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氷ノ山国際スキー場の口コミ・評判・感想

■氷ノ山国際(兵庫県養父市)

兵庫県と鳥取県の県境に位置する氷ノ山。その北東山麓に広がるのが氷ノ山国際スキー場です。ハチ高原スキー場とは谷を挟んで反対側に位置します。SAJ公認コースを有するアルペンスノボ/スキー場です。

開設は1984年。地元関宮町営スキー場として発足し、市町村合併にともない養父市営となりました。2013年からはマックアースが運営受託しています。

アクセスは北近畿豊岡道八鹿氷ノ山インターから21km、30分です。

氷ノ山国際スキー場の口コミ・評判・感想まとめ

  • アルペンボードと競技スキーの聖地。
  • カービング練習には最適。
  • SAJ公認コースもあり、滑りを磨くにはうってつけ。
  • マニアックなスキーヤー、ボーダーが多い。レーサーも多い。
  • リフト2本、滑走面2枚の小さなスキー場。半日で飽きる。
  • 斜面はフラットでコブは少ない。が、単調ではなく変化がある。
  • いつも硬いバーンに仕上げてある。
  • ゲレンデは広さはないが、適当な斜度のバーンで中級レベルであれば楽しめる。
  • 初心者向けの緩斜面はほとんどない。
  • レジャーよりも練習で来ている人ばかり。基礎練やカービングするには、混雑も少なく、とても良いゲレンデ。
  • ボーダーもスキーヤーもマナーがよい。座り込みもあまり見ない。
  • リフトは古くて遅い。
  • 全体的に空いている。混雑のストレスがない。
  • リフト待ちなしの穴場スキー場。
  • 高速からのアクセスはラク。民宿街を抜ける坂がややきつい。
  • 駐車場からリフト乗り場までが近く、歩く必要がない。

氷ノ山国際スキー場のゲレンデ概要

総面積:27ha
コース数:5
最大標高/最低標高:1050m/600m
標高差:450m
最長滑走距離:2100m
最大斜度:25度
リフト・ゴンドラ数:5本
レベル割合:初級20%、中級60%、上級20%

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氷ノ山国際スキー場の口コミ・評判・感想

アルペンボードの聖地」。氷ノ山国際スキー場を一言で表現するとこうなるでしょうか。これ、当サイトが名付けているのではなく、スキー場自らが称しています。「アルペンボード・競技スキーの聖地」とも呼ぶようですが、最近はスノーボーダーが圧倒的に多いようで、「最近は8割方ボーダー」という口コミもあるほど。競技スキーよりもアルペンボーダーの存在感が、年を経るごとに大きくなっているようです。

ゲレンデは広いバーンが上部と下部に1枚ずつというシンプルな構成。上部がロマンスコースでリフトを挟んで左右に分かれています。右コースは西日本有数の基礎スキー検定バーン。左コースではポール練習が可能です。下部のパノラマコースはよく圧雪されたロングコースで、「基礎練習をしている人が多い」とのこと。

いずれのコースもよく整備されていて、「いつもきちっと硬いバーンに仕上げている」という口コミ多数。滑る主役はアルペンボーダーで、「ポールが立っていたり、競技をしたりと、本気で練習している人が多い」「見た限り、レジャーで来ている人は少数派」というレビューもありました。練習によく行くというボーダーからは、「バーンの斜度も長さも練習にちょうどいい」「基礎練やカービングに向いている」と評判です。

パノラマコース下部にパークはありますが、「飛んだり跳ねたりする人が楽しめるエリアは少ない」とのこと。「グラドリ系の人は、バーンが硬いので気をつけて」というアドバイスもありました。というより、「そもそもグラドリ系は見かけない」そうです。

初心者コースは20%とされていますが、「緩斜面と呼べるような緩斜面はない。初級者の人は気合いで滑ろう」という口コミもありました。中腹にあるファミリーコース以外は、最大斜度20度以上のコースのみなので、「腕に自信がない人はやめた方がいいスキー場」というコメントも。初級レベルには向かないスキー場のようです。

ということで、この氷ノ山国際スキー場は「中上級者のアルペンスキーヤーやアルペンボーダー」には最適なスキー場です。ゲレンデ面積は27haと小ぶりで、「広さはないものの、適度な斜度のバーンで中級レベル以上なら滑るだけで楽しめる」という印象を語る人は多いです。コースは5つあることになっていますが、実質的には上下各1本、計2コースしかありません。そのため、「丸一日滑るにはコース数が少ないので、午後には飽きがくる」という指摘はごもっとも。

競技をする人が多いからか、「スノーボーダーもスキーヤーも、全体にマナーがよい」という口コミは多数。「リフト降り場やゲレンデ中央での座り込みもあまりない」「技術向上に励むボーダー、スキーヤーや多く、見ていてお手本になる」といった感想もありました。

駐車場からセンターハウスに上がるには登行リフト(新旧ビギナーリフト)を利用しなければなりません。子ども連れには少しハードルとなるでしょう。そのため、氷ノ山国際スキー場は、ファミリー向けのスキー場とは言い難いです。ただ、2016年シーズンからはキッズパークも新設されました。今後はファミリー層の開拓にも力を入れていくようです。

氷ノ山国際スキー場は、あまり混雑はしません。近隣のハチ高原やハチ北が混みやすいだけに、評の線を「穴場スキー場」と表現する人もいるほどです。リフト待ちの心配はほとんどありませんが、「競技の団体とぶつかると並ぶこともある」ということです。スノボやスキーの競技・検定でコースが制限されることも多いスキー場なので、気になる方は事前に確認したほうがいいでしょう。

ゲレ食は3カ所。メインはゲレンデ中央の「セントラルロッヂ逆水(さかみず)」です。メニューや味はいわゆるゲレ食。「高速道路のサービスエリアレベルで、値段はやや高い」という感想が代表的で、あまり期待しない方がいいようです。ただ、運営がマックアースになってから改善しつつあるようです。最近のおすすめは、バターがしみこんだ「ハニートースト」です。

セントラルロッヂ逆水では無料で休憩でき、子ども向けの遊び場まであります。「休憩を取る回数が多い子連れには重宝」という口コミもありました。

アクセスは北近畿豊岡道八鹿氷ノ山インターから21km、30分です。インターからスキー場まで、道路積雪の不安のある場所はほとんどありませんが、「最後に民宿街を抜けるときの坂がきつい」という口コミがあります。「よほどの悪天候以外は、スタッドレスをはいていれば問題ない」とのこと。ノーマルタイヤではキケンです。

鉄道利用の場合は、山陰本線八鹿駅からバス45分ですが、あまり現実的ではありません。JR特急を使うくらいなら、大阪からツアーバスを利用したほうがいいでしょう。

氷ノ山国際スキー場のまとめ

氷ノ山国際スキー場は、基本的にはアルペンボード、アルペンスキー向けのスキー場です。よく整備されたフラットなバーンで基礎練習をしたい人には最適なスキー場ですし、そうした環境で滑りまくりたい、という人ならレジャーでも楽しめるゲレンデです。

スノボであれ、スキーであれ、まったくの初心者には適さないスキー場です。リゾート感にも乏しいのでカップル向けでもありません。マックアースの運営になってからファミリーの集客にも力を入れ始めているようですが、正直なところ、小学生未満の子連れファミリーなら別のスキー場に行った方がいいと思います。小学生以上の子どもにきっちり基礎練させたい、というのなら、氷ノ山もいいでしょう。

公設民営のスキー場なため、昭和感もいまだに残ります。いろんな意味で質実剛健な練習向けスキー場といえるでしょう。

※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。

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