星野リゾート アルツ磐梯スキー場の口コミ・評判・感想
■星野リゾート アルツ磐梯(福島県耶麻郡磐梯町)
福島県最大級のスノボ/スキー場がアルツ磐梯です。磐梯山麓にある位置し、121ha、22コース、東北屈指のビッグゲレンデとして知られています。
バブル期に建設された新しいスノボ/スキー場で、開業は1992年(平成4年)12月。開業時はスキーブームの絶頂期にあたり、「最新鋭のゲレンデ」として人気を博しました。バブル崩壊後は利用客が減り、経営が悪化。運営していた磐梯リゾート開発という会社が2002年に民事再生法の適用を申請するに至ります。そこへ星野リゾートが救済に名乗りをあげ、2003年(平成15年)に同社に資本参加、スキー場の運営も担うようになりました。
星野リゾートの経営参加以降、利用者は増加に転じ、事業所別の索道収入では安比高原を上回り、一時は東北地区でトップに立ちました。福島原発事故で2011年から2012年にかけては利用者が激減したようですが、最近は回復基調にあるようです。なお、アルツ磐梯スキー場周辺では、放射線量は低く、原発事故による健康被害はありません。
アルツ磐梯スキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- パークやレストランなどの施設がすごく整っている。
- 広くてコースが多彩。広いので混んでる感じがしない。
- コースレイアウトがわかりやすい。
- リフト・ゴンドラの輸送力が多いためか、人が多くてもあまりコースは混雑しない。
- 初級コースが難しめで、初心者の練習には向いていない。
- 土日に行ったら人だらけ。コース幅が広くないので危険。
- エリアごとにレベルの違いによる棲み分けができている。
- キッズゲレンデがあって、無料スノーエスカレーターもあるので、子供を安心して練習させられる。
- キッズアクティビティが充実している。
- ナイターでロングコースが滑れる。
- 磐梯山を初めとする銀嶺の眺望が素晴らしい。
- 中斜面が豊富で、滑りごたえがある。
- 最下部が平坦すぎる。
- ボーダーが多い。
- リフトが高い。
- 携帯電話の会員サービスの割引率がよい。
- 土休日は子ども連れ以外はバス送迎の駐車場になる。ファミリー優先のゲレンデ。
- 食事はちょっとお高め。しかしボリューム満点。
- レストランのカレーは、スキー場の中では断トツ一番。ただし高い。
- レストランはゲレンデの広さに比べて収容人数が少ない。昼時にはかなり混む。
- 何といってもここのオススメはゲレ食にある。
- 磐梯山温泉ホテルはリニューアルしてから、とてもきれいになった。
- リニューアルしたリゾートセンターは洗練されていてキレイ。
- 郡山駅前から、予約要らずの無料送迎バスがあり、便利。
- インターチェンジからのアクセスが良い。
- 他にもっといいスキー場がある。わざわざ遠くから行くほどのところではない。
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アルツ磐梯スキー場のゲレンデ概要
総面積:121ha
コース数:25
最大標高/最低標高:1280m/700m
標高差:580m
最長滑走距離:3000m
最大斜度:30度
リフト・ゴンドラ数:8本
レベル割合:初級35%、中級40%、上級25%
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アルツ磐梯スキー場の口コミ・評判・感想
「ソフトとハードが充実した、東北屈指の大ゲレンデ」。アルツ磐梯を一言で表現するとこうなるでしょうか。かつては「広いだけ」とも言われたアルツ磐梯ですが、星野リゾートでの運営が定着してから、ソフト面がどんどん充実してきました。
まず、アルツ磐梯の名物として挙げられるのが、「美味しさ保証付きカレーライス」。1口食べて満足できない場合、料金全額返金のカレーライスです。このカレーは確かに人気。とくに「特にカツカレーが美味しい」という感想はよく聞きます。
最初にゲレ食の感想を書いたのは、これが現在のアルツ磐梯を象徴しているためです。このカレーライス、たしかに美味しいものの値段も高いわけです。つまり、高くても高品質を狙っているのが現在のアルツ磐梯といえるのです。
このように星野リゾートが運営に参加して以来、ソフト面での改善が進んでいる様子がうかがえます。メインターゲットをファミリー層にあてているので、「ファミリーにやさしいゲレンデ」との感想が最近は増えてきました。
たとえば、土休日は、ゲレンデ近くの駐車場は子ども連れ専用になります。「子どもを連れてバス送迎の駐車場は大変なので、とても便利」と、ファミリーには好評。一般客には不評かと思いきや、「混雑の分散になるので、誘導さえよければ問題ない。バスも頻繁に来る」とあまり苦情はない様子。「そもそも、早朝に来ないと、便利な駐車場にはなかなか停められないから関係ない」との声も。
「キッズゲレンデがあり、スノーエスカレーターもあり、初心者の子どもが練習しやすい環境が整っている」とは、ある親御さんの弁。リフトでなく、スノーエスカレーターというのがポイントです。「てながあしながの森は、子ども向けパークとして楽しめる」という意見もありました。
全体的に利用者数に対して施設が広いのも好評点。「食堂や休息室も広々としており、場所取りとは無縁のスキー場」という評判もあります。いっぽうで、「土日に行ったら人、人、人…。とにかく混雑していて、スノーボーダーが多くて滑りにくかった」という感想もありました。
宿泊に関しては、ゲレンデ併設の磐梯山温泉ホテルが人気で、質に対する評価も高いです。ただし、値段もやや高め。ファミリーで泊まるには手が出ない、という人には、車で15分ぐらいのところに七ツ森ペンション村があり、「安く宿泊できるペンションが豊富」とのことです。
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アクセスについては、郡山駅前から、予約要らずの無料送迎バスがあることが大きなポイントです。行きは、8時、9時、13時発でスキー場までは1時間40分になっていますが、道がすいていると1時間強で着きます。帰りも10時半、15時50分、16時50分発です。
郡山までは東北新幹線の利用になりますが、「上越新幹線と違い、スキーシーズンの週末でもあまり混んでいない。越後湯沢と時間的には大差ないので、東京からでも日帰りスキーが楽しめる」との感想もあります。
アルツ磐梯スキー場のまとめ
星野リゾートが運営に携わるようになり早くも10年。アルツ磐梯はかつての「バブルの象徴」というイメージとはだいぶ変わりました。ソフト面、ハード面ともに星野リゾート色が濃くなり、質の高いリゾートとしての評価が高まっています。
じつは、5年くらい前までは、「星野でこのレベル?」という否定的なコメントも多かったものです。最近はそうしたコメントは激減したので、改善ぶりは著しいようです。なので、ネットの感想を見るときも、あまり古いものは参考にしないほうがいいでしょう。
星野リゾートとしてはファミリーをメインターゲットにしているようで、子ども連れで快適に楽しめるように工夫をしています。お手頃とはいいにくい価格帯ですが、食事のレベルも高く、家族連れで大人も楽しめるスノボ/スキー場といえます。
アクセスについては、JR郡山駅からバスで1時間40分。やや駅から遠いですが、東北新幹線を使えば東京駅から3時間強でゲレンデに着くことができます。首都圏居住者の場合、日帰りだとややつらいですが、1泊2日なら十分滑れます。
関西圏からは仙台空港を使うのが一般的ですが、仙台からの交通はやや不便です。福島空港も利用可能で、いったん郡山に出て、そこから無料バスを利用するといいでしょう。ただ、関西からわざわざくるほどの場所ではない、というのも正直な印象です。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。