夏油高原スキー場の口コミ・評判・感想
■夏油高原(岩手県北上市)
夏油高原スキー場は岩手県北上市にあるスキー場です。1993年に開業した「ポスト・バブルスキー場」で、総面積90ha、14コースを誇る大型ゲレンデを擁します。新しいスキー場らしく、ゴンドラ2基で効率よく滑走できるレイアウトが特徴です。
もともとは国際興業が出資した第三セクターが運営していましたが、同社が2002年に撤退。かわって加森観光が運営を受託してきましたが、こちらも2013年に撤退。2014年シーズンからは、クロスプロジェクトグループが運営を引き継ぎました。
アクセスは東北道北上江釣子インターから25km、40分。東北新幹線北上駅から送迎バスで50分です。
夏油高原スキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- 積雪量と雪質は本州でトップクラス。北海道に負けていない。
- ピークシーズンは吹雪いてる日が多い。そのぶん雪質はかなりいい。
- 雪質は最高の一言。圧倒的。
- 常に天候が悪い。
- 天気さえよければ非の打ち所のないスキー場。
- 中級向けの斜面が多く、無理めの急斜面はないし、退屈な緩斜面もなく、滑りやすい。
- コースバリエーションが豊富。初心者練習用のバーンから、中上級者用の急斜面もあり。
- 降雪多すぎ。人少なすぎ。空いていて思い切り滑れる。
- 雪が多く、シーズンが長い。
- トップシーズンは豪雪と強風のスキー場。
- どの斜面もよく整備されている。
- 連絡用の雪上車に乗れる。素直に感動した。
- とにかく寒い。
- 風が強くてゴンドラが遅い。
- 悪天候でゴンドラとクワッドが停まると、短いペアリフト2本のみの運行になる。そうなるとつまらない。
- 子ども専用リフトがある。
- リフト券に学割がある。
- スキーセンターが清潔で広々としている。レストランもゆとりがある。
- ・設備が全体的にきれい。清掃も行き届いている。
- 食堂が充実している。安くて量が多い。
- ゲレ食は不味くて高いという常識を覆される。
- スキーヤーズベッドが安く泊まれて良い。
- 駐車場が広い。
- 北上駅からのシャトルバスが無料で便利。
- 東京からだと遠い。
- 上村愛子が絶賛したスキー場。
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夏油高原スキー場のゲレンデ概要
総面積:90ha
コース数:14
最大標高/最低標高:1070m/640m
標高差:430m
最長滑走距離:3000m
最大斜度:36度
リフト・ゴンドラ数:5本
レベル割合:初級40%、中級40%、上級20%
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夏油高原スキー場の口コミ・評判・感想
「積雪と雪質に恵まれたパウダー天国」。夏油温泉スキー場を一言で表現するとこうなるでしょうか。岩手県内陸部の豪雪地帯に立地し、積雪量は国内スキー場でもトップクラス。年によっては5mを超えることもあるそうです。豊富な雪に恵まれて、常にパウダーが楽しめるとあって、「雪の王国GETO」というキャッチフレーズもあるほどです。
「雪質は最高の一言」「圧倒的な雪質と積雪」とは、夏油高原をピークシーズンに訪れた人が口を揃えて絶賛するセリフ。真冬に夏油を訪れて雪質にがっかりする人はほとんどいません。
ゲレンデレイアウトも好評です。「ゴンドラが2つあり、それに乗ればぐるぐる回せる効率的な配置」というのが代表的な感想でしょうか。コースバリエーションも豊富で、初心者練習用のバーンから、中上級者用の急斜面もあり、バランスの取れた構成といえるでしょう。
バブル期に建設されたスキー場だけに、設備への評価も高いです。「スキーセンターが清潔で広々としている。レストランもゆとりがある」「宿泊可能なスキーヤーズベッドに安く泊まれる」「施設内に温泉がある」「託児所は0歳児から預けられる」と、お褒めの口コミが続々。「清潔で新しく、掃除も行き届いている」という感想も多く寄せられています。
