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サッポロテイネスキー場の口コミ・評判・感想

札幌手稲スキー場

■サッポロテイネ(札幌市手稲区)

札幌市北西部の手稲山麓に広がるスキー場。1972年の札幌オリンピック会場として建設されました。今も大回転などの競技場を有し、国際大会も開かれる名門ゲレンデとして知られています。

当初はテイネオリンピアスキー場と、テイネハイランドスキー場に分かれていました。1965年にテイネオリンピアスキー場が開業し、オリンピック後の1974年にテイネハイランドスキー場が開業しています。テイネオリンピアはHBC(北海道放送)と三菱マテリアルの合弁による株式会社テイネオリンピアによる運営。また、テイネハイランドは王子木材緑化と札幌市公園管理財団による運営でした。

2002年に加森観光株式会社がテイネオリンピアを買収。さらに、テイネハイランド(王子木材緑化)の営業権も取得し、両者の経営が一体化。2004年に両スキー場間を結ぶテイネエイトゴンドラが新設され、物理的にもつながりました。翌2005年に、両者が完全に統合されサッポロテイネスキー場となりました。

こういう経緯から、サッポロテイネスキー場は今も「オリンピアゾーン」と「ハイランドゾーン」の2つに分かれています。ハイランドからオリンピアに滑り込める構造になっていて、両者を行き来することは可能です。オリンピアゾーンには、オリンピックで使われた聖火台が当時のままの状態で残っています。

札幌市中心部から至近距離にあり、アクセスは抜群。札幌自動車道手稲インターから5km10分ほど。札幌市街地から30分もあれば到着することができます。

サッポロテイネスキー場の口コミ・評判・感想まとめ

  • 札幌市民の心のスキー場
  • 札幌から1時間ちょっとのアクセスで最高の雪を味わえる。
  • 札幌市内中心部から近いのにコースバリエーションは豊富。雪質も良好。
  • オリンピックの舞台になっただけあって、規模のわりに変化に富んでいるスキー場。
  • ハイランドゾーンの「北かべ」のコブ斜面は最高。
  • 圧雪した中急斜面が多い。
  • 中級者用斜面が短すぎる。
  • 初心者はオリンピアがおすすめ。ハイランドの山頂からの初心者コースは緩くて大変。
  • オリンピアとハイランドでレベルの棲み分けが出来ている
  • レインボーコース(連絡コース)は斜度がなく、コース幅も狭い。ボーダーには辛い。
  • 景色がいい。札幌市街と石狩湾が眺められる。
  • オリンピアのリフトが遅い。
  • リフト券が高い。
  • レストハウスが狭くて古い。
  • カフェテリア「スカディ」はおいしい。
  • JRで新千歳へ直行で帰れるので、時間を気にせず滑れる。
  • オリンピアで駐車し、ハイランドにはゴンドラで行くほうが安全。

サッポロテイネスキー場のゲレンデ概要

総面積:76ha
コース数:15
最大標高/最低標高:1000m/350m
標高差:650m
最長滑走距離:6000m
最大斜度:38度
リフト・ゴンドラ数:10本
レベル割合:初級30%、中級50%、上級20%

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サッポロテイネスキー場の口コミ・評判・感想

市街地にほど近い本格的スキー場」。サッポロテイネスキー場を一言で表現するとこうなるでしょうか。人口150万の大都市札幌の市街地に隣接し、市の中心部からでも30分程度でアクセスできる、利便性抜群のスノボ/スキー場です。これだけ市内に近くても、ゲレンデは本格的。何しろオリンピックのアルペン大回転競技が開かれたコースまで有しています。コース面積76haは中規模ですが、全体的に緩斜面と急斜面が組み合わされ飽きのこない斜面構成になっています。最長滑走距離6000mは全国7位を誇ります。

オリンピアゾーン」と「ハイランドゾーン」の2つに分かれていて、おおざっぱにいうと、「オリンピア」が初級者向け、「ハイランド」が上級者向けです。「初中級者向けのナチュラルなコースからオリンピックに使われた女子大回転、男女回転コース、さらには難コースで知られる北かべまであり、文字通り初心者から上級者まで楽しめる」とはテイネファンの評価。難をいえば、「オリンピアは初中級者コースが豊富だが、コースが細切れで滑走感が小さい」という点でしょうか。初級者の練習には向きますが「中級者向けのコースは不足」とのこと。全体的に見ても、「十分な長さの中斜面コースはシティビュークルーズだけ」という口コミもありました。

