白馬五竜スキー場の口コミ・評判・感想
■エイブル白馬五竜(長野県北安曇郡白馬村)
八方尾根の南、五竜岳に連なる遠見尾根に沿って広がるスノボ/スキー場。隣接するHAKUBA47ウィンタースポーツパークとリフト券が共通で、広大なエリアを滑れる一大エリアを形成しています。標高差926m、最長滑走距離5000mのダイナミックなコースがある一方で、広々とした緩斜面もあり、バランスの良いコース構成で知られています。
ベース部に「とおみ」と「いいもり」の2ゲレンデがあり、上部に「アルプス平」のゲレンデがあります。計3つのゲレンデに分かれますが、自由に往来が可能です。
スキー場の開設は1950年。「神城スキー場」という名前でした。その後拡張され「五竜とおみスキー場」という名称になり、さらに1997年に「白馬五竜スキー場」に変わりました。運営は地元デベロッパーの信州塩嶺高原開発でしたが、2002年からは分社された株式会社エンレイが担っています。
運営がエンレイになってからソフト、ハード両面でサービスが劇的に改善。その結果、今では八方尾根と変わらない利用客数を誇る人気ゲレンデになりました。とくに、24時間営業のスキーセンターは高い評価を受けています。2017年12月にはエイブルと命名権契約を締結。「エイブル白馬五竜」という名称になりました。
アクセスは北陸新幹線の長野駅からバスで60分、JR大糸線神城駅からバスで5分ほど。クルマの場合、長野道安曇野インター(旧豊科インター)から47km、上信越道長野インターからは50km。どちらのインターからも1時間ほどかかります。
白馬五竜スキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- とにかく広い。Hakuba47と合わせれば1日では滑りきれない。
- 全体的に幅が広いコースが多く、人が多くてもそれほど気にならない。
- 初級から上級まで多彩なゲレンデ。積雪、雪質ともに抜群。
- 上部ゲレンデは標高が高いので雪質がよく、五竜岳が望めて展望は素晴らしい。
- 下部には子供向けコースがたくさんある。
- 初心者コースにはボーダーがたくさん。
- 山頂に上がると、下山するのに林道がメインになるので、初中級者ボーダーにはややきつい。
- 長い距離を滑れる気持ちいいコース。
- とおみゲレンデは人がひしめいていてちょっと恐い。いいもりは空いている。
- ゲレンデは丁寧に圧雪されている。
- 3連休はすごく混む。ゴンドラ乗り場にものすごい行列ができる。
- スキー場下部の緩斜面は広くて練習にはいいが、初級者が集まるため座り込んでいる人が多く混雑。
- 下のリフトは混んでるが、上部に行けばそれほどでもない。
- 混んでいなかったら最高のスキー場。
- リフトの係員の誘導が丁寧。
- リフト券の値段はやや高め。ただ、それに見合う価値はある。
- スキーセンター「エスカルプラザ」が素晴らしい。24時間営業で仮眠も可能。風呂もある。
- エスカルプラザには手頃なファーストフードが充実。
- レストランが清潔でメニューも豊富。
- 食事の美味しいスキー場。ラーメン、天丼、メインレストランもメニューが沢山あり値段も安く美味しい。
- 上部にある展望レストランが空いている。
- レストランは広く、待ち時間はほとんどない。
- エスカルプラザには仮眠施設があり、深夜に着いて仮眠してから滑るのがおススメ。
- 幹線道路から近く、駐車場は無料でゲレンデから近く、整備もされていて停めやすい。
- アクセスはバスが便利。新宿を朝に出ると12時頃に到着できる。
- 白馬のゲレンデの中では、東京から行きやすいほう。
- 国際的ゲレンデ。客だけでなくスタッフにも外国人が多い。
- レンタルが豊富。予算に合わせて最新モデルからリーズナブルなものあり。
- ロッカーは暗証番号方式で、一日中出し入れ自由。ただしやや高い。
- スキー場の麓にはペンション街が広がって、宿泊の選択肢は豊富。
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白馬五竜スキー場のゲレンデ概要
総面積:120ha
コース数:15
最大標高/最低標高:1676m/750m
標高差:926m
最長滑走距離:5000m
最大斜度:35度
リフト・ゴンドラ数:12本
レベル割合:初級35%、中級40%、上級25%
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白馬五竜スキー場の口コミ・評判・感想