コースからの景色も美しく、開放感があって滑りながら広々とした風景を楽しめます。上村愛子がブログで「こんなに良い雪質の、景色の、設備の、スキー場が新幹線であっというまに到着する距離にあったのか〜。」と絶賛したほどです。
斜面はよく整備されていて、エア台付きのモーグルコースもあります。スノーパークも充実しており、ワンメイク、レール、ボックス、キッカーなどが揃います。キッズパークはスキーセンターの目の前にあり、入場無料。キッズスキーやそりが楽しめます。
雪質良し、景色良し、ゲレンデレイアウト良し、パーク良し、整備良し、ゴンドラ良し、付帯設備良し。これほどのスキー場ですが、上述したように国際興業が手を引き、加森観光も撤退しました。大手リゾート会社が運営できないほど利用者が減ってしまったわけで、メジャーなスキー場になりきれません。その理由は天候にあります。
「とにかく天気が悪い日が多すぎる」。このコメントに代表されるように、荒天が多いのが夏油高原スキー場の最大の難点です。1月はとくに天気が荒れがちで、1日の平均日照時間は1時間そこそこ。ピークシーズンの晴天率は2割以下で、晴れた日に当たる可能性が低いのです。「天気さえ良ければ非の打ち所のないスキー場」という感想は、夏油高原の特徴を見事に捉えていると言えます。
荒天時にはゴンドラとクワッドが停まってしまいますが、そうすると山麓にある2本の短距離リフトしか乗るものがありません。「この2本にしか乗れないなら、夏油に来る意味はない」という口コミはごもっとも。「風に強いフード付きの中距離リフトがあればいいのに」という要望は根強くあります。
天気以外には、不満らしい不満の口コミはありません。ゲレ食も好評で、「レストランが充実している。メニューは豊富で価格は安く量が多い」とのことで、この口コミを信じるなら、天気以外は完全無欠のスキー場と言っていいでしょう。レストランもきれいで、「一緒に行った女の子が絶賛していた」というヨロコビの声も届いています。彼女と行くなら夏油ですね!
アクセスは東北道北上江釣子インターから25km、40分。秋田道北上西インターからは17km、30分です。いずれも山道ですので、冬装備は当然必要です。センター駐車場以外の駐車場は土日でも無料ですが、「駐車場からゲレンデまでは遠く、歩くと少し疲れる」とのことです。センター駐車場からなら近いですが、土日は有料です。
鉄道の場合は、東北新幹線北上駅で降り、無料シャトルバスで50分。東京からだと新幹線を乗り継いで3時間半ほどで到着することが可能です。
夏油高原スキー場のまとめ
上村愛子は夏油高原スキー場について、「大人も若者も子供も、スキーもスノボも、レーサーもフリースキーヤーも、モーグルスキーヤーもみんなが楽しめる。いろんなジャンルのスキーが一つのスキー場の中で共存してる。」と評しています。
コースもよく整備されていて、バリエーションも豊富、気温が低く雪質が良く、積雪量も多いということで、ゲレンデ自体は満点に近いスキー場といえます。バブル期に建設されただけあり、行ってみると設計者の心意気が設備やコースから伝わってくるほどです。
問題は天気。平均日照時間が1時間台というのは、1日晴れる日が珍しい、ということを指します。1月に訪れる人は、ゴンドラが動いたらラッキー、という程度の気持ちで行くといいでしょう。良く降るだけに雪質は良く、ふわふわのパウダーを楽しめます。
2月下旬頃からは晴れの日も多くなります。天気と雪質のバランスを取るなら、この時期を狙うといいかもしれません。 設備やコースには定評があります。規模もそこそこで、滑りがいのあるコースが揃います。天気と相談しながら、日程に余裕を持って滑るのが夏油高原スキー場の楽しみ方かも知れません。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。