野沢温泉スキー場の口コミ・評判・感想
■野沢温泉(長野県下高井郡野沢温泉村)
1924年に営業開始した老舗中の老舗スキー場。総面積293ha、最長滑走距離10km、標高差1085mは、日本屈指の大スケールです。競技会の開催実績も多く、規模だけでなく伝統と格式も備えたゲレンデといえるでしょう。「天然雪100%、GWまで滑走可能」をウリにしており、雪質と積雪量も自慢です。
かつては村営でしたが、2005年に村民出資の会社「株式会社野沢温泉」に経営が移管されました。地元主導型の伝統的なスノボ/スキー場といえます。山麓には名高い温泉街が広がり、アフターに外湯巡りを楽しめるのも魅力。こうした日本的な雰囲気が受けて、最近は外国人スキーヤーが激増しています。
アクセスは飯山線戸狩野沢温泉駅からバス20分、北陸新幹線飯山駅からならバスで30分ほどです。上信越道豊田飯山インターからは20km30分ほどかかり、交通至便とはいえません。
野沢温泉スキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- 初級者から上級者までコースが充実。どのレベルのスキーヤーでも楽しめる。
- ゲレンデはとても広く変化に富んでいて3日は飽きない。
- コースが広く長くでかい!
- 広い緩斜面では初級者や子供が安心して滑れる。中斜面はやや少ない。
- 上の平ゲレンデは初級者や家族連れ向き。
- 穴場は湯の峰ゲレンデと、水無ゲレンデ。とくに湯の峯ゲレンデはいつも空いている。
- 雪質は良い。粉雪が魅力。とくに上の平ゲレンデから上は雪質が良い。
- 積雪量が多く、シーズンが長い。
- 日本海や山々の白銀の景色がとても綺麗。
- リフト、ゴンドラの駆動力がある。
- 新長坂ゴンドラが新しくて快適。
- ゴンドラは便利だが、待ち時間が長い。
- 全体的にコース間連結が悪く、リフトのレイアウトが今ひとつ。
- アフターの外湯めぐりが楽しい。
- 旅館や民宿が多い。大規模なリゾートホテルはない。
- 宿泊先の場所によってはスキー板を担いでかなりの距離を歩かないといけない。
- 「遊ロード」という歩く歩道近くの宿が便利。
- 日帰りの場合、第一駐車場は便利だけれど、土日は有料。無料なら第二駐車場を狙う。
- 外国人が多い。
- ゲレ食はとても豊富。迷うくらい。
- ゲレンデ内にレストランがたくさんあるので、順番待ちや椅子取り合戦をしなくていい。
- リフト券がやや高め。丸一日滑る人は食事つきのリフトクーポンを利用すべし。
- 高速からのアクセスが不便。降雪時は特に大変。
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野沢温泉スキー場のゲレンデ概要
総面積:297ha
コース数:36
最大標高/最低標高:1650m/565m
標高差:1085m
最長滑走距離:10000m
最大斜度:39度
リフト・ゴンドラ数:20本
レベル割合:初級40%、中級30%、上級30%
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野沢温泉スキー場の口コミ・評判・感想
「広大なゲレンデの老舗スキー場」。野沢温泉スキー場を一言で表現するとこうなるでしょうが。でも、野沢温泉スキー場の魅力は広さだけではありません。豊富な積雪量とそれにともなうシーズンの長さ、良質の雪、多彩なコース、選択肢豊富な食事、そして山麓の温泉。ウインターリゾートの魅力がめいっぱい詰まっているのが野沢温泉スキー場といえます。
「天然雪にこだわるスキー場で、雪質はとてもよく、長い間パウダースノーを楽しめる」とリピーターが太鼓判を押すように、雪質には定評があります。とくに標高の高い上の平ゲレンデは雪質もよく人気。初級者が楽しめる広い緩斜面があり、ファミリーで高い雪質を楽しめます。ただ、ピークシーズンには混みやすいので、「その場合は湯の峰、水無に逃げる。中斜面が多く、中級者の練習にはもってこい」とのことです。
広大なスキー場ですが、ゲレンデレイアウト上、長坂、日影の二つのゴンドラに人が集中します。とくに長坂ゴンドラは「週末の午前は1時間待ち」などという、21世紀の日本のスキー場では珍しい大混雑が発生することも。「朝は早めに長坂ゴンドラで上までいき、上の平が荒れてないうちに滑る」というのが賢い楽しみ方のようです。
また、野沢のハイライトの一つがスカイラインコース。「展望は超素晴らしい」と絶賛する口コミが圧倒的。中級者コースとされていますが、急斜面が続き、コース幅も狭いので難易度は高め。「圧雪されているので中級者でもなんとか滑れる」という感想もありますが、「このコースは事故も多いので要注意。ターンに自信がなければ進入無用」との警告する口コミもありました。
スノーパークは上ノ平ゲレンデに2kmに渡って設けられています。。キッカー、ボックス、レールといったアイテムが充実しています。とくに110mのハーフパイプは立派で、腕を磨くのにはもってこい。「整備はしっかりしていてコンディションは良い」という口コミも届いています。
飲食施設が多いことも、野沢温泉スキー場の魅力。ゲレンデ内には35軒もの飲食店が点在し、定食屋からイタリアンまで、多彩な味が揃います。口コミで評判のいいゲレ食の店とメニューは、「ユートピア食堂のみそラーメン」「パノラマハウスぶなのカレー」「はくぎんのカツどん」「ヒュッテポパイの定食類」などです。
リフト券はやや高め。食事券や入浴券がついた「特別割引パック」をウェブで案内されていますので、プリントアウトして持っていくと良いでしょう。水曜日は特に割引率が高くなっています。
アクセスは北陸新幹線開業により改善しました。これまで、鉄道アクセスは長野駅からのバスが一般的でしたが、北陸新幹線飯山駅ができたことで、飯山駅から30分足らずとなりました。
一方、クルマの場合は、ややアクセスが大変です。上信越道豊田飯田インターから20km約30分、一般道をひたすら走らなければなりません。天気がよければ問題ありませんが、荒天時は運転に気を遣います。さらに、温泉街は道が狭く、駐車場も少ないという問題点があります。
日帰り利用者向けには、最近、第一駐車場が整備され便利になりました。とはいうものの、首都圏からの日帰りには向かない場所ですし、「せっかく野沢に来たなら最低でも一泊して温泉に浸かったほうがいい」という、至極当然の感想も寄せられています。
野沢温泉スキー場のまとめ
日本を代表する伝統と規模を誇るスキー場。それが野沢温泉スキー場です。スキー場の雄大さや雪質において、野沢に匹敵するスキー場は本州にそう多くはありません。まして、有名な温泉地が付随しているところとなると、わずかに蔵王温泉と比較できるくらいでしょうか。こうした魅力に溢れているため、野沢温泉スキー場は日本人も外国人も惹きつけて、いまや日本屈指の人気スキー場となっています。
地元資本のデメリットとして、リフトやコースの非合理性を挙げる人もいますが、経営体制が変わってからは徐々に改善している様子。ゲレ食の豊富さなどは、地元資本が良い意味で競争して質の高さを維持しているともいえそうです。
宿泊主体の人気スキー場だけあって、週末のゲレンデ混雑はかなりひどいこともあります。また、晴天率は30-40%程度で低めです。この2点を除けばあまり欠点の見あたらないスキー場と言っていいでしょう。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。