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カムイスキーリンクスの口コミ・評判・感想

カムイスキーリンクス

■カムイスキーリンクス(北海道旭川市)

旭川市郊外、神居山の北西山麓に広がるスノボ/スキー場。旭川市が所有する地域型スキー場でありながら、100ヘクタール以上の広大なゲレンデを有します。ローカルスキー場としては、日本最大級。内陸部らしい高い雪質のパウダースノーでも知られています。

開設は昭和初期。国設神居山スキー場として整備され、1966年には国体も開かれました。1984年に現在のメインゲレンデが整備され、「カムイスキーリンクス」としてリニューアルオープンしています。5本のFIS公認コースを擁し、全日本スキー選手権のアルペン会場としても使われています。

カムイスキーリンクスとなってからは、第三セクターの神居山スキー場株式会社が施設を所有し運営を担ってきましたが、2003年に親会社の日本ゴルフ振興株式会社が破綻。旭川市が施設を譲り受け、旭川北インター株式会社に運営を委託しました。2013年には、アライ地所株式会社が管理指定者になり、「公設民営」のスキー場として営業が続けられています。2018年からは、大雪カムイミンタラDMOが指定管理者に成り、マックアースと業務提携をしています。

2014年からリフト・ゴンドラの掛け替えを順次行っており、高速化により乗車時間が短縮されました。大規模スキー場のわりにリフト券が安く、良く圧雪されたバーンのほか、ツリーランエリアも充実と、「コストパフォーマンスのいいスキー場」として、根強い人気があります。

アクセスは道央道深川インターから15km20分、旭川市内からは20km30分です。

カムイスキーリンクスの口コミ・評判・感想まとめ

  • 本州からのツアーが少ない、隠れた大規模スキー場。
  • 富良野に引けをとらない規模、質のゲレンデ。 道北の穴場的存在のスキー場。
  • コースバリエーションが豊富。ツリーランエリアもある。
  • ダラダラした緩斜面が少なく、適度な斜度で、滑り応え満点。
  • 空いているので、高速で大回りカービングができる。
  • 高速パラレルの練習に最適。
  • コース幅が広くて滑りやすい。
  • ベースには緩斜面があり、初心者の練習も可能。初級リフトもある。
  • コース整備が行き届いている。圧雪もしっかり。
  • パウダーエリアが意外と多い。コース外も滑走可能。
  • ゴンドラ1本がよく機能していて、効率的なレイアウト。
  • 積雪量は少なめだが晴天率は高い。
  • 標高が山頂でも751mと低いが、内陸なので雪質がいい。
  • どか雪は滅多に降らないので、深雪パウダーは期待できない。
  • リフトにフードはない。厳冬期は防寒対策が必須。
  • 混雑とは無縁。ゴンドラ・リフトとも待ち時間はほぼゼロ。
  • 平日は旭川市内の中高生がスキー授業で来ている。それなりに混んでいる。
  • リフトとゴンドラが最近架け替えられた。
  • リフト券が格安。
  • センターハウスは小さくて古い。施設は必要十分。畳の無料休憩室がある。
  • 売店のジュースや軽食が安い。
  • ラーメンNobuが美味しい。
  • 山頂にレストハウスがある。無料で休憩所可能。
  • 国道から山道をほとんど走らないので、クルマでのアクセスがラク。
  • バスは旭川市内からしかない。
  • 周辺に宿泊施設が少ない。

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カムイスキーリンクスのゲレンデ概要

総面積:166ha
コース数:25
最大標高/最低標高:751m/150m
標高差:601m
最長滑走距離:3500m
最大斜度:34度
リフト・ゴンドラ数:6本
レベル割合:初級20%、中級50%、上級30%

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カムイスキーリンクスの口コミ・評判・感想

日本最大のローカルスキー場」。カムイスキーリンクスを一言で表現するとこうなるでしょうか。ゴンドラを有する大規模スキー場であるにもかかわらず、公設民営でリフト券は低価格。近くに宿泊施設は少なく、本州からの訪問客も少なめです。しかし、幅広バーンと非圧雪、ツリーランエリアまで備えた、魅力的な総合スノボ/スキー場です。

