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Mt.乗鞍スノーリゾートスキー場の口コミ・評判・感想

■Mt.乗鞍(長野県大町市)

乗鞍岳の山麓に広がるスキー場。白濁色で知られる乗鞍温泉に隣接し、「温泉&スキー」が楽しめるゲレンデです。「乗鞍高原温泉スキー場」という名称でしたが、2012年シーズンより「Mt.乗鞍スノーリゾート」に改称されました。

標高2000mを頂点に広がる135haのゲレンデは壮大。標高の高さと地形が織りなす粉雪は、本州屈指の極上の雪質として知られています。

開設は1961年。地元出資の乗鞍観光株式会社の運営で、乗鞍高原温泉スキー場としてスタートしました。その後旧安曇村が出資して第三セクターとなり、市町村合併で松本市の三セクに。経営不振で2011年にスキー場をマックアース出資の新会社・株式会社のりくら総合リゾートサービスに運営を移管。マックアース系のスキー場となりました。このとき名称も「Mt.乗鞍」に変更。同時に旧乗鞍高原いがやスキー場も借り受けて統合し、「スノースマイルエリア」としています。さらに2018年には、ブルーキャピタルマネジメントに譲渡されています。

アクセスは長野道松本インターから40km、約60分。松本からみると、時間的には白馬に行くのと変わりませんが、山道を長い距離走らなければなりません。

Mt.乗鞍スノーリゾートの口コミ・評判・感想まとめ

  • 本州屈指の極上パウダースノーと乳白色の温泉のセット。
  • トップは2000mと標高が高く雪質が良い。
  • 行きにくい場所だが、行ってしまえば世界最高水準のパウダースノーと温泉が待っている。
  • 標高が高いのでとても寒い。大袈裟なくらいの防寒装備にすべし。
  • コースのバリエーションが豊富。誰でもレベルにあったコースを楽しめる。
  • エリア間の連絡が悪い。どこを中心にすべるかを決めて駐車場を選択すると良い。
  • 自然の中を滑走する雰囲気がとても良い。
  • スキーヤーの比率が高い。レベルも高い。
  • スノボもスキーも全体的にマナーがよい。
  • ゲレンデ全体に漂うのんびりとした雰囲気が良い。
  • 全体に空いている。休暇村エリアとくにはガラガラ。
  • この規模のスキー場で連休でもリフト待ちなしとは!
  • 昼食は、休暇村エリアの「リフレ」が空いている。
  • 3本滝レストハウスの「ソースかつ丼」は美味しい。
  • 「レストランのりくら」のキーマカレーがおいしい。全体に値段も良心的。
  • 山賊バーガーは、子分サイズで十分。味は普通。
  • 温泉がとても気持ちよい。
  • 東海北陸道高山インターからのアクセスは大変。松本インターがおすすめ。

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Mt.乗鞍スノーリゾートのゲレンデ概要

総面積:135ha
コース数:20
最大標高/最低標高:2000m/1500m
標高差:500m
最長滑走距離:5000m
最大斜度:35度
リフト・ゴンドラ数:8本
レベル割合:初級45%、中級25%、上級30%

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Mt.乗鞍スノーリゾートの口コミ・評判・感想

極上の雪質を味わえる本格的山岳ゲレンデ」。Mt.乗鞍を一言で表現すればこうなるでしょうか。トップ標高2000mという高さもさることながら、北アルプスの真ん中に位置しているため湿気も少なく、乾いたパウダースノーが楽しめます。ゲレンデも広く、コース外滑走も可能。オフピステも楽しめる山岳ゲレンデとしても希少性があります。「とにかく雪質。そしてコースのバリエも豊富。滑っていて飽きることがない」とは訪問者の代表的な口コミです。

山岳スキー場らしく、オフピステも開放。独自のローカルルールでツアー外滑走も認めています。「自然の中を滑れるのはとても気持ちいい。本物のぱふぱふを楽しめる」と大好評です。ツアーも企画されていて、バックカントリーエリアを滑ってみるのもいいでしょう。

ゲレンデのコースは中級者向け主体。人気は鳥居尾根のダウンヒルコースで2000mの距離を平均21度で下りきります。「コース幅は広くないが、きつめの中斜面が続いてダレがなく爽快」との感想が寄せられています。コースバランスでは「上級向け」が30%とありますが、本当の上級者向けコースは意外に少なく、「コースは滑るところはあまりない。オフピステ狙い」とのことでした。総じて中斜面が多いため、「全くの初心者には少し難しい」ということで、初心者向けのスキー場ではありません。

