スキー・スノボのおすすめゲレンデを知り、楽しく滑りまくるためのサイトです。

スキー・スノボ研究所

トップ >> 中央道 >> 白馬岩岳

白馬岩岳スノーフィールドの口コミ・評判・感想

白馬岩岳スキー場

■白馬岩岳(長野県北安曇郡白馬村)

白馬村の北部、八方尾根の北に位置するスキー場。白馬エリアでは独立峰の山頂から滑り降りることのできる唯一のスノボ/スキー場です。かつては「白馬岩岳スキー場」という名称でしたが、「白馬岩岳スノーフィールド」に変更されました。

「岩岳学生スキー大会」が毎年実施され、学生スキーの中心地として知られています。スキー部に所属していたなら、訪れたことがある、という人も多いでしょう。競技や検定で利用されることの多いゲレンデのため、トレーニング向けのコースを多く備えています。

開設は1952年で、歴史ある老舗スキー場です。運営は白馬観光開発株式会社。東急グループの会社でしたが、2012年11月1日に日本駐車場開発子会社の日本スキー場開発に株式が売却されました。現在は日本スキー場開発所有のスキー場となっています。八方尾根や栂池高原の一部リフトと同系列ですが、それらと違い、岩岳は白馬観光開発の単独運営です。

アクセスは北陸新幹線長野駅からバスで60分、JR大糸線白馬駅からバスで10分ほど。かつては首都圏から中央線の特急「あずさ」などで訪れる人が多かったですが、現在は北陸新幹線利用のほうが時間はかかりません。クルマの場合、長野道安曇野インター(旧豊科インター)から52km、上信越道長野インターからは49km。どちらのインターからも1時間20分ほどかかります。

白馬岩岳スノーフィールドの口コミ・評判・感想まとめ

  • 晴れれば白馬三山の景色が圧倒的。白馬のスキー場のなかでも眺望は一番。八方尾根、栂池、白馬乗鞍、白馬コルチナまで見渡せる。
  • 連休で混雑していても、他のスキー場よりは空いているほうだと思う。
  • 短いながらもコースバリエーションが豊富。
  • 上部と下部で実質的に分離されているスキー場。ゴンドラでぐるぐる回すのには向かない。
  • ゴンドラが混んでいるときは、中央高速リフトを使うと待たない。上がってしまえば、上部でコースの選択肢は多く楽しめる。
  • 山頂から山麓へのコースは細いし混雑するのでおすすめしない。
  • 山頂コースはバリエーションが豊富で、週末でも選べば混雑のないコースがある。
  • 上部ゲレンデにはパークも充実。
  • リフトは全体的に短めで、高速リフトの数も少ない。
  • ロングクルージングを楽しむゲレンデではない。短い距離を繰り返すのが岩岳流。
  • 中級者は山頂エリア裏側の「ビューゲレンデ」がおすすめ。パウダーを楽しめるし、空いていて快適。
  • 初級者は、上部にある「サウスゲレンデ」がおすすめ。広くて斜度も緩やか。リフトもゆっくり。
  • 「イーストゲレンデ」は距離は短いが、傾斜が一定で滑りやすい。練習向け。
  • ゲレンデ下部は午後は雪が溶けやすい。
  • 大会が多いスキー場なので、コース規制があったりする。訪問前に大会日程を確認したほういい。
  • 白馬のなかではゴンドラ・リフトが止まりにくい。
  • リフトが白馬エリアのなかでは低料金。
  • リフト係がとても明るくて気持ちが良い。
  • 食事は、「ホワイトプラザ」がオススメ。安くて旨い。
  • 山頂は、「スカイアーク」しか食事する場所がないが、超混雑する。昼食は、山麓に下りて周辺食堂を探した方がいい。
  • 駐車場横の「ももちゃんクレープ」が名物。「カスタード」がおすすめ。
  • 駐車場が広くて、無料。しかもゲレンデに近い。
  • 週末の白馬までの道路は非常に混雑する。
  • 無料休憩室「サニー」はきれいで設備も整っている。朝早く着いたら、横になって休憩できる。
  • 温泉「岩岳の湯」は超おすすめ。ゲレンデ前駐車場の向かいで場所も便利。

「びゅうトラベル」なら新幹線スキーが安い! [PR]

白馬岩岳スノーフィールドのゲレンデ概要

総面積:120ha
コース数:26
最大標高/最低標高:1289m/750m
標高差:539m
最長滑走距離:3800m
最大斜度:35度
リフト・ゴンドラ数:12本
レベル割合:初級30%、中級50%、上級20%

全国スキー場・ゲレンデ情報(じゃらん) [PR]

広告

白馬岩岳スノーフィールドの口コミ・評判・感想

眺望の素晴らしい標準的スキー場」。白馬岩岳スノーフィールドを一言で表現するとこうなるでしょうか。白馬エリアのなかでも独立峰の山頂に上がれるのはここ岩岳のみ。そのため、晴れていれば山頂からの眺望は抜群。後立山連峰を見渡せます。「この眺望が全て」と言い切るファンまでいるほどです。

ゲレンデはゴンドラで山頂まで一気にアクセスできるシンプルなレイアウトが特徴。とはいえ、「山頂から山麓まで滑り降りるコースは単調だし、混雑して面白くない」という口コミは多数。つまり、ゴンドラで回すロングクルーズ向けのスノボ/スキー場ではありません。

