瑞穂ハイランドスキー場の口コミ・評判・感想
■瑞穂ハイランド(島根県邑南町)
島根県と広島県の県境周辺にあるスノボ/スキー場。標高差721mは西日本最大で、最長滑走距離3600mは中国地方最長。西日本屈指のスケールを誇る大型ゲレンデとして知られています。広島からクルマで1時間あまりというアクセスの良さもあり、中国地方ではもっとも人気のあるスノボ/スキー場の一つです。
開設は1986年。広島市の新田鋼材株式会社が、林業から撤退して新事業としてスキー場経営に乗り出したものです。運営は関連会社の森林計画株式会社が担当してきました。ところが、2007年に新田鋼材が経営不振でスキー場を外資系不動産投資会社のキャップマークファンディングジャパンに売却。同時に、運営も森林計画株式会社から会社分割された瑞穂リゾート株式会社に委託されることになりました。
その後、瑞穂リゾート株式会社が運営をしてきましたが、2020年4月に破産して運営停止。2021年7月に、広島市の土木事業会社アオイテクノサービスが引き継ぐことが決まりました。
オープンはバブル前ですが、バブル期に非常に繁栄したスキー場なので、バブルスキー場の一つと数えられることもあります。設備は比較的新しく洗練されていて、単独のリゾート会社運営なので統一感もあります。中国地方でも指折りのスノーリゾートであるといえるでしょう。
アクセスは浜田自動車道瑞穂ICから2.5km、約5分です。
瑞穂ハイランドスキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- 雪質が良く、コースバリエーションも豊富。
- コースは初心者から上級者まで楽しめる。
- 斜面の質が素晴らしい。
- 新雪のゼルコバは林間の雰囲気がとても良い。
- コース整備はしっかりしている。
- パークは広い。
- 山頂付近から、日本海や中国山地の山々が見渡せる絶景が楽しめる。
- 人は多い。
- 中国地方では珍しくゴンドラが運行されている。
- ゴンドラがとてもとても混む。4人乗りにみっちり詰めこまれる。
- リフト券やレンタルスキーの行列がすごい。券買ってゴンドラ乗るまでに1時間かかる。
- リフト係は、真面目に定員乗車の誘導をしている。
- リフトは高速なので、機動力はある。
- ベースの設備が洗練されていて、使い勝手が良い。
- 施設はきれいで清潔感がある。
- スタッフの対応が良い。
- リフト料金は高い。日本でもっとも高いのではないか?
- 小学生以下のリフト代無料はありがたい。
- リフト券高すぎ。食べ物も高すぎ。
- 飲食店の雰囲気は良いし、おいしい店も多い。
- レストランのメニューの値段がものすごく高い。
- ベイクハウス「チェスナットカフェ」のピザは旨い。
- インターから近いが、スキー場までは結構な急斜面。
- 広島からは高速道路以外でのアクセスは困難。一般道だと県道5号の峠越えが大変。
- バレー側駐車場から行った方が混まないが、急斜面があるので要注意。
瑞穂ハイランドスキー場のゲレンデ概要
総面積:65ha
コース数:13
最大標高/最低標高:1212m/491m
標高差:721m
最長滑走距離:3600m
最大斜度:38度
リフト・ゴンドラ数:7本
レベル割合:初級30%、中級40%、上級30%
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瑞穂ハイランドスキー場の口コミ・評判・感想
「ロングコースが魅力のダイナミックなスノボ/スキー場」。瑞穂ハイランドスキー場を一言で表現するとこうなるでしょうか。細長く山ひだを縫うように走るコースで、標高差721mを下りきると、充実した滑走感が得られます。
口コミでも目立つのは、「これだけのバリエ豊富なコースを、近くのスキー場で探すのは無理」というコメント。瑞穂ハイランドスキー場の魅力は、この一言にほぼ集約されるでしょう。中国地方で瑞穂ハイランドに匹敵する規模のスキー場は、ほとんどありません。
エリアは「ハイランドサイド」と「バレーサイド」に分かれていてます。最長滑走できるのは「ハイランドサイド」ですが、どちらのコースもそれなりの長距離滑走が楽しめます。ただ、「コースは全体に中上級者向け。初級者の滑れる場所は少ない」という感想もありました。パークはスカイラインというコースが一つまるごと使われており、「瑞穂のパークは広くて素晴らしい」と絶賛するレビューも寄せられています。
人気スキー場なので、「とにかく混雑する」という感想も多いです。「週末はリフト券を買ってゴンドラに乗るだけで1時間かかる」という経験談もあるほど。「混む日はとくにかく早めに行くこと」をオススメするリピーターは多いです。
瑞穂は混雑が激しいためか、「リフトもゴンドラも定員乗車が基本。詰め込まれる」との体験談が。ただ、これに関しては、「行列が長いのだから、定員乗車は当たり前だし、係員はきちんと誘導している」と評価する声もあります。リフトも高速リフトが主体で、「乗ってしまえばストレスはない」とのこと。
1980年代のスキーリゾートですが、設備は洗練されています。「レストランも更衣室もきれいで清潔感がある」という口コミは多く、この点での不満はほとんど聞こえてきません。
一方で、スノボ/スキー場内の物価の高さには不満の声が多いです。「瑞穂はリフト券も食事代も高すぎ」という感想は数多くあります。とくに、リフト券の高さは日本屈指で、規模に比べて割高感は否めません。ただ、小学生以下はリフト代無料なので、「子連れで来るなら、実は割安」という声もありました。
飲食店に関しては、「高いけれど美味しい」という声もあります。評判がいいレストランは、ベイクハウス「チェスナットカフェ」でしょうか。「窯焼きのピザは旨い」という感想が寄せられています。
アクセスの良さも瑞穂ハイランドの魅力。広島市内から来る場合、高速道路を使えば1時間あまり。浜田自動車道の瑞穂インターチェンジから2.5km5分で着くことができます。一般道でも来ることはできますが、「県道5号の峠越えは降雪時は危ない」という声もありますので、要注意。
駐車場はハイランドサイドとバレーサイドの両方にあり、ハイランドサイドが一般的。ゴンドラの混雑を避けるならバレーサイドがいいですが、「駐車場や、そこに行くまでの斜面がきついので、雪が降っているとトラブルになりやすい」という口コミもありました。
瑞穂ハイランドスキー場のまとめ
瑞穂ハイランドスキー場は、広島市から一番近い大規模スノーリゾートです。新しい設備とよく手入れされたゲレンデは高く評価されています。そして何よりも、近隣ゲレンデにはみられないコースバリエーションの豊富さと規模が瑞穂の最大の魅力でしょう。
問題はリフト料金の高さと、ゲレンデの混雑です。「値段が高くても人は来ている」わけですから、当分は値下げも混雑の解消も望み薄です。利用者としては、なるべくピークの時間帯を避けて、週末は早めに来るようにするといいでしょう。
コースはどちらかというと中級者以上向けです。初級者では瑞穂ハイランドの魅力を存分には味わえませんし、価格も高いので、あまりおすすめはしません。もう少しお手頃で空いているスノボ・スキー場で腕を磨いてからのほうがいいでしょう。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。