丸沼高原スキー場の口コミ・評判・感想
■丸沼高原(群馬県片品村)
日光白根山麓に位置するスキー場。沼田・尾瀬エリアのスキー場としては最奥部にあります。関東地方でもっとも早くオープンする屋外スキー場として知られており、11月下旬からゴールデンウィークまでの営業。営業期間は北海道なみです。標高1,400mから2,000mの高地にあり、雪量が多いだけでなく、「スーパーファインスノー」と銘打つ雪質の高さにも定評があります。
1974年に、十條製紙(現日本製紙株式会社)のグループ会社、十條興発によって奥日光丸沼高原スキー場の名称で開業しました。十條製紙が合併で日本製紙になった後、スキー場の運営会社も日本製紙総合開発株式会社と名称変更されました。現在もスキー場は日本製紙の管理林内にあります。
アクセスは関越道沼田インターから37kmです。
丸沼高原スキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- シーズンが長い。シーズン初めと終わりはココしかない。
- シーズン初期でも十分な雪量。その反面、この時期は激混みする。
- ハイシーズンは意外と空いている。
- 標高も高いこともあり、雪質が良く滑りやすい。
- ゲレンデ整備、人工降雪をしっかりしている。
- ロープウェーで10分程で頂上まで上がれ、4kmのロングランができる。
- 数字上は長距離滑走ができるが、実際にはコース間に平坦な場所がある。
- パークのクオリティが高い。アイテムも多い。
- 緩斜面が多いので練習に最適。
- グラトリをしている人が多いので、混雑時は気を付けたほうがいい。
- ゲレンデはボーダーが多い。スキーヤ—には肩身の狭いゲレンデ。
- コース幅が広い。
- 緩斜面の割合が多く、飽きる。
- 山頂から眺める日光白根山がとてもきれい。
- リフトがペアリフトばかりで遅い。
- 設備がきれい。レストランが広い。
- ゲレンデの各所にレストランがあって、それほど混まない。
- センターハウスのレストランは混む。
- 中腹の「トンファン」のラーメンはゲレ食としては旨い。
- 駐車場が全日無料(中央駐車場のみ週末有料)。
- インターから距離がある。降雪・凍結箇所が続く場合があるので、万全の冬装備を。
- 高速から遠く、リフト券が高く、コースも平凡なので、ハイシーズンには行く価値は小さい。
- 沼田インターからいちばん奥のゲレンデということもあり、来場者はさほど多くない。
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丸沼高原スキー場のゲレンデ概要
総面積:96ha
コース数:13
最大標高/最低標高:2000m/1400m
標高差:600m
最長滑走距離:4000m
最大斜度:32度
リフト・ゴンドラ数:9本
レベル割合:初級30%、中級50%、上級20%
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丸沼高原スキー場の口コミ・評判・感想
「シーズンが長い最奥部ゲレンデ」。丸沼高原スキー場を一言で表現するとこうなるでしょうか。ゲレンデの大きさは中規模ながら、シーズンの長さで知られています。そのため「スキーの滑り初めと滑り納めは丸沼」というスキーヤー/スノーボーダーは多く、毎年12月上旬までと4月以降はとくに混雑します。「初滑りに行ったら、リフトの行列に卒倒した」という口コミは数知れず。「他のスキー場がやっていないときには、丸沼に客が集中するので激混みする」という現象が起きますので要注意です。
初滑りでの人気が高い理由は、「雪が多いだけでなく、ゲレンデの整備がしっかりしているから」という評判が良い点が挙げられます。「人工降雪機も動員して、しっかりコース造りをしている」という評価する人もいました。
一方で、尾瀬エリアで最奥部に立地するため高速道路のインターから遠く、「ハイシーズンにはわざわざ丸沼まで足を伸ばす気になれない」と考える人も多いようで、「ハイシーズンの丸沼は比較的空いていて、穴場的存在」と教えてくれるリピーターもいます。雪質については肯定的なコメントが多いです。標高が高く、気温の低い山を越えてきた軽い粉雪が楽しめることから、スキー場では「スーパーファインスノー」と雪質をPRしています。
とはいえ「インターから遠すぎるうえに、積雪が多い道なので、ハイシーズンにわざわざ行く価値のあるスキー場ではない」という辛口の意見もあります。
丸沼高原スキー場はシンプルなゲレンデ構成で、ロープウェイで山頂まで上がったら、全てのコースに滑り降りることができます。標高差は600m、最長4000mのロングクルーズが楽しめるのも特徴。
ただ、「途中、フラットな部分もあり、一気に滑り降りるコースではない」という口コミもあり、「長距離滑走を楽しむために行くスキー場ではない」という感想を漏らす人もいます。「全体的には中級者向けの構成。斜面変化が多く楽しめるが、困難な場所は少ない」というレビューが結論でしょうか。
スノーボーダーが気になるパークですが、「丸沼高原ではパークが年々充実してきている」という情報が多くあります。そのため、パーク目当てでやってくるスノーボーダーが多く、「行ってみたら8割方スノーボーダーだった」という口コミもありました。
結果的に「スキーヤーは肩身が狭い」というコメントもあり、「ゲレンデ中央での座り込みも多い」と不満を漏らすスキーヤーもいます。どちらかといえば、「スノボ天国」なゲレンデといえるようです。
最近充実しているのがキッズパーク。2018-19シーズンより有料化され、スノーエスカレーターを使って、チューブライドやそりなどを楽しめます。
ゲレ食は主なレストランが4箇所。最大規模が中腹にある「とんふぁん」で、「ザンギ、豚丼、ジンギスカンなど、北海道ものが多い」とのこと。人気はスープカレーで「ゲレ食にしては本格的」との口コミあり。ベースにある「プラトー」の名物は「はげ盛り」です。
アクセスは沼田インターから37km、約50分。2013年の椎坂トンネル開通により、峠越えがなくなり、15分程度短縮されました。ただ、それでも沼田インターからのスノボ/スキー場としては最奥部に位置し、時間はかかります。また、チェーンなどの冬装備は必須です。
鉄道の場合は、上越新幹線上毛高原駅や上越線沼田駅よりバスがあります。ただ、本数は少なく、時間もかかりますので、使いやすいとはいえません。丸沼高原スキー場へ行く場合、新幹線はおすすめできるアクセス手段ではありません。
丸沼高原スキー場のまとめ
シーズンインとシーズンアウトには、圧倒的な人気を誇る丸沼高原スキー場。この時期は、近隣ゲレンデと比べ雪量が多く、丸沼に人が集中するのです。それ以外の時期は、奥地なので足を伸ばす人が減るからか、それほど混雑しません。このように、時期によって利用者数が大きく異なるのが丸沼高原スキー場の特徴といえそうです。
斜面は中級クラス向け主体で、ロープウェイを使った移動で全コースを滑ることができることなどから、スノーボーダーに人気です。パークが充実していることもあり、スノーボーダーの数がスキーヤーを上回ります。そうした特徴が際立ったスノボ/スキー場といえるでしょう。
丸沼高原は高速インターから距離がありますので、降雪・凍結箇所が続く場合があるので、万全の冬装備をしましょう。 雪の多いハイシーズンはとくに気をつけてください。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。