面積165ヘクタールは近隣の富良野に匹敵する規模。ゴンドラの距離2363mも、富良野のロープウェイとほぼ同じです。実際に滑ってみると、感覚的には富良野よりは狭く、マウントレースイと同じくらいに感じられます。

カムイスキーリンクス

道内屈指の大規模スキー場ですが、ゲレンデサイドにリゾートホテルや民宿街を持たないローカルスキー場で、本州からのツアーはあまり設定されていません。利用者は個人客が圧倒的で、「地元の小中学生のスキー学校も多い」とのことです。そのため、カムイスキーリンクスは「ほとんど混雑しないスキー場」としても知られています。

ゲレンデレイアウトはシンプル。ゴンドラでトップまで上れば、メインゲレンデのどのコースを通ってもベースに戻ります。「シンプルで効率的なレイアウト」という感想が代表的でしょう。

メインゲレンデのコースは、主に3つのラインと、麓の緩斜面、非圧雪コースに分かれます。「だらだらした緩斜面が少なく、引き締まったレイアウト」「フラットでねじれが少なく、高速でかっ飛ばせる」という感想もありました。

山頂北側の「第5リフト」のエリアだけは独立しています。ここは、旧国設神居山スキー場だったところで、「手強い急斜面があるが、人が少なく練習に向いている」との口コミ。「平日は本当に人が少ないので、誰か来ないかな、と不安になるレベル」というレビューもありました。

カムイスキーリンクスのコースは、全体に幅広で広大です。「少々人がいても気にならないくらい広い」という感想が代表的でしょうか。整備状況も良く、「ほとんどのコースは完全に圧雪され、高速クルージングにもってこい」というコメントも多数。圧雪バーンを気持ちよく滑れます。

代表的なのが「ゴールド」と「白樺」の2コース。どちらも幅広の圧雪バーンです。「コース幅が十分にあり、斜度も手頃。滑り応えがあって楽しめる」というの代表的な感想です。「整備がきちんとしているし、人が少ないのでコースが荒れていない」「空いているのでゴンドラ・リフトとも待ち時間はほとんどないし、コースも縦横無尽に満喫できる」と絶賛の感想も。

カムイスキーリンクス

ただ、「ポールを立てて練習をしている選手が多い。練習コースに入ると怒られた」という経験談もありました。

基本的には中上級者向けの急斜面を含むコースが主体が多いですが、山麓部には緩斜面もあります。「初級者向けのリフトもきちんとあり、練習にはちょうどいい」という感想もありました。実際、学校団体は結構います。

オフピステを滑れるのもカムイスキーリンクスの特徴です。「未圧雪ツリーランコース」が設定されていて、スキー場エリア内で未圧雪のツリーランが楽しめます。パウダーのツリーランを楽しめるエリアは広く、パウダー好きにも親しまれています。

カムイスキーリンクスは、雪質も好評です。「内陸部なのでさらさらのパウダー。この雪質は北海道でも随一」というのが代表的な感想。「最高標高が751mと、高いとは言えないのに、この雪質は驚く」というレビューも。「圧雪斜面を滑るには最高に滑りやすい雪質。本州で下手な人でも、ここなら5割増しで上手に滑れる」という本州のスキーヤーの感想もありました。

「内陸部で気温が低いこと、北西斜面で太陽が当たりにくいことも、雪質がいい理由」と解説してくれる人もいます。いずれにしろ、雪質面での不満はまったくといっていいほど見当たりませんでした。ただし、「積雪量は多くはないので、積雪後のふかふかの雪を期待してはいけない」という感想もありました。

カムイスキーリンクス

カムイスキーリンクスには、ゴンドラ1本のほか、ペアリフトが5本あります。2014年度から順次掛け替えが行われており、新型リフトは好評。ただし、「こんな寒い場所なのに、フード付きリフトが一本もない」とのことで、架け替え後もペアリフトは吹きさらしです。氷点下10度以下になることも珍しくない土地なので、「防寒だけはしっかりと」というアドバイスもありました。

