志賀高原スキー場の口コミ・評判・感想
■志賀高原(長野県下高井郡山ノ内町)
「志賀高原スキー場」という名称は、上信越高原国立公園の志賀高原に展開するスキー場群の総称です。全体が18のエリアから構成されますが、全山共通のスノーパスで全てのエリアを利用できます。長野県を代表する大規模スキー場の一つとして知られています。
志賀高原スキー場全体の標高差は982mありますが、ゲレンデの最大標高(横手山)と最低標高(ブナ平の下部)とではエリアが異なります。したがって、標高差982mを通しで滑走することはできません。滑走可能な最大標高差は730mです。最低標高でも1300m以上あり、雪質の高いことでも知られています。
このページでは、志賀高原全体のイメージをつかめるように、全体をまとめて紹介します。ただ、前述したとおり、志賀高原は多数のスキー場(エリア)の総称であり、一つ一つのスキー場によって個性は異なります。
志賀高原のエリア
志賀高原は18のエリアに分かれますが、おおざっぱにいって、以下の6つに分類できます。なお、この分類は当サイトによる便宜的なものであり、公式分類ではありません。
- 熊の湯、横手山、渋峠
- 最も標高の高いエリア。中・上級者向け主体。
- サンバレー、丸池、蓮峠
- 志賀高原の玄関口エリア。標高は最も低い。ホテルや旅館が集中する。
- 西館山、東館山、発哺ブナ平、ジャイアント
- 初級から中級がメインの、バリエーション豊富なエリア。オリンピックコースもある。
- 寺小屋、高天ヶ原マンモス、タンネの森オコジョ、一ノ瀬
- ゲレンデ近くにホテルや旅館が集中しているエリア。志賀高原の中心部の一つ。
- 焼額山
- プリンスホテルが開発、運営するエリア。中上級者中心の滑りごたえのあるゲレンデが広がる。
- 奥志賀高原
- スノボ滑走禁止のスキーヤー専用ゲレンデ。志賀高原の中でも半独立した、滞在者向けリゾート。
志賀高原スキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- 標高が高く、本州では群を抜いた雪質。
- 4月でも十分な雪質を楽しめる。
- 志賀高原全体で整備が行き届いている。
- 寒い。
- いろんなエリアをツアーで楽しめるのがいい。
- バリエーション豊富な多彩なゲレンデ。
- 一つのスキー場としてくくるのに無理がある。一ノ瀬と焼額山は隣接しているけれど、まったく違う個性のスキー場。
- 日本のスキーの歴史とともに歩んだスキー場。一度は行くべき。
- サルやカモシカに出会える。
- 物価が高い。
- リフト券が高い。
- ゲレ食は高くて美味しくない。
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志賀高原スキー場のゲレンデ概要
総面積:400ha
コース数:84
最大標高/最低標高:2307m/1325m
標高差:982m
最長滑走距離:5000m
最大斜度:39度
リフト・ゴンドラ数:47本
レベル割合:初級46%、中級40%、上級14%
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志賀高原スキー場の口コミ・評判・感想
志賀高原は広大なスキー場であり、エリアによって個性が異なります。ここでは、志賀高原全体に関する口コミ・評判・感想を中心に掲載していきます。エリアに関することは、各エリアの紹介ページにて掲載していく予定です。
志賀高原の魅力は、やはりその規模。「技量に合わせて、いろんなエリアをハシゴで滑ることができるのが良い」「一つ一つのスキー場が広くて長い。全部が混んでいることはないので、空いているところを見つけられる」といった肯定的な感想が並びます。
「ゲレンデによって雰囲気が異なるのが良い。一つのゲレンデに飽きたら隣に行けばいい」という、移動の楽しさを指摘する声も多いです。「初心者から上級者まで、どんなレベルの人でも楽しく滑れる」というバリエーションの多さも魅力。ただ、「広いすぎて、まとまりに欠ける」という意見もありました。
雪質については、「本州のスキー場としては雪質は最高水準」という評判もあります。場所によって違いはありますが、「横手山や奥志賀は北海道のスキー場にも雪質は劣らない」という感想もありました。標高が高く内陸部にあるため、雪質に関する評価は高いといえるでしょう。
ただし、「雪質がいいぶん、天候は残念なことが多い」という体験談も。晴天率は4〜6割程度です。スキー場としては低い数字ではありませんが、好天を狙うなら数日滞在するつもりでいたほうがいいでしょう。
設備はゲレンデやエリアによって大きく異なりますが、全体的には古く、「昭和感」が感じられます。まとまったスキーセンターのないエリアもあり、使いやすいとはいえません。
リフト券の値段は高く、ナイターも充実しているとはいえません。内陸部で標高も高いため「寒い」という口コミも多く、「そもそもナイターにはあまり向かない」というコメントもありました。
ゲレ食は、「あんまり美味しくないし高い」「良くも悪くも昔ながらのゲレ食」という、ややネガティブな感想が多い様子。「広いスキー場なのに美味しい食堂が少ない」「奥志賀や焼額は美味しい店もあるが、とても高い」とのこと。
アクセスは正直なところいまひとつ。新幹線のある長野駅からは直通バスで70分〜80分かかります。便数も少なく、利用しやすいとはいえません。長野電鉄の湯田中駅からはバスも多いですが、荷物を担いでの移動はちょっと大変。クルマの場合は、上信越道の信州長野インターからは30km以上、約1時間かかり、雪道も大変です。それでも「オリンピックが行われてから劇的に交通は改善した」とのことです。
志賀高原スキー場のまとめ
誰でも楽しめる、日本を代表する広大な老舗ゲレンデ。それが志賀高原です。広大すぎて、口コミや感想を載せたとしても、それは志賀高原の一部を示すに過ぎない、ということはご理解いただきたいところです。
歴史と伝統に包まれたスキー場で、そのぶんリフト券や宿泊施設やゲレ食などのコストはお高め。ただ、それでもリピーターが多い、ということだけで、志賀高原の魅力は伝わるかもしれません。初心者から上級者まで楽しめる多彩なコース、ペンションから高級リゾートまで広い選択肢のあるステイ。こうした「選択肢の多さ」も志賀高原の長所です。
スキー、スノボをしている方なら、必ず一度は訪れてみたい、日本のスキークラシックが志賀高原といえるでしょう。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。