黒姫高原スノーパークの口コミ・評判・感想
■黒姫高原(長野県信濃町)
黒姫高原スノーパークは、長野県黒姫山の東斜面に開かれたスノボ/スキー場です。高速道路からのアクセスが便利な、初中級コース主体のファミリー向けゲレンデとして知られています。
開設は1966年。日本交通公社(現JTB)、長野電鉄、信濃町、長野市開発公社の共同出資による第3セクター・黒姫観光開発株式会社によって開業しました。その後、他社もリフトを架設し、計3社による共同運営の中規模スキー場して発展しています。
しかし、開発主体の黒姫観光開発が2004年にスキー場事業から撤退し、株式会社ライジングサンホテルズアンドリゾーツに移管。さらに2008年には、株式会社マックアースに経営権が譲渡されました。現在は、マックアース系列のスキー場として運営が続けられています。
アクセスは上信越道信濃町インターチェンジから5kmです。
黒姫高原スノーパークの口コミ・評判・感想まとめ
- ファミリーにやさしいスキー場。
- 子供連れと初心者には非常に適している。
- キッズパークが充実。
- 天然雪のゲレンデ。雪質が良い。圧雪も上手。
- さほど規模は大きくなく、ローカルなスキー場。
- ゲレンデはあまり混雑せず、整備はきちんとしている。
- コース幅が広く、斜面はバリエーションに富んでいる。
- 基礎練習に向いている中斜面が多い。
- 急斜面がないので、中級レベルまでなら楽しく滑れる。
- 緩斜面中心で、上級者には物足りない。高速リフトも1本しかない。
- 非常に空いていて、リフト待ちが全くなかった。
- 「黒姫スキー学校」というスクールのレベルが高い。
- ファミリーエリアの入場券で、キッズパークやリフトにまで乗って滑れる。
- ソリの滑走可能距離が長い。
- リフトの係員が子どもに優しい。
- ファミリーエリアのリフトに乗るだけなら、リフト券が安い。
- コスモプラザが広く、まったりできる。
- レストランは広いが、ピークには混雑する。価格もスキー場価格。
- ゲレ食が美味しい。特に本格的な十割そば。
- 地ビールも美味しい。
- 信濃町インターから10分かからず近い。
- 駐車場が停めやすく、あまり歩かないで済む。しかも土日無料。
- 50歳以上はシニア割で、リフト券が少し安い。
- 周囲にペンションが多く、手頃な値段で宿泊できる。
- 晴れている日は野尻湖が美しい。
黒姫高原スノーパークのゲレンデ概要
総面積:67ha
コース数:11
最大標高/最低標高:1200m/770m
標高差:430m
最長滑走距離:2600m
最大斜度:33度
リフト・ゴンドラ数:6本
レベル割合:初級45%、中級35%、上級20%
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黒姫高原スノーパークの口コミ・評判・感想
「ファミリーに最適な雪遊びと練習向けスキー場」。黒姫高原スノーパークを一言で表現すると、こうなるでしょうか。中緩斜面が扇形に広がるゲレンデは、幅広で見通しやすいため、ファミリーに最適。コースはレベルに応じた練習ができる構造で、伝統あるスキー学校も設置されています。
何よりも黒姫高原スノーパークで多い口コミは、「ファミリーに優しい」という点。ゲレンデ下部に広がる「黒姫ファミリーパーク」は、日本最大級のキッズパークとの触れ込みです。ソリやチュービング、ファミリーゲレンデなどがあり、スノーエスカレーターや、リフトも完備。ソリの滑走可能距離は長く、「こんなに長くソリで滑れるゲレンデは見たことない」という感想も。「キッズパーク内のリフトは、長靴のまま乗れるので、特に初心者には向いている」という感想もありました。
キッズパークの入場料は安価で、パーク内のリフトにも乗車可能。「小さな子どもや、スキースノボデビュー、初心者の練習にうってつけ」という口コミが多数届いています。
スキーの入門者には、スキースクール「黒姫スキー学校」も人気です。「黒姫スキー学校は名門として知られていて、コーチの教え方も上手」という感想が。「基礎練習に向いている中緩斜面が多いので、腕を磨くのにも良い」という口コミもあり、インストラクターの質の高さとゲレンデの適正があいまって、リピーターも多いようです。スノボスクールももちろんあります。
