白馬コルチナ国際スキー場の口コミ・評判・感想
■白馬コルチナ(長野県北安曇郡小谷村)
白馬エリアで最北に位置するスキー場。名称の由来はイタリアの名門スキー場、コルチナダンペッツォに地形が似ていることから。正式名称は「白馬コルチナ国際スキー場」ですが、「国際」の表記は公式ウェブサイトでも省略されていますので、このサイトでも「白馬コルチナスキー場」と表記します。
山麓のベースに「ホテルグリーンプラザ白馬」を据えたリゾート型スキー場として知られています。開設は1970年。当初は「コルチナ国際スキー場」という名称でしたが、1987年に奥白馬高原開発に合併買収され「白馬コルチナ国際スキー場」と改めました。「ホテルグリーンプラザ白馬」が営業開始したのは1989年で、そのときから現在のリゾートスキー場のスタイルが確立しました。奥白馬高原観光は安達事業グループに属し、上越国際と同系列のスノボ/スキー場です。
ゲレンデ総面積は92ヘクタールと、決して小さなスノボ/スキー場ではありません。しかし、八方尾根、栂池という超有名大型ゲレンデが続く白馬エリアにおいて、首都圏からみると「最奥部」に位置するためか、今ひとつカゲが薄いのも否めません。
アクセスは大糸線南小谷駅。特急「あずさ」の終点です。北陸新幹線長野駅からだとバスで約90分。クルマの場合は、最寄りインターは北陸道糸魚川インターで約50分。上信越道の長野インターや長野道の安曇野インターからだと約90分と時間がかかります。
白馬乗鞍温泉スキー場とは隣接していて、共通リフト券も販売されています。
白馬コルチナスキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- イタリアのスキー場由来の名称だが、ホテルはなぜ北欧風。
- グリーンプラザホテルは最高。ゲレンデサイドで便利だし 宿泊者は駐車場も近い。食事もおいしいし、温泉も充実。
- グリーンプラザホテルがきれいなので、ゲレンデ全体が洗練された雰囲気。
- 積雪量が多い。降雪後は、最高のパウダースノーを楽しめる。
- リゾートスキー場のイメージだが、コースは急斜面が多く、無圧雪パウダーも豊富。
- コース外滑走が可能。パウダーを狙うには素晴らしいスキー場。
- 「わさび平ゲレンデ」は広い一枚バーンになっていて、初級者の基礎練習に向いている。
- コースは、緩すぎるか急すぎる斜面が多い。
- ホテル前正面の「池の田ゲレンデ」は、幅が広く、斜面もゆるく、子供や、初級者には最高の練習場所。
- 「池の田ゲレンデ」に人が集中するので、そこだけ混んでいる。それ以外のコースは空いているので、気持ちよく滑れる。
- 「わらび平ゲレンデ」は、初級者向けになっているが、実際は、中斜面の中級コース。空いているのでおすすめ。
- 「一本松コース」や、さらに「わらび平ゲレンデ」は、とにかく人が少ない。
- 全体にコースは、急斜面が多いが、子供が楽しめる広い緩やかな広い斜面もある。
- キッズパークが充実。そり遊びなどが楽しめる。
- 大人向けのパークといえるほどのパークはない。
- 白馬の中では一番奥なので、比較的空いている。土日でもリフト待ちはほとんどない。
- 天気が良ければ景色がとても美しい。
- スタッフの対応が良い。リフト係もとても親切。
- 昼食のおすすめはホテル地下「安曇野」のバイキング。
- 2階のレストラン「ALPS」の料理は、値段は高いが味は安っぽい。
- わさび平の「ボンネージュ」はボリュームたっぷりでお得感あり。
- ホテルの食事は朝夕ともバイキングだが、品ぞろえも良く美味しかい。
- 1日券パックを使うと食事券や温泉入浴券までついて格安。
- ホテルの温泉がとても広い。ゲレンデが見渡せる露天もあり気持ちいい。
- スキー場へのアクセス路が狭くカーブが多い。積雪時はかなり気を使う。
- アクセスは結構登りが長く、細い道が続く。スタッドレスは当然として、チェーンも持っていたほうがいい。
- 駐車場は宿泊客優先。日帰りの客は駐車場が遠い。
- 駐車場が土日祝日でも無料。
■「びゅうトラベル」なら新幹線スキーが安い! [PR]
白馬コルチナスキー場のゲレンデ概要
総面積:92ha
コース数:16
最大標高/最低標高:1402m/872m
標高差:530m
最長滑走距離:3500m
最大斜度:42度
リフト・ゴンドラ数:6本
レベル割合:初級40%、中級30%、上級30%
全国スキー場・ゲレンデ情報(じゃらん) [PR]
白馬コルチナスキー場の口コミ・評判・感想
「リゾート感あふれる穴場スキー場」。白馬コルチナを一言で表現するとこうなるでしょうか。ランドマークとなる高品質のホテルをベースにしながら、初級者を満足させ、上級者を唸らせる斜面を持ち、コース外滑走も可能。クオリティの高いスノボ/スキー場として実力十分なのですが、立地が災いして穴場になっている。そんな印象です。
