竜王スキーパークの口コミ・評判・感想
■竜王スキーパーク(長野県山ノ内町)
長野県北部、いわゆる「北志賀」といわれるエリアにある大型スノボ/スキー場。世界最大級の166人乗りロープウェイ「ベセル」がシンボルです。「北志賀竜王」とも言われます。
ゲレンデは大きく2つに分かれていて、上部が「スカイランドエリア」、下部が「バレーエリア」と呼ばれます。スカイランドエリアは樹氷林に囲まれていてパウダーが売り物。おもに中上級者向けですが、初級レベルのコースもあります。一方、バレーエリアはパークやキッズゾーンなどが備えられファミリー向けです。
開設は1961年で、当初は地元出資の小型スキー場でしたが、バブル期に規模を拡大。バブル崩壊後経営危機に陥り、運営会社の竜王観光株式会社は2005年に民事再生法を申請、2009年に日本駐車場開発系の子会社である日本スキー場開発に買収されました。これにより、白馬八方や栂池スキー場と同系列になっています。2010年には、竜王観光株式会社から株式会社北志賀竜王に社名を変更しています。
アクセスは上信越道信州中野インターから16km、約25分。北陸新幹線長野駅からバスで約70分です。
竜王スキーパークの口コミ・評判・感想まとめ
- 広い初中級向けの緩斜面が豊富。全体にコース幅が広く軽快に滑れる。
- 中急斜面は人が少なくリフト待ちも少ない。
- バレーエリアは混んでいる。
- スカイランドエリアは雪質も良く、ゆったりと滑れる。
- 圧雪がしっかりしていて、滑りやすい。
- 木落コースがスゴイ!ここを体験するためだけに行く価値がある滑り応えのあるコース。
- 木落としコースは非圧雪の長い急斜面が続く。他ではなかなか体験できない。休日は混んでいて気を遣うが、行く価値がある。
- 晴れたときの山頂からの景色は素晴らしい。妙高の山並みが美しい。
- パークが充実している。いろんなエリアにさまざまなアトラクションがある。
- 細かいリフトの乗り継ぎが多く面倒。
- コースの連絡がわかりにくい。
- リフトが止る回数が多い。
- 高速リフトが少ない。リフトに乗っている時間と待っている時間が長い。
- ロープウェイの運転間隔が長い。大型ロープウェイでも、運転間隔が長いと意味ない。
- 平日でも結構混んでいる。リフト待ちもある。
- パック券は食事+ドリンク+入浴券で格安。費用対効果は高い。
- 駐車場が土日も無料。きちんと舗装されている。
- 団体の初心者が多く、マナーが悪い(理解していない)人が多い。コース内の座り込みも多い。
- ゲレ食が安くて豊富。
- 「クリスタル・ガーデン」のスタミナ丼がおいしい。
- クレープが美味しい。
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竜王スキーパークのゲレンデ概要
総面積:98ha
コース数:19
最大標高/最低標高:1930m/800m
標高差:1080m
最長滑走距離:6000m
最大斜度:39度
リフト・ゴンドラ数:12本
レベル割合:初級35%、中級40%、上級25%
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竜王スキーパークの口コミ・評判・感想
「アイテム豊富なバリエーションスノーパーク」。竜王スキーパークを一言で表現すると、こうなるでしょうか。
まず、世界最大級の166人乗りのロープウェイ。山麓から8分で山頂エリア(スカイランドエリア)に運んでくれます。「スカイランドエリアも初中級者向けコースが多いので、腕前に関係なく楽しめる」のが魅力。標高が高く、「ゴールデンウィーク中でも十分な雪がある」とのことです。
そしてなんといっても、竜王スノーパークを象徴するのが「木落しコース」(ページ上写真)。「木落しb」と「木落しc」の2コースがあり、どちらも非圧雪。国内屈指のダイナミックなコースとして知られていて「これを滑らなければ竜王に来た意味がない」というスノーボーダー、スキーヤーも少なくありません。ただし、「ビギナー厳禁」ですので、初級者は素直にロープウェイで降りましょう。木落しbの全長は1320m、最大32度、平均23度という難コースです。
山麓のバレーエリアは全体的に広い緩斜面が多く、「初中級者の練習にはもってこい」とのこと。団体で練習に来ているグループも少なくありません。そのためか、「マナーの悪いスノーボーダー、スキーヤーが多い」とは複数の口コミ。マナーが悪いというより、初心者すぎて「マナーを理解していない」ボーダーも多いようで、ゲレンデ座り込みに対する不満は多く聞こえました。
リフトの接続にも改善を要望する声が少なくありません。「長い距離を稼げるのはロープウェイだけで、リフトは短く速度も遅い」という不満が見られます。リフトの案内も十分とはいえないようですから、迷いやすい人は要注意です。
最近はスノーパーク施設も充実してきています。ビッグエアバッグ、8mワイドBOX、キンクBOX、ナローBOXやレール、キッカーなどがずらりと揃います。ゲレンデ各所に小さなアトラクションが設けられていて、スノーボーダーや子ども連れの評判は良いようです。
ゲレ食は「豊富でしかも安い」という口コミが寄せられています。ただ、「安い分、味は普通というか…」という感想もありました。名物は「クレープ」だそうで、これは山麓のインフォメーションセンターで食べられます。晴れると山頂のレストランからの眺望がとても良く、「景色がおかず」になるという感想も。
アクセスは上信越道信州中野インターチェンジから16km、約25分です。駐車場は週末でも無料です。晴れていればスタッドレスだけでたどり着けますが、チェーンは必ず携行しましょう。鉄道の場合は、北陸新幹線長野駅から約70分。長野電鉄湯田中駅からもシャトルバスがあり、25分で到着します。
竜王スキーパークのまとめ
なんといっても木落しコースが竜王スキーパークの最大のセールスポイント。これだけの滑りごたえのあるコースを持つスキー場は多くありません。
一方、竜王スキーパークのシンボルといえば大型ロープウェイ「ベセル」ですが、特筆するほどの評判はありません。収容力が高いとはいえ、待ち時間が長いので、どうしても不満が出やすいようです。ただ、ロープウェイのおかげで初心者でも山頂エリアを楽しめるというメリットはあります。
スキーヤー、スノーボーダーのマナーに関する苦情が多いのが残念なポイントですが、初心者が多いゲレンデはどこも似たような問題を抱えていますので、竜王特有の話ではないと思われます。
また、近年、パークの充実の力を入れているのも竜王の特長です。スノーパーク的な要素を楽しみたい方にはおすすめのスノボ/スキー場といえるでしょう。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。