菅平高原スノーリゾートスキー場の口コミ・評判・感想
■菅平高原(長野県上田市)
長野県上田市にある広大なスノボ/スキー場が菅平。1927年に開設された老舗ゲレンデです。戦前からスキー競技会の開催地となり、オリンピックの候補地に挙げられるほどの伝統あるスキー場です。
スイスのスキーリゾート地として知られるダボスと菅平の地元上田市は姉妹都市提携を結んでおり、菅平は「日本のダボス」とも称されます。長らく「菅平高原スキー場」の名称でしたが、2015年シーズンより「菅平高原スノーリゾート」に名称変更しました。
大きく分けて「太郎エリア」「ダボスエリア」「パインピークエリア」の3つのエリアがあり、緩斜面と急斜面がバランス良く配置されています。太郎エリアには表太郎、裏太郎、日の出、天狗、白金の4ゲレンデがあり、ダボスエリアには表ダボス、裏ダボス、奥ダボス、シュナイダー、シュナイダーファミリーの各ゲレンデに細分化できます。パインピークエリアには、つばくろ、オオマツの2エリアに分かれます。
これらの各ゲレンデが複数の索道会社によって合同運営されています。地元主導型の伝統的なスノボ/スキー場といえます。
リフトの運営会社は、おおざっぱにいって、表太郎、裏太郎、ダボス、白金が株式会社ハーレスキーリゾート。同社は2015年に日本スキー場開発系になっています。日の出、天狗が株式会社菅平スキーハウス。シュナイダーがシュナイダー索道合同会社。奥ダボスが上田リゾート観光株式会社。パインピークがマックアースとなっています。
アクセスは北陸新幹線上田駅からバス55分です。上信越道上田菅平インターからは20km30分ほど。信州の本格的なスキー場としては東京に近く、利便性は悪くありません。
菅平高原スキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- 広大で初心者から上級者まで幅広い層が満足に滑ることできるコースがある。しかもすいている。練習をするには最適なスキー場。
- 斜度が適度で、ワイドな斜面があり、初中級者の練習には向いている。
- ちょっとしたスキーツアーができるくらい規模が大きい。
- コースが多くて飽きない。広いエリアを滑れて気持ちがいい。
- どのコースを滑走しているのかわからなくなりやすい。
- 広くて、マップが手放せない。ゲレンデ上のコース案内は不十分で迷いやすい。
- 高低差があまりなく、1つ1つのコースが短いので、広いわりには滑り応えがない。
- 裏太郎ゲレンデは、基礎練習向け。初級者はダボスがなだらかで横幅も広いのでオススメ。
- ほとんどのコースがリフトから見えるので、家族の様子を確認できるので安心。
- 頂上付近の上級コースには、初心者の為の迂回コースが設定されているので、レベルが違う仲間とも滑りやすい。
- コブ斜面や急斜面もあり、上級者も滑りごたえがある。
- あまり雪が積もる場所ではないので、滑走区域の制限が多い。訪れる前に確認を。
- ダボスと太郎エリアは繋がっているが、上り坂や水平な部分があり、移動は面倒。
- リフトは繋がっていて、水平歩行で行き来はできる。
- 索道会社が複数あるので、エリア券だと乗れないリフトがある。
- 高速リフトが多いのでストレスを感じない。リフトの乗り継ぎも良い。
- 中距離リフトが多く乗り継ぎの順番を考えながら上を目指さないといけない。「考えるスキー場」。
- リフト係は親切で丁寧。
- 3時間券で充分楽しめる。
- 奥ダボスエリア券は安い。子ども連れなら奥ダボスだけで十分。
- 奥ダボスはコンパクトなゲレンデだが、子連れならここで十分。専用リフト券がお得。
- 奥ダボススキー場限定の1日リフト券は、ランチ券がついてお得。ホームページから申込書をプリントアウトする必要あり。
- 団体が多く、団体用スキー場かと思った。
- 基礎練習向けのスキー場。
- スキースクールの生徒が多い。
- リゾート的な雰囲気ではない。昭和の体育会系な香りがする。
- 昔ながらのスキー場という雰囲気。良くも悪くも昭和の香り。
- 施設は全体的に古め。
- 雪質の良さには感激。申し分ない。
- 晴れれば浅間山や遠く富士山まで見渡すことができる。景色のいいスノボ/スキー場
- 高速の上田ICからのアクセスは比較的良い
- 駐車場が無料で広い。
- ゲレ食があまり美味しくない。
- 焼きカレー屋MEL'sの焼カレーが美味しい。
- ペンション・ヒロストラーダのオムライスが絶品。
- 白金ゲレンデ林間のにある「マッキンレー」の食事が美味しい。