「サービスに定評のあるバランスの取れたゲレンデ」。白馬五竜スキー場を一言で表現するとこうなるでしょうか。コースの数は八方尾根などの超有名スキー場ほど多くはありませんが、初級から上級まで楽しめるバランスのいい構成が長所です。24時間営業のスキーセンター「エスカルプラザ」やアクセスのいい駐車場、手ごろな値段のレストランなど、ユーザビリティに優れていることでも人気があります。
まずコースですが、上級者からは「そこそこので斜度そこそこの滑り応えがあるコースが多い」との評価。「上部ゲレンデは標高が高いので雪質がよく気分良く滑れる。山頂からのクルージングもロングコースで滑り応えがある」という口コミもありました。中級者からは「アルプス平の広さは快適。中斜面なので、ある程度滑れれば楽しめるし、練習には最適」との感想が。
一方で、初級者コースはスキー場下部に広がります。「とおみゲレンデの下部は広い緩斜面で滑りやすい」というのが代表的な評判ですが、ここは混雑することでも知られます。「人が多く、初級者はみなここに集まるため、週末は怖いくらい混雑する。スノーボーダーの座り込み多い」という口コミが寄せられています。「ゲレンデ全体にスノーボーダーの割合が高い」ということで、同エリアの八方尾根がスキーヤー主体なのとは対照的です。
混雑しているときの対処としては、「初級者はいいもりゲレンデに行くといい。驚くほど空いている」という声もありました。「いいもりゲレンデ下部には初心者向きの緩斜面が多い。リフト乗り場の係員も、初心者や子どもに慣れていて、応対が丁寧」との感想がありました。
施設の充実も白馬五竜の特徴です。「飲食店のジャンルが幅広く、ファーストフードから伝統的ゲレ食まで一通り揃っている」とのこと。サブウェイやハーゲンダッツといったチェーンが入っているのもスキー場としては意外と珍しいかもしれません。
レンタルスキーも手入れのいい一流ブランド品が借りられます。「時間内に交換自由な試乗システムもあり、スキー用品を使う楽しみも味わえる」というのは嬉しいことです。
評判がいいのはスキーセンター「エスカルプラザ」。24時間営業で、1000円から利用できる仮眠施設もあります。「深夜ドライブで到着して、一眠りしてから滑れるのでとても便利」と絶賛する愛好家もいました。
大浴場は深夜営業はしませんが、650円で利用できます。2012年末からは、白馬姫川温泉の湯が使用されるようになり、「天然温泉」になりました。その他、託児所や授乳室も備えています。「施設が全体に清潔で使いやすい」とは女性の感想です。
営業努力が功を奏したのはいいのですが、そのおかげで利用客が増え、「最近の白馬五竜は混雑が激しい」という感想もあります。連休絡みは注意したほうがいいでしょう。とはいえ、広いスノボ/スキー場ですので、ゴンドラリフトやクワッドリフトを駆使すれば、それほど待ち時間なく滑れます。
また、隣接するスキー場「Hakuba47ウィンタースポーツパーク」と頂上でつながっていて、リフト券も共通化されているのもポイントです。Hakuba47を含めれば、たとえ空いていても1日で全コースを制覇するのはほぼ不可能。ゆっくりゲレンデを楽しめるでしょう。
アクセスは白馬では便利なほうに入りますが、全体にはやや不便。北陸新幹線の長野駅からバスで60分、JR大糸線神城駅からバスで5分ほど。かつては首都圏から中央線の特急「あずさ」などで訪れる人が多かったですが、現在は北陸新幹線利用のほうが時間はかかりません。バスもなかなか便利で、新宿を8時に出ると12時半頃に到着できます。
クルマの場合、長野道安曇野インター(旧豊科インター)から47km、上信越道長野インターからは50km。どちらのインターからも1時間ほどかかります。
白馬五竜スキー場のまとめ
かつては八方尾根の影に隠れ地味な印象もあった「五竜とおみ」ですが、「白馬五竜」と名を変え、さらに運営が現在の会社になってからはサービス改善が進み、それが口コミ人気となって利用者は急増しています。利用客数では八方尾根を上回るようにもなり、今や、白馬地区では八方尾根と人気を二分するスノボ/スキー場になりました。
仮眠施設を備えた24時間営業のスキーセンターは貴重で、深夜日帰りスキーヤーには高い支持を得ています。レストランの多彩さなども話題に上ります。さらに、目には見えませんが、スタッフの教育もよく行き届いていて、気持ちよく滑れるゲレンデといえるでしょう。
外国人の人気も高く、ゲレンデのスタッフにも外国人が活躍し、スキーセンターには外資系のサブウェイやハーゲンダッツもあり好評を博しています。つまり、海外からはるばるスキーヤーが訪れるスキー場になったわけです。
人気のおかげで、最近は混雑が目立つようになりました。ただ、一度は行ってみたい先進的スノボ/スキー場といえそうです。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。