上級者の評判がいいのが「北かべ」。最大36度、平均20度の急斜面で、距離は1500mあります。「コブが不規則で深く、幅は狭く、距離が長い。挑戦しがいのある最高の斜面」と絶賛する感想も。オリンピックコースの「女子大回転」「男女回転」についても、「30度を越える急斜面ですが、圧雪されていて快適に滑れる。怖いけど楽しい」と腕を磨くにはもってこいの様子。上級者向け斜面が豊富なのは、さすがオリンピック会場です。

ハイランドとオリンピアはレインボーコースで接続していますが、「平らすぎてボーダーにはつらい」とのこと。幅は広くありませんが、緩斜面で初心者滑走は可能です。山頂から初心者コースをたどって連絡コースを抜けてオリンピアまで下りきれば6000mという長距離を初心者でも滑れます。ただし、「山頂からの初心者コースは真っ平らだったり登りの斜面すらある」とのこと。

オリンピアゾーンには初心者にも乗りやすいローディングカーペットを備えたリフトや、風防付きスノーエスカレーターを導入。初心者に優しいスキー場になっています。

パークはハイランドゾーンの上部にキッカーやレール、ボックスなどのアイテムが揃います。また、オリンピアゾーンにはビギナーズクロスとキッズパークがあります。

雪質については、「ベースの標高の低いオリンピアは今ひとつ」という声も。ただ、北海道ですので、本州と比べれば「軽い雪で、十分滑れる」という感想も多い様子。また、スノーマシンも設置してあり、早いシーズンからの滑走が可能です。

サッポロテイネでは、スキースクールも名物。ハイランドゾーンのスクールは「三浦雄一郎&スノードルフィン」によるもの。「選手対策コース」など、超本格的なスクールもあり、普通のスキー場のスクールとはやや毛色が違います。オリンピアゾーンには「SAJ公認 テイネオリンピアスキー学校」があり、普通の半日レッスンはこちらのほうがいいかもしれません。

ゲレ食はレストランやカフェが数カ所あります。2018年に新設されたオリンピアスキーセンターにはレストラン「ウル」がオープン。ピザやラーメン、カレーといった定番メニューを提供しています。

メインのレストランは、ハイランドスキーセンターにあるカフェテリア「スカディ」。「味もまずまず。北海道なので味噌ラーメンが旨い」という道外の訪問者の感想が。道内人は「台湾ラーメンが好き」という人もいて、いずれにしろラーメンのレベルは高いようです。「ゲレ食はランチパックにするとお得」とのことですので、事前にウェブサイトをチェックしておきましょう。

ゲレンデサイドに宿泊施設はありません。宿は札幌市内にいくらでもあります。

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北海道スキーツアー

アクセスは札幌自動車道手稲インターより約5km、10分です。ただ、高速道路で来る人はあまりいないかもしれません。札幌市中心部から下道をクルマで約40分です。ハイランドのほうが奥にあり、道がやや滑るので、「オリンピアで駐車し、ハイランドにはゴンドラで行くほうが安全」というアドバイスもありました。

札幌市内に宿泊した場合は、予約制の直行バス「テイネエクスプレス」を利用すると便利。各ホテルから出ている「ビッグランズ号」はラクですが、ホテルによっては到着まで2時間くらいかかります。公共交通機関で行く場合は、JR札幌駅からバスで1時間。また、JR手稲駅からバス16分、地下鉄宮の沢駅からバス24分です。たいして渋滞もしないので、札幌駅からバスが便利でしょう。

札幌に宿泊して、テイネで滑り、新千歳から本州へ帰る、という人は、JR手稲駅から新千歳空港まで直通の快速列車がありますので、時刻を調べて利用すると時間が読めます。「ニセコで滑って、最終日は札幌に泊まると、最後にテイネでゆっくり滑れる」という常連もいます。

サッポロテイネスキー場のまとめ

サッポロテイネは大都市郊外のスキー場ながら、アルペンコースまで備えた本格的なスキー場です。札幌市民なら一度は行ったことがある、おなじみのゲレンデでしょう。

大都市郊外のスキー場とはいえ、面積やコースはなかなかの規模です。ただ、ゲレンデのコース構成は緩斜面と急斜面に偏っており、中斜度のクルージングコースはあまりありません。初心者の練習と、上級者のチャレンジには向いていますが、のんびり数日かけて楽しむスキー場とはいえません。

北海道スキーツアーでは、「札幌後泊」などとして最終日に札幌に泊まるプランがあります。そういうプランで最後に滑るにはいいスキー場でしょう。札幌郊外にはいくつかスキー場がありますが、本格的なゲレンデでもっとも市街地に近いのがサッポロテイネだからです。オリンピックに使われた回転コースを滑れるのも魅力です。

※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。

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