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菅平高原スノーリゾートスキー場のゲレンデ概要
総面積:118ha
コース数:60
最大標高/最低標高:1650m/1250m
標高差:400m
最長滑走距離:4000m
最大斜度:36度
リフト・ゴンドラ数:18本
レベル割合:初級20%、中級60%、上級20%
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菅平高原スノーリゾートスキー場の口コミ・評判・感想
「基礎練習にもってこいの体育会系ゲレンデ」。菅平高原を一言で表現するとこうなるでしょうか。ゲレンデレイアウトは緩斜面と急斜面が適度に組み合わされ、あらゆるレベルのスキーヤー/スノーボーダーが腕を磨けるようになっています。一方、ロングコースは少なく、長距離滑走には不向き。高速リフトを使って、コースを変えながら練習するのに適したスノボ/スキー場といえます。
実際、ゲレンデに立つと、「スキー合宿」とおぼしき団体客をよく見かけます。関東甲信越の高校出身者は、「合宿といえば菅平」というイメージを持つ人も多いようです。スキースクールも豊富で、特徴的なレッスンコースが揃っています。そういうわけで、平日でも週末でも、レッスン中のグループにはよくあたり、そのコースだけは混んでいたりします。
しかし、コースは広大。「レッスン中の場所さえ避ければ空いている」というのが、共通した感想です。リフトは高速リフトが主体で「ストレスが少ない」というのも多くの利用者が口を揃えます。短いリフトが多いですが、「リフトの接続は良い」とゲレンデレイアウトに関しても高い評価を得ているといっていいでしょう。
スノーパークも毎年設置されていて「規模も大きく、腕を磨くのにはもってこい」とのこと。連続して設置してあるエア台で練習する人も多いようです。
弱点もあります。何より「ロングコースが少ない」という点。最長滑走距離は4000メートルとされていますが、中上級者向けではありません。中上級者がロングクルーズを楽しむのに適したコースは見あたりません。
また、施設面にも課題があります。複数の索道会社がリフトを運営しているからか、ゲレンデレイアウトが複雑で、案内板も十分でなく、「どこにいるかわからなくなる」という口コミは多いです。ゴンドラがなく、一気に長距離を上がって滑り降りる、という楽しさはありません。
雪質に関しての評価はまずまずです。ただし、そもそもそれほど積雪量の多い土地柄ではありませんので、雪量はそれほど多くありません。雪の少ない時期には人工降雪機が使用されますが、一部コースが滑走不可になっている場合もあります。
リフト券はオールエリアが定番ですが、エリア券も発売されています。好評なのが奥ダボスエリア券。「子ども連れなら奥ダボスだけで十分楽しめる」という口コミが複数ありました。
ゲレ食で評判がいいのが、「焼きカレー屋MEL's」の焼きカレー。「絶品」「美味しかった」などのコメントが多数です。そのほか、「マッキンレー」の食事も美味しいとの評判です。
アクセスは北陸新幹線上田駅からバスで1時間足らずとまずまず。上信越道の上田菅平インターからは30分ほどです。新幹線からも高速道路からもアクセスしやすいスノボ/スキー場といえます。首都圏からの日帰りも可能ですが、やや遠いので、1泊で訪れたほうがいいでしょう。
菅平高原スノーリゾートスキー場のまとめ
「スキー合宿といえば菅平」というイメージ通り、実際にレッスンの団体客が多いスキー場です。斜面構成のバランスが取れていて、初心者から上級者まで練習ができます。腕を磨くのに適したスキー場という点では、多くの利用者の意見が一致します。
いっぽうで、名称とは裏腹に、「スノーリゾート」というイメージからはやや離れている様子。地元主導型のスキー場の例に漏れず、施設全体がやや古くなっていて、無料休憩施設に乏しいなどの弱点を抱えます。
ただ、昭和的な古き良きスキー場的な雰囲気も残っていて、それを評価する声もあります。リフトの運営がバラバラなわりに、スキー場全体の統一感はあり、高速リフトも豊富なので、滑ることにストレスはないようです。
手頃なペンションに泊まり、スノボ/スキーの腕を磨くにはよいゲレンデといえます。昭和の香りをエンジョイできる体育会系におすすめのスノボ/スキー場といえるでしょう。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。