六日町八海山スキー場の口コミ・評判・感想
■六日町八海山(新潟県南魚沼市)
越後三山のひとつ、八海山の南西斜面に開かれたスキー場。800mの標高差を一気に下りきるダウンヒルコースが売りものです。質の高い非圧雪エリアも多く、上級者であれば一度は滑っておきたいゲレンデの一つでしょう。
開設は1983年で、運営はプリンスホテル。ただし、ゲレンデサイドにプリンスホテルはありません。
アクセスは関越道六日町インターから12km20分、鉄道の場合は上越線六日町駅からバス30分です。新幹線を利用する場合は、浦佐駅から週末のみ運行のバスで約35分です。
六日町八海山スキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- 滑りごたえのある本格派スキー場。
- 最低中級以上、実際は上級者でないと楽しめないゲレンデ。
- 滑り応えのある急斜面揃い。不整地コースが長い。
- 長いコブ斜面を思う存分滑ることができる。
- 上級コースが多い。中級コースでも、他のゲレンデでは上級コースに分類されるレベル。
- ロングコース、非圧雪ゾーン、パーク、とバリエーション豊富。
- コースバリエーションは少なく、スキー場の難易度は高め。
- 人が少なくダイナミックに滑れる。
- 初心者向け「らくらくコース」は滑ってもただ降りるという感じでおもしろくない。
- 前倉コースはカービング向きのフラットバーン。
- ロープウェイで一気に山頂へ行け、中上級、林間のロングコースが楽しめる。
- コース外滑走禁止の放送が多い。そういう人が多いのか。
- ロープウエイが速い。週末は10分間隔のピストン輸送で、あまり待たない。
- 初級者やこども連れには向かない。
- 雪質がよく、ゲレンデもすいている。
- すいていればのどかで静かなスキー場。
- スキーヤーの割合が多い。
- 駐車場は平日無料。
- アクセス道は除雪されているが、降雪が多いので準備が必要。
- スキー場までの道のりが除雪されていてアクセスしやすい。
- ゲレンデ中腹にあるレストラン「ダウンヒル」は、景色は最高。ただし狭い。
- プリンスホテル系なのにプリンスホテルはない。
- 雪質は重い感じ。パウダーは期待できない。
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六日町八海山スキー場のゲレンデ概要
総面積:55ha
コース数:15
最大標高/最低標高:1170m/355m
標高差:815m
最長滑走距離:5500m
最大斜度:38度
リフト・ゴンドラ数:4本
レベル割合:初級30%、中級40%、上級30%
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六日町八海山スキー場の口コミ・評判・感想
「ダウンヒルコースが売りものの、中上級者向けスキー場」。六日町八海山スキー場を一言で表現すると、こうなるでしょうか。
滑走距離3000m、標高差815mを一気に下るダウンヒルコースは、国内屈指の名コースとして知られています。「とにかく滑りがいのあるスキー場。上級者なら一度は来るべき」という口コミが、ほぼ全てを物語っています。
山頂へは全長2217mの81人乗りロープウェイで、わずか5分で上がれます。そこから3000mのコースをノンストップで下りきるのが、このスノボ/スキー場の醍醐味です。
「山頂からベースまで、滑り応えのある斜面が続く。ホンモノのダウンヒルコース」「八方尾根のリーゼンスラロームに匹敵」「途中休憩するような平らな場所がないので、人が溜まっているところも少なく、とても快適に滑れる」といった感想が多く、「ガンガン滑りたい中上級者にはもってこい」というのが代表的な評判でしょうか。
コブ斜面も豊富で、「難度の高い自然コブが続く」「非圧雪ゾーンが豊富で飽きない」という、上級者を唸らせる斜面が好評です。
反面、コースバリエーションは豊富とはいえません。おおざっぱにいって、ロープウェイで登る「ダウンヒルコース」「エキスパートコース」と、ペアリフトで登る「前倉コース」の3つしか軸となるコースはありません。