ゲレンデは「乗鞍ゲレンデ」「国設ゲレンデ」「休暇村ゲレンデ」「いがやゲレンデ」の4つに分かれています。ただ、最近は呼称が改められ、「乗鞍」「国設」をあわせて「乗鞍エリア」とし、「休暇村ゲレンデ」が「休暇村エリア」に、「いがやゲレンデ」が「スノースマイルエリア」になりました。各エリア間の連絡は悪く不評です。「エリア間を移動するのは大変なので、あらかじめどこを中心に滑るか計画し、駐車場の停める位置から決めた方がいい」とのアドバイスもありました。

たとえば休暇村エリアから乗鞍エリアに移動するには、休暇村第2ペアリフトを降りてから、三本滝レストハウス前まで50mほど登らなければなりません。「おかげで休暇村ゲレンデは孤立していて、とくに空いている」との口コミも。また、「スノースマイルエリア」はそもそも独立したスキー場だったので、乗鞍エリアに戻るにはバスによる接続しかありません。

なお、バックカントリーエリアからスノースマイルエリアまでの標高差は1400mで、「日本一の標高差」と謳っています。ただ、そういう滑り方をするスキー場ではありませんので、参考程度にしておいたほうがいいでしょう。通常のゲレンデ内の標高差は500mほどです。

ゲレンデは空いていることが多いです。「とにかくガラガラ。この規模のスキー場なのに、連休でもリフト待ちはほとんどない」という驚きの感想も。その理由は首都圏や中京圏からの不便なアクセスにあり、利用者数は最盛期の2割以下に減少しているようです。

他エリアのスキー場では、ここ十数年で高速道路アクセスが改善したのに対し、Mt.乗鞍はいまだに山岳道路をくねくね登らなければなりません。松本インターから40kmという距離も長いですが、細いトンネルあり、トラックとのすれ違いありで「運転は気を使う」。そのため、これだけの雪質のゲレンデでも利用者が少なく空いているのです。

注意点としては、「とにかく寒い。圧倒的に寒い」という点。もちろん時期にもよりますが、「普通のスキー場の感覚では身体が冷える。標高が高い上に内陸なので、寒さは大陸級」と表現する人もいました。「寒すぎるので初心者を連れてくるべきではない」という変わった意見もありました。「スキーは寒くてイヤ!」と初心者に思ってほしくないそうです。

ゲレ食の名物は「山賊バーガー」。鳥の味付け一枚肉を揚げたものとキャベツの千切りで、黒米も使用したバンズではさんだものです。サイズは親分と子分がありますが、「子分サイズでも普通のハンバーガーよりも大きい。十分な量」とのこと。味に関しては「まあ普通」というコメントもあり、そんなに期待しない方がいいかもしれません。

アクセスは上述の通り、長野道松本インターから40km、60分。基本的には一本道です。東海北陸道高山インターからは60kmで約80分ということですが、「道路が悪い部分もあり、冬場のアクセスは大変。松本からのほうが除雪がしっかりしているし、道のりもラク」だそうです。ただ、「松本からの道も細い部分もあり、くねくねの山道。昼間でも凍結には注意が必要。不慣れな人はゲレンデ下部の駐車場へ停めるほうがいい」とのこと。

鉄道利用では松本電鉄の新島々駅からバスで60分ですが、スキーを担いで松本電鉄のローカル列車に乗るのはあまり現実的ではありません。

Mt.乗鞍スノーリゾートのまとめ

高い標高による乾雪、広大なゲレンデ、バックカントリーからキッズエリアまで揃えたゲレンデ構成。総合力では本州トップクラスといえるのがMt.乗鞍スキー場です。しかも客は少なく快適に滑れるのですから、利用者にとっては素晴らしいスノボ/スキー場といえるでしょう。

難点は二つで、一つはアクセスの悪さ。冬季に山道を長時間運転するのは敬遠したくなりますし、鉄道で行くには不便すぎる場所です。ツアーもそれほど多く設定されておらず、結局、「いいスキー場だと知っているけれど、なかなか行けない」ということになってしまっているようです。

利用する側の立場としては、立地が不便なだけに、行くからにはゆっくりしたいもの。少なくとも2泊はして、温泉リゾートも一緒に堪能しにいく気持ちで行けば、素敵なリゾートライフを楽しめるのではないでしょうか。

※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。

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