札幌国際スキー場の口コミ・評判・感想
■札幌国際(札幌市南区)
「札幌市内で雪質のいいスキー場」。それが札幌国際スキー場の特徴です。朝里岳を介してキロロと反対側の東斜面にあります。キロロ同様豪雪エリアに位置しているので、積雪量は北海道随一。キロロに比べると規模は小さいですが、積雪量と雪質はほぼ同じと考えて良いでしょう。東側斜面にあるためにキロロよりも冬の天候が安定して、キロロが滑れない場合でも滑れたりします。札幌市内各所から直行バスがあり、アクセスは良好です。
札幌国際スキー場の開業は1978年。オープン当初から札幌市などが出資する第三セクター・札幌リゾート開発公社が運営しています。
スキーリゾートの規模としては中堅。北海道内の大規模リゾートに比べると小さいです。ただ、コースはワイドです。キロロ同様、豪雪地帯に作られたスキー場なので、積雪量の多さと、それにともなうシーズンの長さは長所。とくにシーズン初めと終わりには、キロロと並び高い人気を保っています。
札幌国際スキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- 積雪量は多い。札幌市内でこの雪質には満足。
- 11月から5月まで滑れる。
- 春先は雪が悪くなる。
- ゲレンデは緩斜面が多い。初・中級者向け。
- コースの幅が広くて滑りやすい。
- 事実上1本のゴンドラだけしか使えない。
- 価格は全体的にリーズナブル。
- 団体が多い。修学旅行生も多い。レッスンしている人が多いスキー場。
- 北海道にしては混んでいる。
- この規模のスキー場にしては飲食店が豊富。
- 「国際」といいながら、外国人はそれほど多くない。
- 帰りに定山渓の温泉に浸かれるのがよい。
- 定山渓温泉に泊まるとアクセスがラク。
- 札幌市内各地から直行バスがあって便利。
札幌国際スキー場のゲレンデ概要
総面積:45ha
コース数:7
最大標高/最低標高:1100m/630m
標高差:470m
最長滑走距離:3600m
最大斜度:30度
リフト・ゴンドラ数:5本
レベル割合:初級30%、中級50%、上級20%
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札幌国際スキー場の口コミ・評判・感想
「札幌市内の豪雪スキー場」。札幌国際スキー場を一言で表現すると、こうなるでしょうか。札幌市内といってもかなりの山間部。キロロと同じ朝里岳山麓のスキー場です。テイネに比べると市内からのアクセスはかかりますが、札幌中心部から60分でこれだけの積雪のスキー場があるのです。
同じエリアでもキロロと天候は異なることが多く、「キロロが吹雪でクローズしていても、札幌国際は晴天だったりする。そのくらい天気が違うことがある」ということです。もちろん逆もありますので、「その日のピンポイント予報を見てから、キロロか札幌国際かを選ぶ」とは地元リピーターの声です。
シーズンは長く、11月下旬からゴールデンウィークまで滑れます。とはいえ「4月に入るとさすがに雪質は悪くなる。本州からわざわざ来るほどではない」という声もありました。
ゲレンデは中級者向けが多く、上級者を満足させるほどのハイレベルなコースはありません。初級者向けも多くはありませんが、初級者でも頂上からロングラン可能なコースが設定されています。「初級者が上手になった気分を満喫できるスキー場」との感想がありました。斜度は15度くらいの緩斜面が多く、「ゆっくりと長く滑れるので初中級向き」という意見が代表的でしょう。
7本のリフト・ゴンドラがありますが、「実際に使うのは山麓から頂上までのゴンドラだけ。ゴンドラ一本でぐるぐる回るスキー場」という声が多いです。その頂上までのゴンドラは2本ありますが、利用が集中するためやや混雑します。「シングルレーンがあるので、分かれて乗るとあまり待たずにすむ」ということです。
札幌国際スキー場の特徴として、全体に価格が手ごろ、という長所もあります。「第三セクターの経営だからか、全体に価格はリーズナブル。リフト券も5時間券が設定されていて、格安と言っていい。駐車場も無料」。ゲレンデサイドの飲食店の価格もそれほど高くありません。
また、パック券も豊富で、ランチパック(ランチ+5時間券)がありますので、「クルマで行けば、格安で十分滑って食事もできる」というわけです。パック券はほかにも温泉パックやバスパックもありますので、札幌国際スキー場に行くのならパック券は事前にチェックしておきましょう。ただ、スキー、スノボのレンタル料金はとくに安くはありません。
基本的には日帰り向けのスキー場ですので、日帰り施設は充実しています。更衣室がしっかりとしていて、ゲレンデの飲食店が6店もあり、ラーメン、どんぶり、カレーなどの基本的なメニューを手頃な価格で食べられます。
アクセスは札幌市内からバスで60分。小樽から40分、定山渓温泉から30分です。「ゲレンデ周辺にホテルはない。最寄りで泊まるとしたら定山渓」ということです。
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札幌国際スキー場のまとめ
豊富な積雪量で、ロングシーズン楽しめる庶民向けのスキー場。それが札幌国際スキー場の姿といえます。隣接するキロロや、同じ札幌市内のテイネとの比較になりやすいですが、キロロやテイネより小さくコース数も少ないものの、コースそのものは広く、北海道らしいスキーを楽しめるゲレンデといえるです。
北海道の多くの大型スキー場が宿泊中心なのに対し、ここは日帰り中心というのも特徴です。そのため日帰り施設が充実していて、価格も手ごろ。半公営で、まさに庶民向けのスキー場といえるでしょう。
基本的には、札幌市民向けのスキー場ですが、札幌旅行に来た人が1日だけ滑りたい、という場合にも向いています。その場合はリフト券とバス代がセットになった「バスパック」で訪れると良いでしょう。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。