むしろ、岩岳で人気があるのは上部ゲレンデ。「山頂周辺の上部ゲレンデには、短いけれど質の高いコースが揃っている。そこを回すのが白馬岩岳スキー場の楽しみ方」というのが代表的な評価。

なかでも、山頂裏側の「ビューエリア」をおすすめするスノーボーダー/スキーヤーは多く、「北アルプスに向かって滑り込む気持ちのいいコース。パウダーを楽しめるし、空いていて快適」という感想が寄せられています。「一定品質のコースがレベルに応じて設置されている標準的スキー場」というのが、まとめ的な評価でしょうか。

最高地点は1289m。白馬のなかでは標高は低い方に入りますが、雪質に関しては評価する声のほうが多いです。「上部ゲレンデの雪質は白馬でもトップクラス」という感想も。一方、下部ゲレンデは「午前中はともかく、午後になると水っぽい」という低い評判です。

全体的に見ても、下部ゲレンデに関する感想は少なく、ほとんどの人が上部ゲレンデを滑っている様子。「上部ゲレンデでも初級向けのコースはある」ため、初級者でもゴンドラに乗って山頂に登るようです。「それが可能なのが岩岳の魅力」と話すファミリーもいました。

そのゴンドラは、岩岳でもっとも混雑します。そのため、行列が長いなら岩岳中央高速ペアリフトで上部にあがるといいでしょう。山頂まで行きたい場合は、さらに5線サウスリフトを使えば到達できます。「これらのリフトはほとんど待たない」という情報も寄せられています。

学生スキーの中心地、ということもあり、検定や大会は数多く行われます。そのためのコース閉鎖も少なくありません。「良さそうなコースで大会をしていたのでがっかりした」という声もあります。訪問前に大会が行われているかどうかを確認しましょう。規模の大きい「全国学生岩岳スキー大会」は、2月中旬に予選、3月上旬と中旬に本選が開かれます。

ゲレ食の人気は、展望のよい山頂のカフェレストラン「スカイアーク」。520席の客席を備える大規模施設ですが、「昼食時はすごい混雑」という声が多数寄せられています。そのため、こだわらなければ山麓の「ホワイトプラザ」(300席)か周辺食堂に行った方が早いでしょう。「ホワイトプラザ」の名物は「牛スジ丼」とされています。「でも、それほどの味では……」という声もありますので、強くはオススメしません。

むしろ、ゲレ食よりも人気なのは、駐車場横の「ももちゃんクレープ」。岩岳の名物はこのクレープといっていいでしょう(白馬名物なら他にもありますが……)。人気は「チョコバナナスペシャル」だそうです。

無料休憩室は「サニー」という施設が山麓にあります。朝は6時からオープン。「新しい施設で綺麗」と評判です。また、帰りに寄りたいのが「岩岳の湯」。駐車場を挟んでスキー場の向かいにあり、歩いていけます。「塩の味の湯がイイ」という声多数。岩岳では、他のスキー場に比べても「温泉」をおすすめする人が多く、それだけ「岩岳の湯」には魅力があるといえます。

リフト券は「白馬エリアのなかでは比較的低価格」という評判です。たしかに、五竜や八方と比べると安いです。また、八方尾根、栂池との共通リフト券も発売されていますので、白馬エリアに数日滞在するには使うと便利でしょう。

アクセスはやや不便です。最寄り駅はJR大糸線信濃森上駅で、ここから徒歩20分。普通列車しか停まらない駅ですので、青春18きっぷなどで訪れる節約派は、信濃森上で降りるといいでしょう。特急「あずさ」「しなの」で訪れる場合は、JR大糸線白馬駅からバス10分です。

北陸新幹線長野駅からはバスで60分で白馬八方に着き、そこから無料シャトルバスを利用します。首都圏からの所要時間では中央線「あずさ」よりも、新幹線利用が速いでしょう。関西圏からは、鉄道利用は便利ではありません。

クルマの場合は上信越道長野インターか長野道安曇野インター(旧豊科インター)からいずれも50km程度。1時間20分くらいです。北陸自動車道の糸魚川インターからも1時間20分くらいです。いずれのインターからも近いとはいえません。ただし、除雪されている平坦な道がほとんで、山道の苦労はあまりありません。

白馬岩岳スノーフィールドのまとめ

白馬には、八方尾根、五竜、栂池といった人気スキー場が目白押し。そのため、岩岳スキー場には常に「白馬のなかで、なぜ岩岳を選ぶのか?」という問いが投げかけられてきました。実際、初めて白馬に行く人で、岩岳を選ぶ人はそれほど多くなさそうです。

しかし、岩岳を選ぶ理由は実際にはたくさんあります。比較的空いているゲレンデ、息を呑む眺望の良さ、練習に向いているゲレンデの豊富さ、低価格なリフト料金、などです。とくに、「初級者でもアルプスの眺望を楽しみながら滑れる」ということに対する評価は高く、中級を目指して練習をしている人には好適なゲレンデかもしれません。

岩岳は「学生スキーの中心地」というイメージからか、やや無骨で素朴な印象もあります。しかし、こうしたゲレンデの特性を見ると、小中学生の子どもを連れたファミリーにも、実はふさわしいスノボ/スキー場なのかもしれません。

※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。

ソーシャル

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

広告

↑ PAGE TOP