川場スキー場の口コミ・評判・感想
■川場(群馬県川場村)
群馬県川場村にある中規模スキー場。武尊連峰の高手山の南斜面に面しています。川場の特徴は、なんといってもスキーセンター直結の立体駐車場を持ったスキー場ということ。雨雪に濡れずにゲレンデまで出ることができます。また、関越道沼田インターから17kmと近く、クルマで日帰りするのに便利。日帰り設備も充実しています。
開設は1989年。バブルの絶頂期にオープンしたバブルスキー場です。開設したのは武尊レクレーション株式会社で、大都工業株式会社と川場村の共同出資による第三セクターでした。しかし、親会社の大都工業が1999年に事実上倒産すると、武尊レクレーションも翌年経営破綻。その後、川場リゾート株式会社と社名を変え、再生が進められてきました。現在は、日本駐車場開発子会社の日本スキー場開発の運営になっています。八方尾根などと同系列です。
川場スキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- 無料の巨大立体駐車場とベースが一体化していて便利。エレベーターもある。
- 立体駐車場には各階にトイレとシャワーつきの更衣室が完備。ドライヤーもある。
- 施設がとにかく綺麗。
- ロッカーが思ったより狭い。
- 名物である「強風」が厄介。よくリフトが止まる。
- 比較的斜度の有るコースが多く、中級以上のスキーヤー、ボーダーにはおもしろいスキー場。
- コースの幅が広くないので、初心者には向いていない。
- モーグルコースのメンテが行き届いている
- パークは初級から中級者をターゲットにている感じで、難易度は低め。
- 地形遊びができるコースがある。
- 無名峰トリプルからは完全な上級コブコース。エスケープルートはない。
- キッズゲレンデはおまけ程度。子供の雪遊びには向かない。
- コースの整備が行き届いている。
- パークは難易度は低めのアイテムが多く、初心者でも楽しめる。
- モーグルに力を入れている。綺麗に整備されたコースがある。
- リフト、コースが長くて、効率的な配置。
- 主要コースには足場付の高速クワッドがある。最上部に上がるリフトはフード付。
- リフト料金が50歳から割引となる。
- 若いボーダーが多い。子連れのファミリーには不向き。
- 標高が高いので雪質が良い。
- 雪質はそこそこ。悪くはないが、上越エリアのでのこと。パウダーではない。
- ゲレ食のレベルが高い。8階「ボスコ」のピザは窯焼きで美味しい。
- インド料理のカレーが旨い。
- カワバシティがデパ地下の雰囲気で、とてもスキー場とは思えない。
- スキー場へのアクセスルートは急坂が続く。
- レンタルスキーがブランドもので、品質がいい。
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川場スキー場のゲレンデ概要
総面積:42ha
コース数:10
最大標高/最低標高:1870m/1290m
標高差:580m
最長滑走距離:3300m
最大斜度:34度
リフト・ゴンドラ数:5本
レベル割合:初級20%、中級50%、上級30%
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川場スキー場の口コミ・評判・感想
「立体駐車場が便利な日帰りスキー場」。川場スキー場を一言で表現するとこうなるでしょうか。「急峻な山道を登っていくと、突如、立体駐車場が現れる。周囲の山とのミスマッチに圧倒された」というコメントに代表されるように、山中の立体駐車場には驚かされます。そして、立体駐車場には更衣室などの日帰り設備が設置され、エレベーターもあり、スキーセンターにも直結。「クルマで訪れるにはめちゃめちゃ便利」という口コミは多数あります。そして立体駐車場や更衣室などはすべて無料です。
直結したスキーセンターには「カワバシティ」というショップ街があり、「まるでデパ地下。とてもスキー場とは思えない」と評判。ゲレンデよりも、まず先に施設のレビューが集まるのが、川場スキー場の特徴です。
ゲレンデに関しては、「風の川場」という異名があるほどに、風が強いことで有名。そのため、荒れることも多いです。「ゲレンデトップで1800mを超えるので、強風が吹き荒れ、よくリフトが止まる。事前の天気予報をチェックしてから出かけたほうがいい」というアドバイスもありました。
主要リフトは高速クワッドで、輸送力は抜群。1本で乗れる距離も長く、リフト配置に関しても評判は良いようです。「バブルスキー場なので、設備やコース配置は良くできている」という感想もありました。リフト配置が良くできていて、スケーティングをしなくていいからか、「全体にスノーボーダーが多く、割合的には7割がボーダー」というレビューもあります。
川場スキー場のコースは「比較的斜度のあるコースが多く、中上級向け」「細い部分が多いので、初心者には向かない」という意見が多数派。「コース整備が良いので滑りやすい」という口コミも多いので、中級者が気持ちよく滑れるスノボ/スキー場といえそうです。
コブ斜面も整っていて、「モーグルなら川場」という評判も定着してきました。とくに、無名峰からのコブコースは「良く整備されていて楽しい」というレビューが多くあります。一方で、「無名峰へのリフトはコブコースしかない。エスケープルートもなく、中級スキーヤーやボーダーは行かないほうがいい」というアドバイスもありました。
パークについては、「初級から中級者をターゲットにている感じで、難易度は低め。初めてパークにトライする人には向いているかも」という微妙な感想。「地形遊びのほうが楽しい」という声もありました。
標高が高いため、「雪質はいい」というレビューが多いです。しかし、「上越エリアにしてはいい、というレベル。アイスバーンになっていることも多い」という辛口の感想も。「川場は利便性で選ぶスキー場で、雪質を求めるなら違う場所にしたほうがいい」というアドバイスをする人もいました。
ゲレ食の評価はわりと高く、人気はカワバシティ8階の「ボスコ」。「窯焼きピザは絶品。いつも混んでいるので、焼き上がるまで待ち時間がかかりますが、それでも食べる価値アリ」という口コミが代表的でしょうか。7階のインド料理店「タンドール」のカレーも好評でオススメする人が多いです。
アクセスは関越道沼田インターから17km25分。渋滞がなければ都心から2時間あまりで到着することができます。路面が乾いていればノーマルタイヤでもアクセスできる場合もありますが、川場スキー場手前はかなりの山道になりますので、チェーンは必ず携行しましょう。雪道が苦手な人は、手前の道の駅「田園プラザ川場」の駐車場に停めて、無料シャトルバスでアクセスすることもできます。
2013年からは、東京・池袋からの無料シャトルバスもあります。週末の特定日だけですが、無料で日帰りスキーのゲレンデまで行けるのですから、これはお得です。定員制、ウェブ予約限定です。
鉄道の場合は、上越新幹線上毛高原駅から無料送迎バスがあります。便数は多くありません。
川場スキー場のまとめ
東京から近く、施設が整っていて、雪質はそこそこ、コースが長く、高速リフト主体、という、日帰りスノーリゾートの要件を広く満たしているのが、川場スキー場です。「立体駐車場だからどうした?」という声も聞こえてきそうですが、行ってみればその便利さがわかります。ということで、とにかく利便性で選ぶスキー場です。
川場はどうしても施設に注目が集まりますが、コースも手頃な斜度とコブが揃っています。ロングランもできるので、中級レベルの人には楽しめるでしょう。ただし、新しいスキー場だけに開発規制が厳しかったのか、コースは全体に細いです。したがって、板のコントロールができないレベルの人は、別のスノボ/スキー場にしたほうがいいでしょう。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。