Hakuba47スキー場の口コミ・評判・感想
■Hakuba47ウィンタースポーツパーク(長野県北安曇郡白馬村)
八方尾根の南に位置するスキー場。名前の由来は「4シーズン、7デイズ」。一年中、自然のなかで楽しめるパークにしたい、という意味だとか。通称は「よんなな」。
隣接する「白馬五竜スキー場」と山頂付近でつながっていて、リフト券も共通化されています。そのため、事実上「白馬五竜の一部のゲレンデ」といってもいいでしょう。したがって、この項目をご覧になる方は、「白馬五竜スキー場の口コミ・評判・感想」もあわせてご覧ください。
Hakuba47の特徴は、全長2500メートルの中級コースと、豊富なパークです。ゴンドラ1、クワッド1、ペア4のシンプルなリフト構成です。
開設は1990年、バブル絶頂期に完成しました。もともとは名古屋のテレビ局・中京テレビが開発したスノボ/スキー場です、2002年までは中京テレビの子会社・株式会社中京テレビリゾート企画が運営していました。2002年に運営会社が独立して株式会社白馬フォーティセブンとなり、同社は2007年に、自社の全株式をアメリカの投資会社ウォーバーグ・ピンカスに売却しています。
売却資金で、同社は敷地内にコンドミニアムの建設やゴンドラの増設・延長などを進めており、今後、Hakuba47近辺は大規模なリゾート開発が行われるようです。
アクセスは北陸新幹線の長野駅からバスで60分、JR大糸線白馬駅からバスで10分ほど。クルマの場合、長野道安曇野インター(旧豊科インター)から49km、上信越道長野インターからは45km。どちらのインターからも1時間ほどかかります。
Hakuba47スキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- 日本で一番質の高いパーク。パークは世界レベル。
- ハーフパイプ、ジャンプ台などアイテム豊富。まさにボーダーパラダイス。
- ハーフパイプは見事。それ目当ての人は損はしない。
- 初心者向けのパークもある。本格的にジャンプは無理でもそこそこ楽しめる。
- ルート1は整備された中斜面が尾根沿いに続いていくコース。斜度のバリエが豊富で、空いていれば快適で素晴らしい。
- 全体的に難易度が高いコースが多い。初級コースでもそれなりの斜度がある。
- メインコースはゴンドラに乗って行った先。中上級コースが多い。
- 山麓まで降りるコースは急なコースか、林間コースしかない。初心者スノーボーダーは苦労する。
- リフトのレイアウトはあまり良くない。クワッドだけが使いやすいので、これだけ混む。
- コースは少ないが、どれも面白い。コース幅は全体に狭い。
- 頂上まで上がるのに、ゴンドラとリフトを乗り継ぐのは面倒。
- 白馬五竜とあわせて、広大なゲレンデでスキーが楽しめる。
- 白馬五竜との行き来で迷う。天候の悪い日はとくに迷いやすい。
- 白馬五竜との共通リフト券は割高感が強い。47単独のリフト券がないのは残念。
- 白馬五竜に比べ、ゲレンデも駐車場が空いているので、47にクルマを停めて五竜へ滑り込むのがいい。
- 駐車場が無料で、しかもゲレンデから近い。
- ボーダーとファンスキーが多め。
- 外国人が多い。とくにオーストラリア人。
- ちょっと休憩したりするときに使える施設が少ない。
- レストランがゲレンデの各所にあるので便利。
- ゴンドラステーションのピザハウス「ルイス」は釜焼きでとても美味しい。ただし少しお高め。
- 食事が美味しい。ゴンドラステーションの「居酒屋四七」は山の上にいるのを忘れて、飲みまくってしまう。
- ゴンドラ駅にある「アリス」での大盛りがでかすぎ。若い人にはおすすめ。
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Hakuba47ウィンタースポーツパークスキー場のゲレンデ概要
総面積:32ha
コース数:8
最大標高/最低標高:1614m/820m
標高差:794m
最長滑走距離:3800m
最大斜度:32度
リフト・ゴンドラ数:6本
レベル割合:初級30%、中級40%、上級30%
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Hakuba47スキー場の口コミ・評判・感想
