スキー・スノボのおすすめゲレンデを知り、楽しく滑りまくるためのサイトです。

スキー・スノボ研究所

トップ >> 中央道 >> 鹿島槍

鹿島槍スキー場の口コミ・評判・感想

鹿島槍

■鹿島槍スポーツヴィレッジ(長野県大町市)

HAKUBA VALLEY鹿島槍スキー場は、長野県の鹿島槍ヶ岳山麓に広がるスキー場です。正式名称は「鹿島槍スポーツヴィレッジ」。最近はHAKUBA VALLEYの共通チケットに入ったこともあり、「HAKUBA VALLEY鹿島槍」と表示されることが増えています。長野道安曇野インターチェンジから約60分、白馬エリアではもっとも高速道路に近いスノボ/スキー場です。

かつては隣接する青木湖、白馬さのさかの両スキー場に滑り込むことができましたが、青木湖が営業を休止してからはできなくなり、共通リフト券も廃止されました。総面積78ha、標高差720mとそれなりの規模ですが、大型スキー場が居並ぶ白馬エリアでは「コンパクト」と称されることもあるようです。

開設は1963年。当初は鹿島槍国際スキー場という名称で、1984年にサンアルピナ鹿島槍スキー場に改称。「サンアルピナ」の「サン」は、「3」の意味が込められ、青木湖、さのさかとと合わせた3つのスキー場の連携を表していました。1989年から三井観光開発の経営になり、2004年には学校法人信州学園と株式会社教育企画センターに経営譲渡。さらに2010年に日本駐車場開発系列の日本スキー場開発株式会社に譲渡されました。

同社は運営のため株式会社鹿島槍を設立し、通年スポーツ施設として「鹿島槍スポーツヴィレッジ」と名称を変更しています。ただ、冬季は「HAKUBA VALLEY鹿島槍スキー場」という呼称を主に用いています。

ゲレンデは「中央ゲレンデ」と「中綱ゲレンデ」の2つで主に構成されています。中央ゲレンデはすり鉢状で、どのコースから降りてきてもセンターハウス「セントラルプラザ1130」に降りて来るという構造が特徴です。

鹿島槍スキー場の口コミ・評判・感想まとめ

  • 青木湖や鹿島槍ヶ岳を間近に見ながら滑走は爽快。
  • センターハウスを囲むようにコースがレイアウトされていて独特。コースバリエーションは多彩。
  • 小さ目のスキー場だが、安いし施設も綺麗だし露天風呂もある。
  • 一本ブナダウンヒルコースが楽しい。
  • 中級者コース上級コースがすいてて快適。
  • 初心者用のゲレンデはコース幅が狭く、人も多い。
  • ボードパークはキッカー&ボックス&レール。一本ブナコースの下部にあるので、コースを降りてパークという流れを楽しめる。
  • キッズパークが充実している。そのため、ファミリーが多い。
  • 中綱ゲレンデは、ほとんど初級者用コース。空いているので、初級者ボーダーの練習に向く。
  • リフト券が白馬エリアにしては安い。
  • 中央ゲレンデのレストランは混む。
  • レストランがきれい。小さい子供について気配りされた施設もある。
  • レストランではファミリー専用ゾーンを仕切っている。配慮している様子。
  • セントラルプラザ1130の入浴施設「ハイランドスパ」が気持ちいい。
  • 中央ゲレンデまでクルマで行けるが、雪道の登り坂が大変。中綱ゲレンデの駐車場は国道からすぐで、アクセス良好。

「びゅうトラベル」なら新幹線スキーが安い! [PR]

鹿島槍スキー場のゲレンデ概要

総面積:78ha
コース数:15
最大標高/最低標高:1550m/830m
標高差:720m
最長滑走距離:5000m
最大斜度:38度
リフト・ゴンドラ数:9本
レベル割合:初級40%、中級45%、上級15%

全国スキー場・ゲレンデ情報(じゃらん) [PR]

広告

鹿島槍スキー場の口コミ・評判・感想

設備の整ったバランス型スキー場」。鹿島槍スキー場を一言で表現するとこうなるでしょうか。

横綱クラスのスキー場が居並ぶ白馬エリアにおいて、そもそも鹿島槍のカゲはやや薄いというのは現実。ですが、中規模の面積と標高差を持ちバランスの取れたゲレンデになっています。

