エコーバレースキー場の口コミ・評判・感想
■エコーバレー(長野県小県郡長和町)
霧ヶ峰の北東斜面に広がるスキー場です。車山高原の北、ブランシュたかやまの南に位置し、両スキー場に挟まれる立地。日本では数少ない谷間に展開するゲレンデです。上村愛子が幼少期にスキーデビューしたゲレンデも、ここエコーバレーです。
開設は1981年で、国設エコーバレースキー場としてオープンしました。現在は株式会社エコーバレースキー場の運営になっており、2015年シーズンよりマックアースのグループに入り、2019年シーズンよりブルーキャピタルマネジメントの運営になりました。車山高原とともに蓼科エリアを代表するスノボ/スキー場といえます。
アクセスは中央道諏訪インターから26km、40分。上信越道の佐久インターからは40km、60分です。
エコーバレースキー場の口コミ・評判・感想まとめ
- コース幅がかなり広く、混雑を感じない。
- 急斜面と緩斜面のバリエーションが幅広い。圧雪バーンが中心。
- コースの距離は短いが、横幅のあるコースが多く、気持ち良く滑れる。
- ゲレンデ中部の初心者コースは広くて楽しい。初心者のレベルアップに最適。
- ゲレンデ下部の左側は、コース上1/3ぐらいはかなり上級。
- ゲレンデ上部も、中級の技量でほぼ滑れる。
- 晴天率85%。だいたい晴れる。
- 降雪は少ないが、天然雪と人工雪をうまく組み合わせている。
- リフト乗り継ぎが多くめんどくさい。短いリフトを4本乗り継がないと山頂へ行けない。
- 早いクワッドリフトは1本しかない。
- 風が強い。リフトが寒かった。
- 車山高原とほぼ同じ位置だが、北東斜面なので、こちらのほうが雪質がよい。
- 設備がどこも古い。昭和時代の寂れた感じがする場所も多い。
- よく整備されたコースが揃っている。圧雪は素晴らしい。
- 適度な斜度と、適度な長さのコースで、反復練習に向いている。
- コブ斜面や不整地に乏しく、バーンのバリエがあまりない。
- 古いスキー場なので、ベース付近に昔ながらの食堂レンタル店がある。ゲレ食も充実。
- ゲレ食は安くて美味しい。
- リフト券が安い。1日券でもナイターを滑れる。
- ポイントカードが25%還元。2度行くならお得。
- 無料休憩所が多い。
- 休日でも駐車場無料。
- 駐車場が未舗装。ぐしょぐしょの場合あり。
- 昼食はレストラン「ピステ」のサービスランチがおすすめ。
- 週末に行ったが、リフト待ちも無く、たいした混雑はなかった。
- ゲレンデ周辺にはペンション村があり、宿泊施設は多い。
エコーバレースキー場のゲレンデ概要
総面積:40ha
コース数:10
最大標高/最低標高:1850m/1450m
標高差:400m
最長滑走距離:2500m
最大斜度:35度
リフト・ゴンドラ数:6本
レベル割合:初級30%、中級50%、上級20%
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エコーバレースキー場の口コミ・評判・感想
「幅広コースの多い中級者向けスキー場」。エコーバレースキー場の特徴を一言で表現するとこうなるでしょうか。谷筋のゲレンデは扇形に広がり奥行きがあり、ゆったりした雰囲気が漂います。蓼科・白樺湖エリアに共通することですが、晴天率が高く、青空のもと気持ちのいいスノボ/スキーが楽しめます。
「急斜面と緩斜面のバリエーションが幅広い」「圧雪の状態が良く滑りやすい」。エコーバレースキー場の感想で多いのはこの二つです。
もともと国設スキー場で、環境規制が強化される前に開発されたので、幅広のゆったりした斜面のバリエが豊富です。中級レベルの腕前があればほぼ全てのコースを滑ることができます。一方、上級者向けの斜面には乏しいです。
山麓には幅広の初級者コースがありますが、中上級者の流れ込みがある場所なので、独立していません。ただ、中腹の緩斜面に「スローエリア」が設けられていて、土休日はゆっくり滑るファミリー向けのコースになります。
古いスキー場だけに、「リフトが遅く、乗り継ぎが面倒くさい」という口コミも多くあります。ベースからトップに登るのに3〜4本のリフト乗り継ぎが必要で、「ロング滑走する気にならない」という感想はごもっとも。「同じ場所で何度も滑る練習用スキー場」という意見が妥当なところでしょうか。
「規模はそれほどでもないが、斜面もフラットで、斜度も適度、練習には向いている」というレビューは多く、そのためかフラットを好むアルペンボーダーで賑わっています。スキーヤーとスノボーダーの比率でも、スノーボーダーの比率が多いようです。
エコーバレーの口コミで多いのが、「整備がしっかりされている」ということ。「正直、このエリアで雪質は期待していないが、整備がよいので気持ちよく滑れる」「圧雪がしっかりしている」といった感想がありました。
パークはキッカーやボックスがありますが、小規模です。キッズパークは「ちびっこゲレンデ」という名称で設置。一般スキーヤー、ボーダーと完全分離された、そり専用エリアです。動く歩道もあり、入場無料が嬉しいところです。
エコーバレーでもう一つ評判がいいのが、無料休憩室の存在。ベースにある大型無料休憩所は完全床暖房で300名収容。そのほか、中腹にも休憩所が設置されていて、「広くて清潔で使いやすい」と口コミ評価は高いです。こうしたしっかりした無料休憩室のあるスキー場は、それほど多くありません。
伝統的なスキー場だけあって、ゲレンデサイドに食堂も豊富で、ゲレ食の選択にも困りません。なかでも圧倒的に人気を誇るのが、ゲレンデ脇にある「ピステ」。「スキー場にしては珍しくサービスランチがあり、リーズナブル」と支持者多数です。
また、ベースゲレンデの下部にある「レストラン エコー」は、「ハンバーグひれかつランチのボリュームがものすごい」と量が人気。全体として「低価格で量が多い」というのがエコーバレーのゲレ食の特徴です。
アクセスは中央道諏訪インターから26km、約40分がメインルート。最近は諏訪南インターから八ヶ岳エコーラインを通るコースを利用する人も増えています。上信越道からの場合は、佐久インターから40km、約60分と少し距離があります。JRの場合は中央線特急「スーパーあずさ」で茅野下車。バスで約50分です。
エコーバレースキー場のまとめ
高い晴天率の明るい雰囲気、よく手入れされたフラットバーン、幅が広く開放感のあるコース、収容人員の多い無料休憩室、豊富なゲレンデ食堂。旧国設スキー場らしいおおらかさと安定感を感じさせるゲレンデがエコーバレースキー場といえます。
昭和的な設備を今も残しており、短いリフトが乱立。ゴンドラでロングコースを滑ったりする「効率性」はエコーバレーにはありません。よく言えば、最近のリゾートスキー場にはない、ゆったりとした雰囲気を楽しめる場所と言えるでしょう。
雪量が多い地域ではありませんので、スノーマシンによる降雪も行われています。そのため、雪質には多くを期待できません。一方でコースコンディションには定評があり、整備はしっかりされています。
蓼科・白樺湖エリアにおいては、隣接する車山高原と人気を二分するスキー場ですが、エコーバレーのほうがややスノーボード向きで、そのため、ボーダー比率が高めになっています。
※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。