カムイスキーリンクスで評判がいいのは、リフト券の価格。これだけの規模なのに、1日券で3,000円程度。5時間券、3時間券といった短時間のリフト券もあり、低価格で楽しめます。「ゴンドラありで、この価格は驚く」というほどの安さで大好評。「リフト券の価格とゲレンデの設備、広さを考えたら、コストパフォーマンスがきわめて高いスキー場」と絶賛する感想も寄せられています。

ベースにはセンターハウスがあり、「古い建物だけれど、一通りの設備は揃っている」とのこと。畳の休憩室が一階にあり、更衣室も完備されています。

カムイスキーリンクス

センターハウスの2階がレストラン。このレストランは「メニューは少なくレトロ。味もスキー場と考えても今ひとつ。値段も安くはない」と、評価は伸び悩んでいます。カレーライス、ラーメン、カツ丼といった、標準的なゲレ食メニューが食べられます。

カムイスキーリンクスのゲレ食の名物は、むしろセンターとは別棟の「らぁめん食堂Nobu」でしょう。昔ながらの旭川ラーメンの伝統を受け継いでいるラーメンの評判は上々です。

「カムイに来たならNobuしかない!」というファンは多く、センターハウスで麺を食べるなら、「Nobu」にしたほうがいいでしょう。メニューは「醤油」「味噌」「塩」の3種類のみで、価格は「北海道のラーメン屋としては高いが、ゲレンデとしては普通。本州と比べれば安い」との感想がありました。

カムイスキーリンクス

山頂にもレストハウスがあり、軽食が提供されていますが、「クローズしているときのほうが多い」とのこと。本格的な食事はベースでしたほうがいいでしょう。ただ、山頂レストハウスは、休憩するにはいい場所です。

カムイスキーリンクスに、ゲレンデサイドのホテルはありません。直営などのリゾートホテルもありません。近くには民宿が数軒あるだけです。宿泊する場合は、旭川市内に泊まるのが基本。そのほうが、アフターや食事面でも楽しめるでしょう。旭川市内のホテルは多数あります。

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北海道スキーツアー

カムイスキーリンクスは、アクセスも容易です。旭川市内からクルマで20km30分、札幌からは道央自動車道深川インターで降りて15kmです。札幌市内からは85分とされています。旭川空港からは、だいたい1時間程度で着くことができます。

国道12号線から少し上がった位置にありますが、ベースの標高が150mと低いため、山道らしい山道はなく、運転は容易です。「札幌市内から札幌国際やキロロに行くくらいなら、カムイのほうがアクセスが簡単」という感想もあるほどです。

公共交通機関の場合は、旭川市内から路線バスがあり、40分ほどです。

カムイスキーリンクスのまとめ

ニセコ、ルスツ、富良野など、有名スキーリゾートがひしめく北海道において、カムイスキーリンクスの存在感は目立ちません。ツアーの設定が少ないので、本州の人は、名前すら知らないという人も多いでしょう。しかし、訪れてみると、規模、質ともに、これら一流スキー場にひけを取らない水準で、まさしく日本屈指の穴場スキー場と言えます。

リフト券の安さは驚くほどで、コスパの高さは特筆すべき水準です。旭川市がもう少しがんばってPRしたらいいのにな、とすら思います。ほとんど混雑らしい混雑もしないので、いつ来ても快適に滑ることができそうです。

カムイスキーリンクスは道北最大のスキー場として知られていますし、札幌市内からも意外と近く、日帰りも可能な立地です。本州からのツアーがほとんど設定されていませんが、札幌か旭川に宿を取り、訪れてみてはいかがでしょうか。

※口コミ、評判は、当サイト関係者の訪問した印象や、実際に滑った人からの感想を集めたものです。公平を心がけていますが、主観が混じっていますので、ご了承下さい。

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