「パークが充実の中上級者向けゲレンデ」。Hakuba47ウィンタースポーツパークスキー場を一言で表現するとこうなるでしょうか。訪れた人が口々に驚くのはパークアイテムの豊富さと質の高さ。これが現在のHakuba47の売り物になっているのは間違いありません。
パークの内容は時期によって変わりますが、ハーフパイプ、BIGキッカー、アップテーブルトップ、ハイレインボーレール、サイドインアップBOX、フロントサイドウォール、ねじれレール、ダウンレール、トランスファーハイBOX、ドラム缶などが揃います。
そのほか、ルート上にもアイテムを設置。「メンテナンスも完璧で、とにかく飛びやすい。初級者向けパークにはアドバイザーも付いていて、安心して楽しめる」との口コミもあり、パークへの力の入れ方が大きいということがわかります。「日本で一番質の高いパークを持つスノボ/スキー場」と絶賛するベテランボーダーもいるほどです。
コースに関しては、「ルート1」のクオリティを評価する口コミが多いです。全長2500mのSAJ公認ロングコースで、最大斜度28度、平均斜度22度。「整備された中斜面が尾根沿いに続いていく。斜度のバリエーションが豊富で、滑っていて飽きない」との感想が代表的でしょうか。
Hakuba47のコース数はあまり多くありません。「コースは少ないが、どれも面白い」という意見がある一方、「ゴンドラとリフトの配置が今ひとつで、実際に滑ろうとすると使えるリフトが限られる」との厳しい感想も。「ゴンドラは上部ゲレンデに行くための手段で、何度も回そうというものではない」という評価も多いようです。
ゴンドラを回して滑れるのは「ルート7」で、3600mの最長コースです。しかし、平均7度の超緩斜面で「ボーダーは滑るには平らすぎる」との疲れ切った感想も。いっぽうで「ルート1」で下山しようとすると「初心者には無理目」だそうで、結局「初心者には楽しみにくいスノボ/スキー場」という結論になってしまいます。
豊富なパークがスノーボーダーを惹きつけるので、全体的には「スノーボーダーの割合が高い」という口コミが多いです。隣接する八方尾根はスキーヤーに人気なので、それとは対照的です。
ゲレ食は、ゴンドラ山麓駅ステーション内にある「ルイス」の評判が圧倒的。窯焼きピザを提供していて、「パリパリのピザ。めちゃめちゃ美味しい」という感想が多く寄せられています。お昼どきは混みますので、空いている時間を狙って決めて下山してみるといいでしょう。
アクセスは白馬では便利なほうに入りますが、全体にはやや不便。新幹線の長野駅からバスで60分、JR大糸線白馬駅から無料送迎バスで10分ほど。かつては首都圏から中央線の特急「あずさ」などで訪れる人が多かったですが、現在は新幹線利用のほうが時間はかかりません。中央高速バスもなかなか便利で、新宿を8時に出ると12時半頃に到着できます。
クルマの場合、長野道安曇野インター(旧豊科インター)から49km、上信越道長野インターからは45km。どちらのインターからも1時間ほどかかります。
白馬五竜に比べると駐車場は空いています。「47と五竜の両方のゲレンデに行くなら、47にクルマを停めて五竜へ滑り込むのがいい」というアドバイスもありました。Hakuba47¥は駐車場が無料で、しかもゲレンデから近いのも魅力です。
Hakuba47ウィンタースポーツパークスキー場のまとめ
八方尾根と白馬五竜という巨大スキー場の狭間に位置しているのがHakuba47。八方尾根はスキー主体の質実剛健なゲレンデで、白馬五竜は万人向けのバランスの取れたコースが売り物。それに負けじと、Hakuba47は「パーク」を目玉に据えた独自色を出しています。
実際、最近のHakuba47のパークの充実ぶりは目を見張るものがあり、パーク目当てに訪れる人は急増中。ついには「日本一のパーク」などと呼ばれるようになってきました。
パーク以外のコースについても、「ルート1」の質の高さには定評がありますし、モーグルコースを備えた上級者コースも滑りごたえがあります。全体的には、中上級者には満足度の高いスノボ/スキー場といえるでしょう。
いっぽうで、初心者が滑れるエリアは限られています。初心者であってもパークでコソ練をしたい人にはいいスノボ/スキー場といえますが、コースを普通に滑りたい初心者には向かないようです。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。