとんど聞きません。
かつては運営母体が3つに分かれていたこともあり、利便性に欠ける部分もありましたが、2011年の経営統合後、そうした問題点は解消しつつあります。スキー場全体の一体感も出てきました。老舗スキー場特有の設備の古さも見られますが、経営統合によって更新も進んでいくと思われます。同系列の近隣スキー場とのコラボも増えてきて、利用者も経営統合メリットを享受できそうです。
福島第1原子力発電所直後は利用者は激減したようですが、その風評被害が収まったあとは、客足は戻りつつあるようです。一時はゲレンデの食堂の営業数を絞っていたりしましたが、今後は回復していくことでしょう。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。