白馬コルチナスキー場を語るには、まずは「ホテルグリーンプラザ白馬」の存在を抜きにすることはできません。赤い三角屋根を連ねるホテルは外観からしてリゾート感たっぷり。ホテルに対する評価はおおむね良好で、「部屋も広く、スタッフの対応もよく満足」という感想が多いです。宿泊者はゲレンデ近くの駐車場に停めることができ、移動も簡単とのことです。
ゲレンデは大きなボウル状の地形になっていて、中央の谷に大きな緩斜面が広がり、それを取り囲むように中・急斜面が配置されています。中央の緩斜面が「池の田ゲレンデ」で、広く傾斜も適度なことから初級者が楽しむには最適です。「ホテルの目の前に位置するし、子ども連れで練習するのにふさわしいコース」とファミリーに特に人気。ただ、「とても混んでいる」との情報は複数寄せられています。
池の田ゲレンデの下部には大規模なキッズパークがあり、雪遊び広場、バルーン、キッズスノーモービルなどが揃っています。小さな子ども連れのファミリーに向いているでしょう。
中央部が混んでいる場合は、少し外れた「わらび平ゲレンデ」に行くと良いでしょう。「池の田が混んでいても、わらび平はまず空いている」とのこと。中斜面なのでまったくの初心者にはつらいですが、「初級者が腕を磨くにはいい斜面。広くて横に長い」とのことです。ただ、運休がちだった第7ペアリフトが休止状態になってしまい、滑れるエリアが縮小してしまいました。
上級者はボウルの尾根に上ると、手強い斜面があります。「リゾートスキー場のイメージがあるが、実態は無圧雪急斜面だらけのハードなコースが揃う」という評判が一般的。「非圧雪部分が多く、パウダーが存分に楽しめる。特に降雪後は最高」という感想もあります。また、コース外滑走も条件付きで可能になっています。ただし、当然のことですが自己責任。ツアーも実施されています。
リフト券は安め。隣の「白馬乗鞍温泉スキー場」との共通券にすると他のスキー場と変わらなくなりますが、単独券ならかなり安く、さらに温泉やランチとの「パック券」にすれば相当コストパフォーマンスが高くなります。「白馬エリアとは思えない格安スノボ/スキー場」という評判もあるほどです。
ゲレンデのスキーセンターの役割もホテルグリーンプラザ白馬が担っています。そのため食事もホテルグリーンプラザ白馬で摂ることが多いようです。2階にある「アルプス」ではハンバーグやカツカレーといった「定番ゲレ食」が人気ですが、味については評価が分かれます。「美味しかった」という意見がある一方、「値段は高いが味はいまいち」という声も。
地下1階の「安曇野」ではバイキングがあり、こちらは「とにかく安くて腹一杯食べられる」とのこと。若い人には「安曇野」がおすすめです。そのほか、わらび平ゲレンデの「ボンネージュ」を推す人も多いです。手頃な価格のビッグプレートランチが人気です。
ホテル内には「湯プラザ」という入浴施設もあります。ジャグジーなどのお風呂が多彩で、2009年に開湯した天然温泉「白馬コルチナ美人の湯」もあります。上述のリフトとのセット(パック券)で購入するとコストパフォーマンスに優れます。
アクセスはクルマの場合は、長野道安曇野インターチェンジ(旧豊科インター)から62km、約90分、上信越道長野インターから58km、約90分。北陸道糸魚川インターからは約50分です。関西方面からの場合は、糸魚川インター経由が渋滞も少なく早いでしょう。
JRの場合は、大糸線南小谷駅から無料送迎バスで約20分。南小谷までは特急「スーパーあずさ」や「しなの」があり、便利ですが本数は多くありません。新幹線長野駅からは、バスで白馬八方まで行き、そこから送迎バスを使うといいでしょう。
白馬コルチナスキー場のまとめ
初級から上級まで、レベルに応じて満足させるコースが揃っているのが白馬コルチナ国際スキー場といえます。雪量も豊富で、雪質も悪くありませんし、腕が良ければコース外のツリーランまで楽しめます。リフト価格も手ごろで、質の高いリゾートホテルも備えており、温泉まであります。いろんな意味で質の高いスノボ/スキー場といえるのですが、それほど混雑していません。つまり、穴場的なスキー場です。
穴場になっているのは首都圏からのアクセスが悪い、ということが最大の理由と思われます。ですが、関西圏から訪れるなら、糸魚川インター経由で「白馬で一番近いスキー場」でもあります。
強いて白馬コルチナの弱点をあげるとすると、上級者向けのコブ斜面に乏しいことと、大人向けのパークが貧弱なことでしょうか。まとめると、ファミリーとパウダー好きに適したスノボ/スキー場といえるでしょう。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。