前倉コースは「カービング向けのフラットバーンで、とても気持ちよく滑れる」と好評ですが、週末以外は閉鎖されていることも多いです。そのため、圧雪なら「ダウンヒル」、非圧雪なら「エキスパート」の2本がメインのスノボ/スキー場といってもいいでしょう。
初級者でも、山頂からの迂回路「らくらくコース」を使えば下れることは下れますが、「途中折り返しが25回もあるジグザグコース。足に来る」という感想が。ゲレンデ下部には、うさぎ平ゲレンデという初級者コースもありますが、「上級者がかっとんで来るので、初級者には向かない」という口コミもあり、とくにおすすめはしません。
「初級者がここに来ても楽しめない。中上級者限定のゲレンデと考えた方がいい」というのが、大勢の意見です。ただ、「初級者が少ないスキー場なので、初心者がひしめいていることがなく、うさぎ平ゲレンデは幅広なので、意外に練習しやすい」という声もありました。
六日町八海山スキー場の最高標高は1170m。このエリアでは特別高いわけではなく、雪質については「重い感じで良くはない」という口コミが多いです。ただ、ピークシーズンの降雪後などは「パウダーふかふかで非圧雪コースを滑るのは格別」という感想もありました。
フリーライドパークは、うさぎ平ゲレンデに。キッカーやウェーブなどが設置されていますが、「パークの難度は高くない」とのこと。パークを目的に六日町八海山に来る必要はなさそうです。
基本的にはロープウェイでぐるぐる回すスノボ/スキー場ですので、「リフトやゴンドラで座って休憩できる時間がない」という感想もありました。ずっと立ちっぱなしなので、「3回滑ったらへろへろ」というスキーヤーもいました。
ゲレ食は、中腹の「レストランダウンヒル」と、ベースの「レストラン山景 SANKEI」「ラーメンコーナー」の3つ。かつてはベースの「あんにんご」が大人気でしたが、2016年シーズンより「レストラン山景」にかわりました。
プリンス系だけあって、食事のレベルはどの店も高く、おおむね評判はいいです。六日町八海山スキー場のおすすめゲレ食を挙げるとすれば、「山景」の「ロコモコ」「ローストポーク」、「レストランダウンヒル」の「栃尾油揚げソバ」あたりでしょうか。ラーメンも「ボリュームがあっておすすめ」という感想が寄せられています。
六日町八海山スキー場の特徴として、ツアー客が少ない、という点もあります。中上級者向けスキー場という性質から、学校団体なども見かけません。そのため「来場者の平均年齢は高め」という噂もあります。また、スキーヤーのほうがスノーボーダーよりも多いようです。若いボーダーが少な点については、ベテランスキーヤーにはひそかに好評です。
規模自体はそれほど大きなスキー場ではありません。そのためか、リフト券価格も手ごろで、駐車場も平日無料と、リーズナブルなスノボ/スキー場です。
アクセスは関越道六日町インターから12km、約20分です。それほどの難路はありません。駐車場は平日無料、土休日でも500円とリーズナブルです。
鉄道の場合は、JR上越線六日町駅よりバス30分です。六日町駅には上越新幹線は停まりませんので、新幹線で来る場合は、浦佐駅からバスで35分です。ただし、浦佐駅発着のバスは土休日のみで、1日1往復だけです。それ以外は、上越新幹線で越後湯沢駅まで来て、上越線に乗り換えて六日町駅に至るのがよいでしょう。
六日町八海山スキー場のまとめ
六日町八海山スキー場は、日本でも有数の中上級者向けスノボ/スキー場です。名物のダウンヒルコースとエキスパートコース、広々とした前倉コースと、中上級者が満足するコース設計に大きな特徴があります。
これだけ特徴がはっきりしたスノボ/スキー場なので、「行くかどうか迷っちゃう」という位置づけにはなりません。ある程度の技量がある人が、がんがん滑りたい、さらに腕を磨きたい、という目的で訪れるなら、おすすめのスノボ/スキー場です。
ゲレンデはコンパクトで、コースバリエーションは少ないですが、中級レベルで腕を一段上げたいというにもおすすめできます。いっぽう、初級から中級になったくらいの方には、あまりおすすめしません。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。