センターハウスを取り囲むように滑り込むレイアウトは独特。どこから滑っても同じ場所に着くので、迷わないでいい」という口コミが。「コースはこじんまりとはしているが、直線が長かったり、こぶを楽しんだり、バリエは豊富」「短時間でいろんな斜面を味わうにはいいゲレンデ」という感想もありました。

規模のわりにロングコースもあり、なかでも中綱ゲレンデの「一本ブナダウンヒル」は人気。「ぐるぐる回しているだけでも楽しめる。リフトがショートカットしていて速い」という評価をする人もいます。中級者向けの斜面は全体に豊富です。「コース5-Aの上半分の斜面が適度で幅も広く、中級には一番滑りやすい」という人も。

上級者コースの名物は「コース5-C」。急斜面に大きな自然コブが波打つコースで、上級者の腕試しにはもってこいです。

一方で、「初心者エリアは狭い。まったくの初心者には勧めない」という意見も。「中綱の林道コースは長くて初級でも滑れる」という感想もありました。

ボードパークはキッカー、ボックス、レールなどが揃います。一本ブナコースの下部にあるので、コースを降りてパークという流れを楽しめます。「一通りのものはあるが、規模は普通」ということです。

キッズパークは動く歩道を装備。「充実している。そのため、ファミリーが多い」という感想もある一方、「期待外れ。子ども達はすぐ飽きてしまった」という意見も。 それほど特色のあるキッズパークとはいえないようです。

雪質に対する評判はおおむね良好。背後にそびえる鹿島槍の景色も「見事」というコメント多数。「景色が良いので、晴れた日に滑るととても気持ちいい」という賞賛の声はやみません。

リフト券は、白馬エリアにしてはお手頃な価格。近隣の大ゲレンデよりは2割ほど安くなっています。「コンパクトなゲレンデとはいえ、空いているし雪質もいいのに価格が安いのは嬉しい」と評価する声があります。

鹿島槍スキー場で評価が高いのは、施設の充実。センターに位置するセントラルプラザ1130は「とてもきれい。トイレもきれい」と高評価ポイントに挙げる人が多いです。「ストーブが設置されていて、グローブを乾かしながらゆっくり休める」「カップのコーヒーが安い」と気配りに感謝するスキーヤーもいました。

セントラルプラザ1130には、ドミトリーの簡易宿泊施設「スキーヤーズベッド」もあり、1泊2000円〜、早朝仮眠なら1000で可能。空中展望大浴場「ハイランドスパ」も気持ちよく、「日帰りでも使いやすい施設が充実している」という声も届いています。

アクセスは長野道安曇野インターから37km、約60分。白馬エリアのスキー場ではもっともインターに近いですが、それでもインターから60分を走るというのは交通至便とまではいえません。

JRの場合は特急「スーパーあずさ」で信濃大町下車、無料送迎バス45分です。北陸新幹線長野駅からですと、バスで105分。こちらもあまり便利とはいえません。

鹿島槍スキー場のまとめ

青木湖スキー場の休止で、「サンアルピナ」の時代は終わり、鹿島槍スキー場は独立して営業を継続しています。三井観光開発時代に比べると施設整備が進み、「設備の整ったスキー場」というイメージが定着してきました。「きれいだし、広いし、人も少ない」というシンプルな理由で鹿島槍スキー場を選んでいる人も多いようです。

インターから一番近い白馬のスキー場」という表現もよく用いられますが、遠方から来るスキー客には、10km程度の距離の差は誤差の範囲。それほど気にする必要はありません。それよりも、各スキー場の特性をしっかり見定めで、ゲレンデ選びをしたほうがいいでしょう。

鹿島槍には、八方尾根のようなダイナミックなダウンヒルはありませんし、栂池高原のような広大なバーンもありません。ボードパークのバリエーションではHakuba47には敵わないかもしれません。

一方で、鹿島槍の長所は、清潔な施設、白馬にしては少ない混雑、シンプルなゲレンデ構成、手頃なリフト券価格などです。全体的に見ると、コンパクトでバランスの取れている点が、鹿島槍スキー場の魅力といえるでしょう。

※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。

ソーシャル

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

広告

↑ PAGE TOP