奥志賀高原スキー場の口コミ・評判・感想
■奥志賀高原(長野県下高井郡山ノ内町)
志賀高原エリアの最奥部にあるのが、奥志賀高原スキー場。1969年に開設された老舗ゲレンデで、「大人向けの静かなスキー場」がコンセプト。皇太子殿下一家が毎年のように訪れてきたことでも知られています。
ベース近くに高級リゾートホテルが構え、ゲレンデ全体も上品な雰囲気が漂います。2015年シーズンまでスノボ滑走を禁止しており、いまでもスキーヤーが主体。中規模のゲレンデですが、滑走感のあるダウンヒルコースが売り物です。
もともとは長野電鉄が開設しましたが、2007年に野村證券系の投資ファンド、ユニファイド・パートナーズに売却。その系列の株式会社奥志賀高原リゾートが運営しています。
アクセスは上信越道信州中野インターから38km、北陸新幹線飯山駅からバスで1時間30分です。
奥志賀高原スキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- 標高が高く雪質が良い。
- コースの整備状態がいい。
- 景色が良く、霧氷も見られる。
- 志賀高原の他エリアとは違う、落ち着いた雰囲気が素敵。
- 混雑がなく、マナーの悪い客も少なく、ゆったりと大自然を楽しめるスキー場。
- 志賀高原でもここまで来ると、圧倒的に空いている。
- BGM音楽が流れておらず、自然の静けさを満喫できる。
- コースバリエーションは乏しい。
- ダウンヒルコースは中級に最適。ゴンドラで回せるのがいい。
- 第1ゲレンデは幅広、緩斜面で、初心者、初級者に最適。
- ゲレンデが空いており、思い切り滑れる。
- ゴンドラは快適だが、リフトが遅すぎる。
- スノーボードOKになっても、スキーヤーが多い。
- パウダー系の人がほとんどいない。
- 全体に高年齢が多い。
- レストランが少ない。混雑時は席の確保がきつい。
- 昼食はサンクリストフの焼きチーズカレーがおすすめ。
- グランフェニックスのランチは、高いけど値段だけのことはある。
- 遠くて行きにくい。
■「びゅうトラベル」なら新幹線スキーが安い! [PR]
奥志賀高原スキー場のゲレンデ概要
総面積:35ha
コース数:10
最大標高/最低標高:2000m/1460m
標高差:54m
最長滑走距離:2200m
最大斜度:30度
リフト・ゴンドラ数:6本
レベル割合:初級20%、中級58%、上級22%
全国スキー場・ゲレンデ情報(じゃらん) [PR]
奥志賀高原スキー場の口コミ・評判・感想
「天皇家御用達の高級スノーリゾート」。奥志賀高原スキー場を一言で表現すれば、こうなるでしょうか。皇太子殿下一家がご愛用のスキー場と言えば、それだけで行ってみたくなる人も多いでしょう。
ゲレンデは志賀高原エリアの最奥部に位置し、比較的小規模です。志賀高原もここまで来ると訪れる人も少なく静か。「ゲレンデには音楽が流れておらず、高原の澄んだ静けさを満喫できる」「落ち着いた雰囲気で、志賀高原の他エリアとは一線を画す風格がある」などといった口コミもありました。
コースは焼額山の北東部に細長く伸びており、山頂では焼額山スキー場と連絡しています。看板のダウンヒルコースに沿って奥志賀ゴンドラがあり、ゴンドラ一本で回せるコース設計は、「効率的に滑れる」と評判です。
ベースは二つに分かれており、奥志賀高原のメインベースであるセンターハウス付近にはゴンドラは来ていません。センターハウス付近には第1ゲレンデという緩斜面があり、初めてスキーをする人向け。中上級者はリフトを乗り継いで山頂の下まで行き、そこからダウンヒルを降りてゴンドラを回すという形になります。
センターハウス側は初中級者向けコースが多く、「コースが広く傾斜が緩やかで、非常に滑りやすい」という感想が寄せられています。一方、ダウンヒル側は「急斜面が多く中上級向け」という口コミもあります。レベルに応じて使い分けのできるスキー場といえそうです。
コースバリエーションは、それほど豊富ではありません。それでも「第2エキスパートコース、ダウンヒルコースは、斜度、距離、幅、斜面のバリエーションがあって、滑り応えがある。とくにダウンヒルはなかなかの名コース」といった感想がありました。
志賀高原全体にいえることですが、標高が比較的高く、雪質も良いという評判です。「奥志賀高原は整備状態も優れていて、景色も良く、人も少なく、北海道に劣らないくらい快適に滑れる」と絶賛する人もいます。
スノーボードの解禁は2016年シーズンからと、比較的最近。そのため、奥志賀高原は、いまでもスキーヤーが主体のスキー場です。「ゲレンデにボーダーが座っていることが少ないので、スキーヤーのリズムで滑りやすい」「パウダー系の人が少ない」といったと感想を挙げる人もいました。
不満があるのはリフトの速度。「昭和時代のレトロなリフトが昔ながらの速度で動いている」という厳しい感想も。「焼額との連絡は平坦な部分が多く疲れる」という苦情も届いています。
ゲレ食で人気なのは、ゴンドラ乗り場近くの「レストランサンクリストフ」。スポーツハイム奥志賀に設置されたレストランで、「焼きチーズカレー」が大絶賛の人気です。「焼きたてパンも美味しい」と評判です。
「グランフェニックスホテル」のレストランも評判です。イタリアン、和食、中華とありますが、「どの店も混んでいるので、予約した方がいい」とのこと。「少し高いが、値段だけのことはある」という感想が寄せられています。おすすめは、「牛タンシチュー」「ハンバーググラタン」「パスタ」「担々麺」あたりでしょうか。
奥志賀センターハウス内には、カフェレストラン「スポーツバー プラネットパウダー」が、ゴンドラ乗り場前にある「ル・シャモア」もあります。レストランの数は全体に少なく、週末は混雑しますので、混雑時間帯を外すなどの工夫もしたほうがいいかも知れません。
奥志賀高原スキー場へのアクセスは、JR長野駅からバスで約90分〜100分。バスの時間が長すぎて、新幹線を使っても東京からの日帰りはほぼ不可能です。
クルマは上信越道信州長野インターから約35km。長野オリンピックを機会に道路事情は大幅に改善されましたが、それでも交通至便とはいえません。志賀高原のなかでも最奥部にあるので、雪道に慣れていない人は注意してください。
奥志賀高原スキー場のまとめ
奥志賀高原スキー場は、こじんまりした高級スノーリゾートです。ゲレンデ面積は中小規模で、コースバリエーションも豊富とはいえませんが、コースの質は高く、整備も行き届いています。
初級者、中上級者それぞれが、それなりに満足するコースをきちんと揃えていて、クオリティの高い宿泊施設がそれを迎え入れる、という感じでしょうか。皇室御用達だけあって、客層も全体に上品。志賀高原もここまで来ると、わざわざ来る人も少なく、コースは空いていて安全に滑れます。
高速インターや新幹線駅からとにかく遠いですから、とんぼ返りではもったいない場所です。2泊くらい滞在して、のんびりスキーやスノボを楽しむといいでしょう。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。