黒姫高原スノーパークのゲレンデは、下部が緩斜面でファミリーパーク、上部が中斜面で中上級向けという構成で、リフトも含めてはっきり分かれています。「縦に長いゲレンデで、上に行くほど難易度が上がる」というわかりやすい構成です。「コースは変化に富んで眺望も良く、幅も広いので滑りやすい」「なだらかで細長い斜面なので、初級レベルにちょうどいい」というのが代表的な感想でしょうか。
ただし「上級コースはそれほど上級ではない」という反応は多く、上級者向けの手強いコースはありません。高速リフトは1本だけで「中上級者が回して楽しめる場所に乏しい」という感想も。
かつては最上部にもリフトが設置されていて急斜面の難コースになっていたのですが、いまは廃止されて、コースの残骸だけが残されています。山スキーなら滑走可能のようですが、リフトはないので歩いて登らなければなりません。
スノーパークは1ヵ所。キッカー、レール、ボックスなどが一通り揃います。「クワッドリフトで回しやすい配置で、パークでの練習がしやすい」という感想がありました。
雪質については、「内陸部にあるため、乾雪でパフパフ」と評判です。「圧雪がしっかりされているので、ゲレンデのコンディションも良い」という感想もありました。
センター施設は「コスモプラザ」がメイン。500席級のレストランもあります。黒姫高原スノーパークのゲレ食の人気メニューは「黒姫山カツカレー」と「十割そば」です。十割そばは、「スキー場なのに打ち立てで、注文ごとにゆでてくれる」という口コミも。さすがは蕎麦の本場、長野県です。「地ビールも美味しい」という感想もあるので、イケる方はお試しを。
蕎麦に関しては、コスモプラザから少し車道を下った所にある「手打ちそばうえだ」も評判が良いです。「コシがあって本当に美味しい」という絶賛の口コミがあるので、興味のある方は足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
ファミリーパーク前には「フェアリーハウス」というセンターハウス的な施設もあり、こちらは託児所や授乳室などキッズ向け設備が充実。レストランもキッズメニューが豊富です。元気な子連れファミリーは、こちらを利用すると気兼ねがありません。
混雑に関しては、全体として広さの割に利用者が少なく、「ゲレンデもレストランも空いていた」という感想が多いです。ただ、週末などは「レストランが混雑していた」「リフト待ちがある」などの感想も寄せられています。ピーク時には行列ができることもありますが、混雑をあまり心配する必要のないスノボ/スキー場といえそうです。
天気に関しては、豪雪地帯なので注意が必要。晴れれば正面に見える野尻湖がきれいですが、晴天率が高いエリアではなく、3~4割程度でしょう。
アクセスは上信越道信濃町インターより5km、約6分です。「長野県最北部なので遠いイメージがあるけれど、インターから近いし、急な登りがなく運転がラク」という感想がありました。駐車場は全日無料。「どこに停めても、どこかのリフトに近いから使いやすい」という口コミが寄せられています。ただし、もちろん人気は「コスモプラザ前」のスペースです。
鉄道アクセスは、長野駅からしなの鉄道で黒姫駅まで行き、そこからバス15分。新幹線利用の場合は、長野駅からのアクセスになります。「東京から鉄道で来るには不便」というのが正直なところです。
黒姫高原スノーパークのまとめ
黒姫高原スノーパークは、全体の8割が初中級コースという、初中級者向けスキー場です。ファミリーパークが圧倒的に広く、このスキー場のメインターゲットが子ども連れです。フェアリーハウスという、事実上ファミリー専用のセンターハウスまであるくらいですから、子連れには使いやすいスキー場といえるでしょう。
いっぽうで、中級コースもバリエーションがあり、伝統あるスキー学校も存在していることから、練習に訪れる中堅スキーヤーも少なくありません。古いスキー場だけにコース幅が広く、練習に向いているゲレンデであるともいえるでしょう。
リフト券も比較的手頃で、カップル割引などの変わったプランもあります。このエリアとしては、雪質への評価も高いため、ゆっくり滑るには良さそうです。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。